Twilight of midnight

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超空陽天楼 (長編)

新・小説 予告編  (ぜひどうぞ)

――第零期一九四〇年。

空はすべてを見つめていた。





【くそっ、なんだってんだ!?
 状況がつかめない!
 誰か……生き残っているやつはいないのか!?】

【……こ……ら連合…………!
 帝国は……だと……!?】

【敵レー……なぜ………ってん!?】

【死神……デデス……だ!!!
 ってん――――】

【おい、聞こえねェ!
 もっとはっきり言ってくれ!!】

【――っ!
 逃げ……退……っなんだ……!?
 死にたな――いっ……ざい!!】

【おい!
 反応しろ!!
 おい!!!】

【艦橋……破!!
 ――砲塔融解……三番機関――!!】

【聞えてないのか!?
 応答してくれ!!
 頼む!!】

【逃げ……!!
 メガ……ス………!
 それ……いや……!?
 《ネメシエル》…………!?】

【な、なんだって!?
 おい!!】

【……………………!!】





世界の隅っこ、いわゆる極東にあった国家。



『ベルカ帝国』



地図のこぴ


赤 ベルカ帝国領
緑 ウルド帝国領

同じく島国のウルド帝国の近く。
約二十キロのところに浮いている島国だ。

(合併前)

人口約八千七百万人。
帝都レルバル。

(合併後)

人口約一億千七百万人。
帝都レルバル。


少し前にあった三度目の世界大戦によってベルカ帝国は瀕死に追い込まれていた。
超大国ヒクセス共和国とシグナエ連邦同士の主な戦場になってしまったのだ。
本島などベルカ帝国の土地の三分の二は壊滅。
最盛期の三分の一程度の国力で約八千万もの人口を支えることは出来なかった。
国民は貧困に喘ぎ、貿易は麻痺状態。
政府は何度も打開策を打ち出すが全て効果はなかった。

ウルド帝国もこのとき戦争によって重大な被害を受けており
戦争に勝ったは良いもののほとんど領土を奪い取れなかったことに国民が不満を抱えていた。
シグナエ連邦軍の爆撃により帝都のジグールは壊滅し、実質無政府状態。
両国とも滅びかけていた。

どちらから切り出したのかは分からない。

ただ第零期一九四二年。

ベルカ帝国に編入される形でベルカ帝国とウルド帝国は合併した。
技術立国と言われていたベルカ帝国とウルド帝国がくっついたのだ。
科学分野は著しく進歩した。
それから三年後、ベルカ帝国はある技術を開発した。
長年かけ、開発、研究を重ね続けてきたものだった。
まさに国の科学の結晶と言われてもいいもの。

『超光化学』

そう呼ばれる技術は莫大なエネルギーを
半永久的に生み出すことが出来るというまさに夢の機関だった。
次第にベルカ帝国の景気は上に向きはじめた。
新技術のニュースは全世界を駆け巡った。
この時世界は資源不足に悩まされていたのだ。
枯渇まで秒読みに入っていた。
当然ベルカの技術は世界中からもてはやされた。
輸出解禁を全世界が待っていた。
ベルカは世界へとグレードダウンした『超光化学』を輸出した。
資源不足は解決したかに見えた。
だが本当の『超光化学』を手に入れたい世界各国はベルカ帝国に
何度も何度も共同開発の打診をした。
だがそのたび、ベルカ帝国は断り続けた。
技術を盗まれると分かりきっていたからだ。

第零期一九四五年四月一二日。

ベルカ超光化学研究開発省で一人の男がスパイ容疑で捕まった。
世界第一の国力を持つヒクセス共和国が送り込んだものだった。
当然ベルカ帝国はヒクセス共和国に対し謝罪を要求。
しかしヒクセス共和国はこれを拒否。
逆に

「この世界にその技術を開放しないことがおかしい」

と難癖をつけ始めたのだ。
ヒクセス共和国はグレードダウンした『超光化学』を
何とかして出力を上げようと悪戦苦闘していたのだ。
しかし先日、その研究所が爆発、消滅した。
『超光化学』は理解不可に近い、ベルカ帝国オリジナルの原理からできていたのでどの国も研究は進まなかった。
研究が再びゼロからになってしまったヒクセス共和国は
手っ取り早くベルカ帝国から技術を盗み取ることにしたのだった。
ヒクセス共和国同様、他国でも同じような研究は行われていたが
どれも失敗に失敗を重ねる大失敗ばかり。
どれもこれもベルカ帝国の生み出した『超光化学』と同じ出力の機関を生み出すことは出来なかった。





