Twilight of midnight

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しゃくでば! シャクネットミツル 

しゃくでば! (短編)

「はい、こちら。
 新しいTVしゃくぅ」

そういって美鶴は隣においてあるテレビをぽんと叩いた。

「このプレズメス一二型が今ならたったの四万円しゃく!
 どうしゃく? 
 お買い得だと思わないしゃくか?」

ごそごそと台の下からテープレコーダーを取りだす。
いや、違う。
あれはDVDプレイヤーだ!

「それに今ならなんとこの最新型!
 SONNEYのブルーレッイ再生機もついてくるしゃく!
 それでもお値段は変わらずたったの四万円しゃく!!
 テレビの前の皆、どうしゃく?
 お買い得だと思わないしゃくか?
 そうしゃくよね。
 思うしゃくよね。
 お電話は090-○×○○ー××○×にお願いするしゃくね!」

そういって美鶴は隣に立っている俺にぱちんとウインクした。
GJな紹介だったぞ美鶴。

「それじゃあ次の商品に移りたいしゃく! 
 次の商品はこちらっしゃくよ!」

いつの間にやらTVは消えて変わりに一枚のぬのに覆われた台座が出てくる。

「アイスフルメーカーしゃく! 
 これはどんなのかっていうとしゃくねぇ……ごほん」

スタジオが暗闇にどっぷり浸かり、セットが容易される。
俺はパジャマに着替え、美鶴は台所に立った。
ライトが点灯。
場所は朝、俺が起きてきた瞬間という場面になっているはずだ。

「ふあー、おはよう美鶴」

わざとらしく欠伸をして寝起きをアピール。

「おはようしゃく、マイケル」

誰だよ。

「もう少しそこに座って待っていてくれしゃく。
 もうすぐ出来上がるしゃくから」

「何がだい?」

俺は立ち上がり美鶴の手元を台所と通して眺める。

「ほら、アイスクリームしゃくよ?
 美鶴特製コクァアイスしゃく!」

俺は「へぇ!!」とハイテンションに返事をして
スプーンで一口すくって口に入れた。

「うまい! 
 なんだい、このおいしさは!?」

わざとらしくおののいてみせる。

「HAHAHA、おいしかったしゃくよね?
 これしゃくよ、これ!」

そういって美鶴は戸棚からカップのようなものを取り出した。

「なんだい美鶴、これは?」

「マイケル、まぁ見てるしゃくよ。
 これはアイスマンジャガーっていうナイスな代物しゃくよ。
 これはこうやって……」

そういうと美鶴はコクァコーラをアイスマンジャガーのポットの中に入れた。

「スイッチを入れるだけ。
 どうしゃく?」

「OH!
 本当にそんなに簡単であーんなにベリーナイスなアイスが出来るって言うのかい? 
 HAHAHAHA、そんな便利な道具があるわけないだろう?
 そんな道具があったら二〇一二年に地球は滅びないよ?」

美鶴はにやっと笑うとスイッチを入れた。
予定通りである。

「これでもう完成するしゃくよ?
 テレビの前の奥様、あなたが洗濯物をしているうちにアイスクリームが出来ているしゃく。
 どうしゃく一台」

「おいおい、それはまだ早いってもんだぜ?
 とりあえず食わせてくれよ」

「Yeah!
 そうくるのを待っていたしゃくよ!」

「Yes!
 うまいのを頼むぜAh?」

美鶴はアイス略の中からコクァコーラアイスを取り出した。
俺はさっきも食べたそれをまたさぞうまげに食う。

「What!?
 これめっちゃくちゃうまいぜよ、美鶴!」

「そうだろう、そうだろう?
 そりゃうまいのを作っていたしゃくからね?」

「他にいろいろ作れたりするのかい?」

「そうくると思っていたしゃくよ?
 そう、これは中に入れるジュースによってアイスが出来るんしゃく。
 だからアイスの可能性はジュースの数だけあるってことしゃくよ!」

どうだ、この白熱の演技。
これを見た人はついつい買っちまうだろう。

「そいつぁすげぇ!!
 なんてハイテクなマシーンなんだ、こいつぁ!?
 俺も欲しくなってきちまったぜ、美鶴!」

「oh、マイク!
 そうだろ、こいつは本当にイカスマシーンだろう!?」

しゃくがないぞ美鶴。
で、俺はマイケルだろ。
誰だ、マイク。

「Hmm……でもパンを焼いているうちに出来るマシーンだ。
 相当高いんじゃないのかい?」

俺はまたアイスクリームを口に入れつつ聞いた。

「答えはNOしゃくよ、マイケル。
 なんとこのマシン一機。
 たったの五千二百円しゃく!」

「Oh,really!?
 めっちゃくちゃ安いじゃないか!」

「ふふふ、どうしゃくか、一台」

「美鶴! 
 お前はなんてナイスなやつなんだ、イカスぜ!
 マジでナイスガイだぜ!!」

「あったりまえのろんしゃくよぉ!
 ヴぉくほど最強な紹介者はいないしゃくよ?
 これを見ている他のメーカーさんもどんどんヴォクに頼むといいしゃくよ?」

「おいおい、がめついぞ?」

「「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」」

     ・
     ・
     ・

「で、一台も売れなかったと?」

「しゃくぅ……」

「原因は何だとおもう? 
 ここに視聴者から一番多かったクレームをまとめてみた」

「しゃく?」

「第一位。
 顔がキモイが圧倒的だった」

「しゃ……?
 しゃぁあああああああああああああああああ………」





               おちよわし、おちなし
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