Twilight of midnight

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しゃくでば! (短編)

しゃくでば! 普通の日

さて。
俺は永久波音だ。
どうせ俺はあれだろ?
今から美鶴に絡まれるんだろ?
今何やってるかって簡単な話で
部屋の中で本をぐでーと読んでるだけだ。
あいつ、顎はどこにいても来るからなぁ。
オチには欠かさない存在だし。
のんびりと俺がこうやって部屋にいるとしよう。
そうしたところであいつは来るに決まってるんだ。
どうがんばったってアイツは来る。
今までのパターンからすれば俺が自ら会いに行っていたもんだ。
なぜか炎天下の下ジュース買いに行ってみたり。
あいつと会うきっかけは外に出るもしくは何かをしているときだと。
最近気がついたんだよね。
なら単純に俺が何もしなかったら良いんだよ。
今本読んでるけどこれも辞める。
はい、いま床に置いたぞ。
背中がゴリゴリするなぁ。
ブロックか何かが挟まっているんだろ。
ちなみに読んでいた本は『うっちゃりちゃんのびっくりうっちゃり大冒険』だ。
どんな内容かってこうやって説明するだけで
アイツがあらわれそうだからしない。
学校に行くべきだとか言う輩がいるかもしれないが
今学校は夏休みだ。
夏休みといえば家で冷えたクーラーの下で
ゲームしたり本読んだり、宿題をするに限るんだ。
おれが今それをしない理由はただ一つで
さっきから何回も言っている通り美鶴が来ないようにしているんだ。
アイツがくるだけでオチが付くだのどーのこーのという理由らしいが
そんなの知ったこっちゃない。
存分に作者を困らせるつもりだ。
話がループした気がするが今更どうでもいい。
時に、最近俺は思うことがあってな。
もしかして俺がいるこの世界って異常なんじゃないかって。
いや異常って言っても色々あるぞ。
例えば超空要塞戦艦とか最終兵器とか。
個人的に言わせてもらえば美鶴だわな。
あんな人物が存在する事自体がこの世界が異常だってことを
俺に教えてくれているようなものだよな。
総人口が四十億人ちょっとの世界があって
総人口が九千万人のこの日本で
総人口が五万人たらずのこの市で
俺だけがこうやって理不尽に被害(特に美鶴)を
受けてるってことも異常だって。
だってだって、おかしいもん。
何で四十億分の一の確率で俺が美鶴に突っ込みを入れる立ち居地なわけ?
別に俺じゃなくてもいいじゃん?
仁だって、シエラだっているじゃん?
その中でなんで俺だけがこんな立ち居地にいるわけ?
誰かの策略だとしか俺は思えないね。
また話は変わるんだけど最近お腹壊しました。
やっぱり冷たいものの食べすぎは駄目だね。
ぐっとお腹に来るね。

「………………」

美鶴遅いな。
いつもならこの辺で

「よっしゃく!」

とか言いながら現れるはずなんだが。
部屋の中を浮いている埃を目で追った。
まぁもうしばらく待ってみるか。

「……………」

来ないな。

「波音ー、ご飯できたよ!」

メイナがドアを開けて入ってきた。

「な、何やってたの?」

「何もやってない」

「あれ?
 顎は来てないわけ?」

「まだ来てない」

「そっかー。
 ま、とりあえずご飯できたから。
 早く来てよね」

「うーい」

ドアが閉まり、メイナが部屋から姿を消した。

「さて」

よいしょっと立ち上がった。
長時間同じ姿勢だった体がみしみしきしんだ。
ドアを開けて食卓に座る。
チャーハンが湯気を立ててスプーンと一緒に添えられていた。
うん、おいしそう。