そして第ゼロ期一九四五年五月六日。
ベルカ帝国に対し世界は宣戦布告なしで攻め込んできた。
たいした準備をしていなかったため一日にしてベルカの首都は陥落。
各基地同士が孤立することとなった。
指揮系統は当然ボロボロ。
各基地が自ら行動を起こすしかなかった。



後に言う『ベルカ帝国戦争』のはじまりだった。





「コグレに《ネメシエル》が?」

「ああ。
 たまたま近くで演習をしていたらしい。
 そのとき首都が落とされたから最寄のここ、コグレに
 寄航するそうだ」

『敵空襲警報!
 空襲警報!
 第一種戦闘配備急げ!!』

「ちっ、もう敵が嗅ぎ付けてきやがったっ!!」

『こちらベルカ超空制圧第一艦隊旗艦《ネメシエル》です。
 これよりコグレ基地防衛に入ります』

「助けてくれるのか……?」

「おそらくコグレが落とされたら《ネメシエル》程の超大型艦艇が
 入ることの出来るドッグが一つも残っていないんだろう。
 つまり、嫌でも《ネメシエル》はここを守らなけりゃならないってことだ」

「《ネメシエル》ね……。
 さっそくだけどその力見せてもらおうか……?」





~超空陽天楼~







28:45秒から






『はじめまして、蒼副長。
 私の名前は《ネメシエル》。
 私はベルカ帝国最大、最強の戦艦として作られた。
 貴殿と共に戦えることを光栄に思う』

「こちらこそよろしく、《ネメシエル》。
 ……とはいってもテストの時ずっとあなたといましたけどね」

『もっともだ。
 まぁ、《ネメシエル》として貴殿と会うのははじめてだからな。
 はじめてましてでいいではないか』

「……そうですね。
 さて、行きましょうか、《ネメシエル》?」

『了解、蒼副長。
 対艦及び対空戦闘準備』





【おい、なんだよあの戦艦……?
 みたことないぞ?】

【俺もだ。
 しかしなんてでかさだよ……。
 俺達の艦も相当でかいはずなんだがそれすらかすんでるように思えてくるぜ……】

【敵軍、ベルカの兵器に間違いはないだろう。
 おそらく《超極兵器級》……。
 データバンク上では敵の超兵器は
 《ルフトハナムリエル》と《ヴォルニーエル》。
 それと《メガデデス型》しかないはず……。
 今回は今までのどのヤツよりも大きい……】

【どうせ俺達の前に手も足も出ないまま落ちるだけだ。
 電拡防壁展開!
 コレより交戦するぞ!】





「副砲用意。
 敵が祖国に攻め入る前にここで全て叩き落します」

『蒼中将、張り切ってるッすね!』

『おい!
 五月蝿いぞ《アルズス》!』

『兄ちゃんはいっつもお堅いねぇ。
 俺はもうまいっちゃうわ、そんなんだったら』

『……うるさいのは確か。
 黙れ』

『うっ、フェンリア大佐まで……』

『それに今回俺達があの基地を守れなかったら
 もう俺達ほどの艦が止まれる港は残っていないんだぞ?』

『わかーってるって。
 何度もおんなじこと言わなくても』

「…………はぁ」





『お疲れ様、《ネメシエル》。
 着水を許可する』

「ふぅ……。
 なんとかなりましたね……。
 《アルズス》?
 静かですけどどうかしたんですか?」

『《アルズス》はびびっておしっこでも漏らしちまったんだろ?
 核としてはじめて戦ったもんなぁ」





『敵空襲警報!
 総員第一種戦闘配備!』

「またですか!?
 いったいどれだけ来るんでしょうか……」

「まぁ、考えたところで無駄だよな。
 フェンリア大佐、先行ってますよ」

「うむ」






「《ネメシエル》目標①~⑧までをロック。
 弾道レーザーを合図と共に発射してください」

『了解』

『そもそも俺達は爆撃艦なのであってっ!
 対空戦闘が得意なわけじゃないんだぞこらっ!』

『だから、《アルズス》うるさい』





「この戦いの勝利により、我が軍はようやく首都攻略への道筋がたったわけだ。
 『超空制圧艦隊』出撃準備願います。
 今日はこのコグレの司令、マックスさまの誕生日だ。
 しっかりと勝利を持ってきてくれ」

