Twilight of midnight

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怪盗な季節☆ (長編)

怪盗な季節☆ 第二話

「おいこら」

いきなり物騒に呼びかけられて正直びびる。
後ろを振り向くとうざそうな顔をした先輩が紙パック片手にこっちをにらみつけていた。

「なんすか?先輩?」
俺は眠い頭を振りながら答えた。

「お前、最近うざいんだよ」

案の定だ。
俺は好きでだらけてるんだ。
それを先輩達が目ざとく見つけて絡んでくる。
正直こっちからしたらお前らのほうがうざい。
いちいちそんな絡まなくても…

「そんなわけで、覚悟しろ!」

どんなわけだよ。
先輩はポケットから金属の手袋みたいなものを取り出した。
そして、俺に殴りかかってきた。
俺はそれをきれいによけて…


「起きろ、永久!」

「は、はいぃぃぃ!!」

俺は驚いて思わず椅子から飛び跳ねた。
おおきな音がして椅子が倒れる。
くすくす、と女子が笑っている声が聞こえる。
急なことで恥ずかしさよりも混乱で頭がくらくらする。何が起こったんだ!?

「おい、波音!痕ついてるぞ!!」

そういって仁が自分のほっぺたを指差した。
その姿が面白かったので思わず笑ってしまう。
反則だろ、その顔は。
ははは…と笑っていると、急に背中にドスと鈍い痛みが走る。

「わしの授業で寝るとはいい度胸だな?あぁ?永久?」

「はは…は…」

社会の教科書片手にギロンとこっちを睨み付けてくる、30代のおっさん…
われらが生徒指導部長の桐梨(きりなし)先生だ。

「今の話、聞いてたんか?」

寝てたんだから聞いてるわけがない。
なのに、わざと聞いてくる桐梨の奴。

「いえ、聞いていませんでした」

正直にハキハキ答えた。

「なら、廊下ではんせいしてこいやぁぁぁ!」

と一喝されたあと、俺は廊下で正座させられることになった。
正直に答えたのに…




休み時間になった。
真っ先に俺のところに来る奴。
冬蝉。したの名前は梶(かじ)。
警視庁の息子だ。

「大丈夫か?波音?」

心配そうに来てくれるのが俺が俺が兄貴と慕う柊彗人(ひいらぎすいと)。
前回説明を省いてしまった兄貴分とはこのかただ。
なんか、将来刑事になりたいらしく冬蝉の家によく手伝いにいっているらしい。

「ぷぷぷ…だっせぇな、波音…」

遼、お前うざいぞ、最近。

「いやみたっぷりだなお前」

「ぷぷぷ…だってお前の寝起きの反応といったら…ぷぷぷ…」

好きで寝たんじゃない、笑うな。
まぁ、こいつはこんな奴です。
昔から知ってます。

「遼、その辺にしといてやんな」

あぁ、今は詩乃が神様に見えます。

「あれ?そういえば、仁は…?」

俺が周りを見渡しても仁の姿が見えない。

「「「「「そこ」」」」」」

五人同時に俺の後ろを指さす。
俺が振り向いた瞬間…けつに異物が刺さる。

「へい、カンチョウだぜ!!」

見りゃわかる。
仁を張り倒したいとおもった瞬間だった。



「そういえば知ってるか?」

昼食の時間、遼から珍しく話題が飛んできた。

「いま、この時代の前にめっちゃくちゃ栄えた帝国があったんだってよ」

玉子焼きを頬張りながら耳を傾ける。

「んで、今の技術のほとんどは発掘した遺跡の図面からやっとこさわかるところだけを作ってできた機
 械が多いんだってさ。
 その帝国の名前は、ベルカ。かつてこの地球を全土支配していたらしいぜ」

「バカッ!」

詩乃が遼の口をふさぐ。
先生にでも聞かれたら大変なことになるからだ。
この世界ではベルカ帝国のことを話したり研究したりするのは
重大な犯罪となってしまう。
その辺、きちんと理解しておいてもらいたい。





ちなみに
おなかがいっぱいになった、その日の午後の授業は
綺麗真っ白に記憶に残らずすべては夢の中だったというのは言うまでもない。




「なぁ、波音」

帰り道、仁が俺に話しかけてきた。

「遼が言ってたこと、本当らしいぜ。
 なんでも、この付近でその帝国の遺跡が見つかったんだってよ。
 親父が言う限りにはかなり頑丈な電子ロックで見たこともない金属で囲まれている倉庫が出てきたらしい」

