Twilight of midnight

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しゃくでば! (短編)

しゃくでば! 教え諭す

俺の名前は永久波音。
のんびりと高校生活を送る男だ。
今日ものんびりと……。

「うわっ!?」

「ご、ごめんなさいっしゃく!」

なんだ美鶴か。
角で朝ぶつかるとかなんて王道だよ。

「ん?」

美鶴、何でいつもにまして顔が……?

「な、なぁ。
 美鶴、どうしてそんなに顔が赤いんだ?」

俺は地面に倒れた美鶴に話しかけた。
鋼鉄のように赤く固い美鶴は返事もしない。

「おい、なんで返事しないんだ?」

再度問う俺の後ろから声が聞えた。

「は、波音……。
 そっちは消火器しゃく……。
 ヴぉくはこっち……」

へ?
あわてて後ろを振り向く。

「うわっ、美鶴!?」

「なんでそんなにおどろくんしゃくか!?
 ヴぉくは元からこっちしゃくよ!」

……すまん。

「とりあえず学校行こうぜ。
 朝っぱらからこけるなんてついてない……」

制服を払ってゴミを落とした。

「そうじゃふね」(そうしゃくね)

「おい、何やってんだ」

「ふぁにっふぇ。            (何って。
 しょうふぁきをふはえてふんしゃくよ」  消火器を咥えてるんしゃくよ)

なぜに。
今まで以上に行動が謎過ぎるこいつ。

「一回いいから外せ、口。
 何を狙ってるんだ、今度は」

「ふは……。
 んむ、しゃく。
 実は昨日読んだマンガにしゃくね。
 パンを加えたきゃわいいおにゃのこが走ってて……」

「もういい、分かった。
 それはいいんだ、俺も分かるから。
 問題は何でおめーが消火器を咥えて走ってるんだってこと」

俺は消火器を足で蹴った。
中身入ってるのかこれ。

「いやーパンがなかったしゃくから……」

「パンの代わりに消火器がなると思うか?」

「もちろんのろんしゃ「ならねーよ」

なるかボケ。
頭に茸でも群生してるのか。

「もういい、学校行くぞ」

「りょふふぁいしゃ「咥えるのやめろ」

      ・
      ・
      ・

「というか、お前の狙いは何?
 一体何がしたくてそういうことしたの?」

学校の教室にて美鶴に再度聞く。
お前って言葉は使う主義じゃないけどもう美鶴だしどーでもいい。

「それは……そのしゃくね……」

もじもじして美鶴汁をだらだら。
あのね。

「もういい、分かった。
 おそらくこうだろ?
 運命のおにゃのこに会うために……ってことだろ?」

ふー……。

「ぶっぶーしゃく」

「何でやねん」

「そのおにゃのこに会ってあーんなことや
 こーんなことをするのが目的っていうことが抜けているじゃがぁ!!」

はのんぱーんち。
美鶴は顔に直撃を食らって仰向けに椅子から落ちた。

「そこは言わんでもいい。
 みんな分かってるから」

それで……なんだ。

「で、ぶつかったのがたまたま俺だったからよかったものの……。
 小学生とか小さい子だったらお前どうするつもりだったんだ?
 下手すりゃ泣かれるぞ」

俺は机の上においてあるペンを右手に持って美鶴に問いただした。
ここでこいつを修正しておかなきゃもっとやばいことするだろ。

「もちろんそのまま恋人としてじゃごぅ!」

「――続けるぞ」

美鶴の顎に突き刺したペンを抜いて続きを話す。

「お前はもう高校生なワケだ。
 何があったか知らんがマンガに影響を受けすぎるのはいいかげんにしとけ。
 ったく、そもそも俺の気持ちのいい朝を壊すなどと愚行だ」

「しゃくぅ……。
 愚行って何しゃく?」

辞書引け。
国語辞典を美鶴の前に突きつける。

「愚行……愚行。
 ――しゃくっ。
 しゃっしゃっしゃ……」

美鶴汁がまた分泌され始めた。
あーもう!

「チェストォ!!」

「しゃがあぁっ!!!」

案の定こいつサ行見てやがった。
この愚か者。

「今の行為が愚行って言うんだよ。
 分かったか」

「しゃく……」

美鶴は俺がチョップしたことにより凹んだシルクハットをいじる。
ったく……。

      ・
      ・
      ・

その次の日の朝。

「なんで、僕が?」

「いいから、一緒に行こうぜ。
 メイナも」

俺は二人をさそって朝学校に行くことにした。
美鶴は昨日の俺のお説教で多少なり懲りただろう。
そして例の角を曲がった。

「っと、ごめんなさいしゃぐシエラぁあぁあ!?!?」

消火器が地面に落ちて音をたてた。
美鶴はすごい勢いでシエラにぶつかったかと思うとがたがたと震えだす。

「ほう……?
 一体誰かと思えば……。
 美鶴じゃないか……。
 死にたいんだよね?」

「しゃ………」





しゃぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!





               つづくかもぉ
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~ Comment ~


矢端兄さんへ

中がいいといいますか……。
この二人が絡まないとお話がすすまないという……。

波音は仕方なしにからんでやっている感じでお願いします。
#2199[2011/12/11 14:07]  るる(レルバルの略称)  URL 

波音くん、えらいなあ。
美鶴くんをホントになんとかしようと思ってるんだね。
彼が本当に好きなんだね。
仲がいいんだなあ。
#2191[2011/12/09 19:56]  矢端想  URL  [Edit]














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