「……えっ」

「蒼さん、えってなんですか、えって……」

「……冗談です。
 分かりました、それが誕生日プレゼントとします」

「それと、聞いてくれ。
 先日、衝撃の事態が発覚した。
 敵の首脳陣――つまり世界中の首脳が全員行方不明になったらしい」

「ぜ、全世界のですか?
 何百人っていると思うのですが……」

「その何百人が消えたんだ」





「わ、私だって……好きであの戦艦に乗っているわけじゃ……」

「でも実際は乗っている。
 そこにしか居場所がないからだろ?」

「…………」

「やれやれ、部品ちゃんは考えが浅はかだね。
 戦争は奇麗事ばかりじゃな成り立たないんだよ?」

「……………分かってます、ドクター・ブラド」





「《アルズス》!」

『蒼中将どうかしたんすか?』

「後ろ!」

『大丈夫っすよ。
 イージスは展開されてるし……』





「敵も《超極兵器級》を?
 バカな……」

「しかし、司令。
 信頼できる筋からの情報です」

「ならまずいことになった!
 早く第一艦隊を戻すんだ!!
 《ルフトハナムリエル》型戦艦のレーザーを無力化できるほど強いイージスを
 持っているのは《ネメシエル》だけだぞ!?」




「どうして戦争なんてあるんでしょう?」

「……兵器である私達が考える必要はない。
 戦争がなければ私達は自分達の居場所すら見つけることが出来ない」

「フェンリアさん……」





『蒼中将。
 俺は思うんです。
 世界が一つになれば戦争なんてはじめっから起らないんじゃないか……って』

『また夢のようなことを……。
 《アルズス》おまえ大丈夫か?』





「そんなっ……、帝国は……っ!
 祖国……なんですよ?
 それなのに……」

『……蒼副長。
 敵艦の撃墜指令だ。』

「……出来ません……」

『やるしかないんだ。
 ここでためらうのか?』

「……くっ………!」






『右翼損傷面積七四パーセント突破。
 補助エンジン出力低下』

「うぐっ……い、痛い……」

『蒼副長、戦え。
 戦うしかないんだ』

「でも……味方だったんですよ……?
 それを一日で、て……敵として認識できるわけ……ないっ……」





【敵超兵器沈黙】

【さすが元ベルカの超兵器なだけあるな。
 やっぱりこちら側に寝返ってもらって正解だったようだ】





「イージス展開!
 前方艦隊を”敵”と認識します」

『了解だ』

「全五一センチ砲と自動追尾装置をリンク。
 全エネルギー開放、安全装置解除。
 光波共震砲発射準備よろし!」





誰もが正義となり、誰もが悪となる。
正しい理由なんてだれも見つけられない。





「私は……普通の人として過ごしてみたいです。
 毎日のんびりと……。
 家という場所で、父、母と呼ばれる人と一緒に。
 暮らしてみたいんです」





空は毎日表情を変える。
人間同士の争いなど興味ないと割り切っているためだ。





「あなたが蒼だねぇ?
 はじめまして、私はS,D」

「そして僕がF,D」





戦いに疲れなどという文字は通用しない。
国というものが疲れに骨までしゃぶりつくされたとしても
戦いはずっと居座り続ける。





「くっ……なんて数――」

『イージス稼働率十パーセントを切った!
 このままだと……』

「どうして!?
 どうしてなんですか!?
 一体どうして……!?
 私達、同じ仲間だったじゃないですか!」

【俺は俺の意志に従っただけだ。
 ただ世界がベルカになるよりも
 ベルカが世界になったほうが犠牲も少なくてすむとは思わないのか?】





「頼んだぞ……《ネメシエル》……!」





「撃ち方はじめてくださいっ!」





蒼さん長編 『超空陽天楼』






「あぁ、空ってこんなに綺麗だったんですね……」

『…………』

「そうは思いませんか、《ネメシエル》?」

『………………』


いきなり出てきてゴメンナサイ。

蒼さん長編の予告編です。

どうだったでしょうか。

おそらく時期的には『しゃくでば!』がそろそろ終わるので

その後に入れたいと思っています。

そして報告なのですが、ペンタブかいました。

地図もそれで書いたのです。

結構適当です。

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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~ Comment ~