そこで、仁は話をきって大きく息をすった。
言い忘れていたが仁の親父は考古学者だ。
なんか、仁の家に行くたびに忙しそうにパソコンと向き合っていた。
ひとりでぶつぶつと「アンペリア」とか「ターシエー」とかつぶやいてる姿は正直夢に出てくるぐらい恐ろしかった。パソコンで発掘の状況なんかを確認しつつ現地にいったりして掘り出し物を見つけて学会に発表してるんだとさ。
複雑だなことをしているな。


「…おい、聴いてるのか?波音!!」

不意に仁に声をかけられ、俺の過去の思い出ははじけ飛ぶ。
あぁ、さらば我が忌まわしき思い出…

「すまん、きいてなかった。もう一回頼む」

ふくれっつらの仁にもう一度とお願いする。

「しかたねぇな、もう一回言うぞ?」

俺は、全身全霊で聞くことにした。

「要点をまとめるとだな…
 今日、発掘場に忍び込んで倉庫の中にあるものいただこうZE☆」

俺は全身でその言葉を受け止めた。
そして、突っ込みどころのない言葉にしばし沈黙した。

「いいけど、いやな予感が…」

「あくまでも予感は予感だ」

「そりゃそうだけど…」

「いこうぜ!面白いの見つかるかも知れないだろ?」

「でも…電子ロックあるんだろ?
 それに法律上では禁止されているはずじゃ…」

素直に疑問を口にする。
そういったとき、仁がおいおい…と頭を振る。

「誰か忘れてないか?
 それにお前はもう法律やぶりまくってるだろうが」

「お前だろ?でも超古代文明の技術に勝てるのか?」

そう、俺が言った。
勝てるのか、仁?
仁は逆に目をらんらんと輝かせて言った。

「俺の腕試しのためだ。頼む」

親友にここまで頼まれたなら仕方ない。
俺はしぶしぶ承知するのだった。

だが、俺達はまだ知らなかった。

まさか、倉庫に眠っていたものがあんなに恐ろしいものだったなんて…





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~ Comment ~


ゆういちさんへ

いや、メカかどうかは・・・。
メカ・・・・うん。
メカですね!

五周年ありがとうございます。
これからもどうかお願いします。
#1735[2011/08/05 15:44]  ねみ  URL 

こんばんはー

 5周年おめでとうございます!
 これからも文章頑張ってくださいねv-290

 倉庫に眠ってる物はもしやメ……引き続き読ませていただきます~
#1716[2011/08/04 19:40]  ゆういち  URL 

ねみさん、こんばんは(*´∀`*)ノ
また来ちゃいました~。

何か起こりそうな予感‥‥ワクワク
いろんなキャラが出ていて、それも楽しそうです。
というか、もう超古代文明っていう響きがもう、私的にヒットですwww
「スプリガン」(漫画)とか大好きなのですよ(ノ´∀`*)

長編ということで、ゆっくり読み進めさせていただきますね♪
また来ます~。
#1665[2011/07/28 23:03]  土屋マル  URL 

椎名ゆんさんへ

ありがとうございます。
まさか読んでいただけるとは。
こ、光栄です!
こーえーです!

怪盗とか言ってますが全然後半怪盗してません(爆)
なんでこんなタイトルつけたのかホント。
自分でも謎です。
タイトル変えたいw
#1398[2011/04/15 23:42]  ねみ  URL 

どうもです!

こんばんは!こちらでは初めまして、椎名ゆんです。
先日から当ブログに何度も足をお運びくださり、
ありがとうございます!
遊びに来させていただいちゃいました~(^^*)
怪盗な季節☆、ここまで読ませていただきました~。
怪盗という響きに弱いもので…。個性的なキャラたちも
そろっていて、とても楽しげなお話ですね~。

ではでは、今日はこの辺りで失礼します。
それではまた!
#1391[2011/04/14 23:24]  椎名ゆん  URL  [Edit]

こんばんは!

相互リンクのお申し出、ありがとうございました♪

こちらもさっそく貼らせていただいちゃいました!

まずはここまで拝読させていただきました。
何せスローペースなものでスミマセン(*_ _)人ゴメンナサイ
とてもテンポのある文章ですね、読みやすいです。

またお邪魔するかと思いますが、あらためて宜しくお願い致しますm(__)m
#75[2009/08/30 22:59]  鷹の爪痕  URL 














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