Twilight of midnight

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しゃくでば! (短編)

しゃくでば ~こちら虫歯建設株式会社~ ①

「しゃくぅぅ……。
 しゃくぅぅぅぅ……」

金曜日の朝。
いきなり美鶴が苦しみながら学校に現れた。

「ど、どうしたんだよ……?
 って顔腫れすぎ!」

美鶴の顔は五倍ほどに腫れていたのである。
びっくりだ。

「虫歯になっちゃったしゃくぅ……」

「俺に任せるでっぱ!」

美鶴のピンチにこのこの人あり。
出刃先輩さっそう登場。

「いいか、美鶴。
 虫歯は虫歯菌によっておこるでっぱ」

「しゃくしゃく」(ふむふむ)

「虫歯菌も生き物でっぱ」

「しゃく……?
 それが何の関係があるんしゃく?」

「もっとお菓子を食べて虫歯菌を腹いっぱいにして殺せばいいでっぱ!」

「な、なるほどしゃくぅ!!」

「そうと決まれば早速実行でっぱ!」

「出刃先輩格好いいしゃく!
 流石しゃく!!」

「でっぱぱぱぱぱ」(不憫すぎる笑い声)

――美鶴は大声で笑い続けていた。
そうこれからの悪夢を知らずに。

      ・
      ・
      ・

「そんなわけで早速買ってきたでっぱ!」

出刃先輩が購買から戻ってきた。
手の袋には大量のチョコやガムが入っているらしい。
甘。

「では早速試してみるでっぱ!」

「分かったしゃくよぉ!!
 いただきまーすしゃくっ!!」

美鶴がチョコにかじりついた。

「くっちゃくっちゃぺろぺろ」

もっと静かに食え。
あんぽん。
俺はぼけっと仁の近くに行った。
仁もこの様子を見ていたらしく

「なぁ、波音。
 どうおもう?」

「……アホだと」

「だよなぁ」

お互いがうなづいたときだった。
教室に悲鳴が上がった。

「しゃぁああああああああああ!!!!」

美鶴が頬を押さえて転げまわっていた。
うぉう。
頬が物凄い勢いで膨らんでいく。
どんどんと。
空気をぶちこまれている風船みたいに。
どんどん膨らんでいく。

「じゃあぁああああ!!」

悲鳴にならない悲鳴が四方八方に飛び交う。
いとうるさし。

「えいっ」

シエラが横から出てきたと思うと美鶴を横からぶん殴った。
壁にめり込む美鶴に更に追い討ちをかける。
しばらくぼこぼこにしたあと
腰に手を当て

「うるさい」

と一言。
いやお前ひどすぎるだろ!
どんだけだよ!
その痛みに反比例するがごとく美鶴の頬が
パンチにより更に腫れあがる!
やがては教室の半分が美鶴の顔で埋まってしまった。

「おい授業はじめうぉっ!?
 な、なんじゃこらぁああ!!」

桐梨もびっくりである。

      ・
      ・
      ・

「どーすればいいんしゃくぅ……」

半分ほどに大きさは戻ったものの
まだ人の百倍デカイ頭を美鶴は抱えた。

「歯医者行けよ」

俺はその頬を押しながら聞いた。

「いやしゃくっ!!!」

「なんで?」

「嫌な物はいやなんしゃくっ!!」

シエラの問いに唾を撒き散らしながら美鶴は反駁した。

「行け」

「いやしゃくっ!」

「行けって」

「いやいやしゃくっ!!」

「……チッ」

「ずぇーったいに行かないしゃくっ!!
 ―――本当にどうすればいいんしゃくかぁ?」

美鶴の戸惑った色の目から涙が。
素直に行けばいいのにな。

「そうだ、行ったらチョコレート買ってやるよ」

「いやしゃくっ!!!!!!!」

駄目か。
もうこうなったら意地でも歯医者に連れて行ってやる。

      ・
      ・
      ・

とは言ったものの……。
帰り道をのんびりと夕日を眺めつつ帰る。
川のせせらぎも聞えてきてトンボが空を飛ぶ。
もう秋かぁ。

「なぁ、どうすればいいと思う?」

「何が?」

何がって……。

「美鶴だよ」

「あぁ、ほっとけば?」

シエラは本当にどうでもいいといった顔で
トンボを目で追った。

「俺もそうしたいんだけど……」

家についた。
ドアを開ける。

「助けてくれしゃぁぁくぅ……」

な?

      ・
      ・
      ・

「歯医者は嫌なんだな?」

「絶対にいやしゃく」

じゃあどうしろってんだよマジで。
美鶴が引っかかりそうなものって何?
いや考えるまでもなかった。
あれだ。
エロだ、エロ。
美人が多い歯医者なんてないかな。

「まかせるでっぱ!」

「うぉっ!?」

出刃先輩までなんで俺の家に!?
というかいま心読まれたー!

「俺の情報網をなめるんじゃないでっぱ!」

出刃先輩はポケットから地図をひっぱりだすと
三丁目の角を指差した

「ココでっぱ!」

「本当しゃく!?
 そこに美人がいるんしゃくねぇ!?」

美鶴に俺がそう伝えると一気に目の輝きが増した。
そのまま駆け足でお金を握って美鶴は俺の家を飛び出す。
走る、走る。
あっという間に三丁目の角についた。

『ヒッチハイク 歯医者』

「ヴぉくの夢のパラダイスしゃくぅっ!!」

美鶴がドアを開けて中に飛び込んだ。

「あーらいらっしゃい♪」

「あぁらかわいい坊や♪」

お姉さま!
と思うだろう。
だが美鶴の表情は青ざめていた。

「しゃ……」

「私達の治療♪
 お・た・の・し・み・あ・れっ☆」

そこはオカマしかいなかったからだ。
しかもニューハーフ。
ヒゲ生えてて筋肉もりもり。

「はーい口空けてェ♪」





しゃあああああああああああああ!!!





               つづくかもぉ~


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~ Comment ~


才条 蓮さんへ

ですよね。
僕もないです。

ゼロです。
#1560[2011/06/26 00:23]  ねみ  URL 

吟さんへ

行きなさいww
#1559[2011/06/26 00:22]  ねみ  URL 

ポールさんへ

虫歯は嫌ですねェ。
僕はあまりなったことがないのでわかりませんが。

あ、アウトポイントってそれなんだ。
なるほど・・・。
#1558[2011/06/26 00:22]  ねみ  URL 

虫歯はこの方小学生に一回あっただけで、あとは全くないですね・・・。今も半年に一回定期的に行ってますけど、ないですね。ってさらって言われますね。
#1554[2011/06/21 07:52]  LandM(才条 蓮)  URL  [Edit]

歯医者は嫌です断固!ww
美鶴派ですw歯医者に関して
#1553[2011/06/21 07:02]  吟牙  URL 

そういや前に、石ノ森章太郎先生のギャグマンガで、

「虫歯はどうして起こるんだろう? 歯を虫にかじられるんだ」

「だったらかじられる前に虫歯の虫をかみ殺せばいい」

というギャグを読んだことがあったなあ……。


ちなみにアウトポイントは、「ランキングのページのほうからクリックして自ブログにアクセスする」ことによって稼げます。
だからアウトポイントが大きいと、それだけ、「ランキングを見てアクセスしてくれた読者」が多い、ということですな。

がんばりましょう、お互い……。
#1543[2011/06/17 20:15]  ポール・ブリッツ  URL  [Edit]














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