才条 蓮さんへ

世界観の重厚さ。
ですか。

なるほどなぁ。

参考になる。
#1459[2011/05/12 22:44]  ねみ  URL 

ミズマさんへ

ブラドさんをみとめていただき
ありがとうございます。

よかた、よかたです。

蒼さんの長編。
大変ですががんばります。
#1458[2011/05/12 22:43]  ねみ  URL 

おお、SFですね。SFは世界観の重厚さが求められますからね。非常に濃く書かれていていいと思います。
連載が始まるとぜひ見たいですね。
#1457[2011/05/12 10:31]  LandM(才条 蓮)  URL  [Edit]

あのブラドが公式キャラに(@_@)!
やった嬉しい!…けど、コイツ嫌なキャラだからなぁ。活躍してほしいけど活躍してほしくないというジレンマが^^;


蒼さんの長編、万を辞しての登場ですね。
楽しみでっす(*^^*)
#1456[2011/05/09 20:41]  ミズマ。  URL 

ゆん姉貴へ

専門用語難しかったですか・・・。
ごめんなさい。

次からは説明も入れることにします。
バルバス・バウw
明日使える豆知識にしてくださいな。

「私は……普通の人として過ごしてみたい」

この台詞、自分でも書いていて
あぁ蒼さんかわいそうに

とか思ってました。
なんでこんなキャラ設定になったのかw
もともとはただのギャグキャラの突っ込み的な立ち居地だったというのにww
#1455[2011/05/09 19:18]  ねみ  URL 

卯月さんへ

ブラドさんはミズマさんのあの
意地悪いあのクソジジイを起用しました。

(ミズマさんごめんなさい)

シリアスですよ。
でも結構ギャグも入れて
軽く読める作品にしたいと思っています。
#1454[2011/05/09 19:16]  ねみ  URL 

歌さんへ

蒼さんメイン来ます。
ペンタブ超いいです、なにこれ。

地図はがんばりました。
#1453[2011/05/09 19:14]  ねみ  URL 

ポールさんへ

僕もそれを考えてみたのですが
半端無く面倒なのでこの形にしました。
つまり考えも無く。

裏設定でこの世界の地図が合わないのは
核兵器などによって地形が大きく変えられてしまったためと
勝手に考えております。
#1452[2011/05/09 19:14]  ねみ  URL 

ねみさん、こんにちは!
いつもうちに遊びに来てくださり、ありがとうございます~。
前々から気になっていた、蒼さんのお話を読ませて頂きにまいりました。
SFファンタジーなお話だったんですね!普段、自分から触れることが
少ないジャンルだったので、とっても新鮮でした。
艦隊戦、迫力があって面白かったです。
といいますか、もう専門用語が??で…船のあの部分て、
バルバス・バウっていうんですね、とか…初めて知りました(^^;)
蒼さんが人間の姿にあこがれているところ、切なくなりますね…
小説の予告で、「私は……普通の人として過ごしてみたい」…のセリフ、
じっと何度も読み返していました。そうなってくれるといいな…と思いますが、
激しい戦闘シーンが書かれているあたり、つらい道のりになるのかな…。
彼女の心を支えてくれるような、何かが見つかればいいな…と思ってしまいました。
執筆、がんばってくださいね!

それと、ついでで申し訳ないのですが、リンク完了しました!
ブログと、うちのサイトの方からの、両方から貼らせていただきました。
お時間のあるときにでもご確認の方、よろしくお願いしますっ。
リンク、ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします!
#1449[2011/05/08 11:29]  椎名ゆん  URL  [Edit]

アルズスとドクター・ブラドが好きな予感……///
地図すごいですね! ペンタブ購入おめでとーです♪ 長編の蒼ちゃんはシリアスっぽくて良いですねえ、新連載がんばってくださいませ!
#1448[2011/05/05 22:58]  卯月 朔  URL  [Edit]

お、おおお……! ついに蒼さまがメインに立たれるのですね!
そしてペンタブおめでとうございます~!
地図すごい……っ、私には絶対書けない細かさです(><*
連載楽しみにしております~v
#1447[2011/05/05 22:35]  歌  URL 

わたしが持っているRPGのルールブックで、架空世界設定のためのガイドには、「プレートテクトニクス理論」から説明してありました。(笑)

それを読んで真面目に背景世界の地図を作ろうとして挫折した浪人時代が懐かしい(笑)。

勉強もせずになにしてたんだおれ(^^;)
#1446[2011/05/05 16:56]  ポール・ブリッツ  URL  [Edit]














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