Twilight of midnight

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しゃくでば! 僕らのトラウマゲーム その① 

しゃくでば! (短編)

ある日の放課後。
仁はパソコンをカタカタいじっていた。
そこに

「よっ!!
 しゃく、仁!」

美鶴がニュッと飛び出てきた。

「うぉあっ!!
 な、なんだよいきなり机の下から出てくるなよ!」

仁は思わずこぼしたお茶をハンカチで拭きながら美鶴に食いかかった。

「まぁまぁ、固いこというなしゃくよぉ!
 しゃっしゃっしゃ、僕と仁の仲じゃないしゃくかぁ~!」

「どんな仲だよ……。
 大体今までお前と関ってたシーン一回もあったか?」

仁はハンカチを絞りそれを椅子の鉄パイプにかけた。
やれやれとPCに再び向き直りキーボードを叩き始める。

「あー!
 そういえばなかったしゃくねぇ~。
 いや~、これが主役と脇役の差ってやつなんしゃくかねぇ~……」

ぼつりとそう呟くと腕を組んで頷く美鶴に
仁は

「てめぇ冷やかしに来たのか?
 大体お前は本編に一回しか!
 しかも美鶴のみの字もなかったじゃねぇか!
 俺のほうがまだマシってもんだ!!」

「な、なぁんしゃくかぁ!?
 やるしゃくかぁ!?」

「なんでそうなるんだよ……」

「いくしゃくよ!
 こんなヒョロいもやしっ子に負けるわけないしゃく!!
 ショワッチ!!」

「うわっ、まじかよ!!
 くそっっ!!」

      ・
    (十秒後)
      ・

「しゃ……く……」

美鶴は瀕死の状態で横たわっていた。

「よっわー……。
 じゃ、じゃあ俺帰るわ」

仁は鞄を肩にかけるとため息をつきつつ
教室から出て行こうと歩んだ。

「待つしゃく!!
 お願いがあるんしゃくぅ!!
 争うつもりなんてなかったんしゃくぅ!!」

美鶴ははっと起き上がり涙をさめざめと流して
ゆるしてくれしゃくぅ~とお願いを始めた。
仁は頭の上にはてなを浮かべつつ話を聞くことにした。
「だったらはじめからお願いしろよ……」と
心の中で毒づきながら。

      ・
      ・
      ・

「で?
 何?
 変な要求だったら一秒で断らせてもらう」

仁は腕時計を見ながら言い放つ。

「大丈夫しゃくよぉ。
 ただ、シエラとメイナとオマケの蒼の
 僕が主人公のえっちぃなゲームを……」

「断る」

「なんでしゃく!?
 僕まだ最後まで言ってないしゃくよぉ!?」

美鶴は唾を撒き散らしながら仁の胸倉を掴んだ。
それを蹴りではじきとばしながら

「どーせエロゲーだろ?
 無理無理、第一そんなゲーム作る気もないわ!!」

仁はドアから出て行こうとした。
その前に立ちはだかり美鶴はちっちっと指を振って

「ブッブーしゃく。
 話は最後まで聞かないから間違うんしゃくぅ~!
 正解はそのエッチなゲームを明日までにつくれ しゃく!」

思いっきり仁がずっこけた。
俺もずっこけた。
なんだよその要求は。

「ただ単に期間がカオス的シビアになっただけで
 結局同じじゃねーか!!
 しかもなんでお願いなのに命令形なんだよ!!
 てかんなことできるかー!!
 ふざけんな!!」

「しゃくぅ?
 仁、あんなにパソコンかたかたうてるんしゃくから
 ゲームも早くつくれるんじゃないしゃくかぁ?」

「お前なぁ……。
 ゲームってのはすっげぇ量のプログラムがいるんだぞ?
 それを一晩でやれと?
 ばかばかしい俺は帰る!」

あ、それ死亡フラグだぞ仁。

「おぉっとぉ。
 いいんしゃくかぁ?
 これがどうなってもぉ」

仁は振り返って驚愕した。
そう美鶴の手には……。

「俺のノートパソコンがっ!
 いつのまにっ!!」

仁の相棒のPCがつかまれていた。

「さ、どうするしゃくぅ?
 断るんしゃくぅ?」

「くそっ!
 こんな雑魚なら力ずくで……」

仁が飛び掛ろうと姿勢を低くする。
だがそれを見越したかのように

「おぉっと、それ以上動いたら……。
 こうするしゃくよぉ?」

美鶴はPCを叩きつける姿勢に入った。

「くっ……くそっ!
 わーった、わーったよ。 
 何とかする……」

「そうそう!
 それでいいんしゃくよ!!
 しゃっしゃっしゃ!!
 いや~『しっこうゆうよ』とか何とかで
 僕もういろいろ『できない』しゃくから溜まってるんしゃくよぉ~。
 それにあの女共はスカートめくりすらさせてくれなかったしゃくからねぇ~。
 良いきぶんしゃくぅ~」

美鶴の顎から美鶴汁が滲み出す。
大体これ出るときはやらしいこと考えてるんだ。
もう見て分かる俺が嫌になってきた。
仁はひそかに心の中で

(こっちにだって考えはある)

そう思っていたそうな。





             つづく(まじで)

おまけ。

「おまけって何ですか、おまけって?
 何ですか?
 私の体はあまり需要がないと?」

「めっ、目が怖いしゃくよぉ、蒼ぉ……」

「わ、私だって好きで……。
 こんな……体になったわけじゃ……」

ごめんね、蒼。
それ俺(筆者)の趣味だわ(笑)

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