「あれ、波音。
 美鶴いない?」

シエラがはて?と首をかしげた。

「うん、今日は見てない。
 てか別にアイツいなくてもいいじゃん?
 どうしたんだよ、メイナもおんなじこと聞いて」

二人は顔を見合わせた。

「いやだって……」

「ねぇ……」

変な奴らだな。

「いただきまーす。
 ――んだよ、辛気臭い顔して。
 ほら、飯食うぞ、飯。
 朝から何にも食ってねェから腹減った」

しばらくもくもくと誰もしゃべらずに
チャーハンを口にかきこむ作業だけが繰り返された。
シエラがコップを手に取り水を入れる。

「……波音?」

「ん?」

俺は丁度スプーンで皿にへばりついたおこげを削っていた。
一番おいしいところなのだ。

「なんだよ?」

シエラは水を少し飲むと片手にコップを持ったまま
穴が開くぐらい俺を見つめてきた。

「本当に美鶴いなかったの?」

「いなかったし、来てもないぜ?」

「ど、どういうこと……」

またまた二人は顔を見合わせた。

「なんだよ、はっきり言えよ」

「いや……あのね」

メイナが辺りを見渡し、美鶴がいないのを確認してから
俺にこっちに耳貸せというようなジェスチャーをした。

「……っだよ……」

スプーンを机の上において耳をメイナの耳元に持っていく。

「さっき美鶴が波音の部屋に入っていったところを
 私もシエラも目撃してるの………」

「は!?」

嘘だろ、だって誰も俺の部屋には入ってきてないんだぞ?
そんなばかげた話をされても……。

「おいおい、冗談はやめてくれよ。
 俺はバターを塗りすぎたパンと怖い話は大ッ嫌いなんだ」

「それに……」

メイナが声量を落とし

「美鶴は間違いなくここにいる」

シエラがそれを引き継いだ。
もうわけわからん。

「おいおい、お前らどうしたんだよ?
 暑さで頭がおかしくなったのか?」

最終兵器だろうが、お前らは。

「そもそも美鶴なんていない。
 ここに来てすらいねーんだよ。
 お前ら兵器だろ?
 なんでクズに怯えてんだよ」

あほらしい。
メイナから遠ざかってまたチャーハンを口に入れた。

「ならさ、波音。
 言うけどさ」

シエラが意を喫したのか真剣な面持ちで俺をにらんだ。
んだよもう。

「しつこいなぁ。
 お前らだからさっきから……」

「その頭の上のシルクハットは何?」

俺は頭の上に手を伸ばした。
確かにシルクハットはそこに存在していた。

「へ……?」

俺はいつこんなものを頭に載せた?
いつ?
When?

「うぅ、波音……。
 よーやく気がついてくれたしゃくかぁ……」

「げぇー!?」

俺は椅子から飛びのいた。
ぺろぺろに薄っぺらくプレスされた美鶴がそこにいた。

「おまっ、何で!?」

「波音のお部屋で寝転がっていたら波音がやって来て
 ヴぉくの上に寝転がったんしゃくよぉ……」

なんか背中がごりごりするって……だからか。

「波音、気がつかなかったの?」


「いいか、シエラ。
 俺はこいつの存在をさっきまで否定してたんだ。
 それに第一だ」

俺は美鶴を指差した。

「こんなにうすっぺらかったら普通気がつかねーだろ!?」

「「確かに」」

二人は俺に心底同情するような目をした。





               意味不明すぎてつづかない~
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~ Comment ~


矢端兄さんへ

福井w
しーっ!
兄さん静かにっ!
#1754[2011/08/10 02:22]  ねみ  URL 

蓮兄さんへ

なるほど。
そういうことだったのか。
マリオすげぇ。
#1753[2011/08/10 02:22]  ねみ  URL 

そのちへ

HAHAHAHA!
なんで外人はああセンスがいいんだろうなw
#1752[2011/08/10 02:21]  ねみ  URL 

かいとへ

お、面白かった?
ありがとう。
そういってくれるだけでがんばれるわ。
#1751[2011/08/10 02:21]  ねみ  URL 

ポールさんへ

そ、そうですか?

良い言葉・・・なのかなぁ?
#1750[2011/08/10 02:20]  ねみ  URL 

理屈から言えば、ペシャンコにつぶれたらものすごい面積になるはずなんですけどね。本当なら顎くんは家を梱包できる風呂敷ぐらいの大きさになっているはずw

世界人口40億とか古代帝国の最終兵器とか大層なこと言ってても、彼らがドタバタやってる舞台が実は福○市内というローカルさがなんだか可笑しいww
#1745[2011/08/06 11:45]  矢端想  URL  [Edit]

うすっぺらい人間!!・・・・がいると不思議ですね。
マンガなどではよくありますけどね。
某マリオでもつぶれずにペシャンコになったり小さくなったりしますよね。あれはひょっとして死なないための緊急措置魔法だったり!!
#1743[2011/08/06 06:32]  LandM(才条 蓮)  URL  [Edit]

バターを塗りすぎたパンwwwwwwwwwwwww外人かwwwwwwwwww
#1741[2011/08/05 22:27]  そのちー  URL 

無言で波音に潰されてゴリゴリされる美鶴……
何にも声を挙げずにゴリゴリされる美鶴………

怖っ!!

というか美鶴の構造どうなってんだ!?
人の体重でペラペラになったぞ!

しかし背中ゴリゴリするのに何故波音は気づかなかったのか
体温とかで気づかなかったのか……
深いな…

今回は異常に面白かった
#1740[2011/08/05 22:13]  魁斗  URL 

意味不明。

いい言葉だ(おい)
#1738[2011/08/05 17:15]  ポール・ブリッツ  URL  [Edit]














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