しゃくでば! (短編)

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しゃくでば! 第0話(登場人物紹介からなんやら色々)  

しゃくでば! (短編)

この「しゃくでば!」ははじめから飛ばしていく作品である。
登場人物などもアレだが、一応登場人物をざっと知っておいて欲しい。

登場人物紹介

とりあえずコレ+二人ぐらい覚えておけば十分楽しめます。

宣伝ですが本編を読んでおくとキャラのギャップでさらに楽しめます。

多分。











俺の名前は永久波音。
え?知らない?
一見様は上の登場人物紹介を見ろぃ!
これからお送りする一回だけで完結ほのぼのギャグコメディ「しゃくでば!」は
長編「怪盗な季節☆」とは一切関係ありません(たぶんな!)
ので、キャラが壊れていても気にしないコト。
そう例え俺が女になっていたとしてもな!
ではいきます。
後戻りは出来ません、準備はいいか?
よくなくても行くけど。

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しゃくでば! アゴとなみおと 

しゃくでば! (短編)

すーがくのじかん

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Shack DEBA! Mission3 『Super High Air Fortress Battle Ship』 

しゃくでば! (短編)

「パンツ見せるしゃくー!」

あぁ、今日も美鶴の野朗が猛威を奮ってやがる。
なんていうか、もう大丈夫とかそんな問題じゃないと思い始めた。

「ほれほれー!
 しゃくぅー!!」

いつもならここでシエラかメイナが美鶴をぶち殺すのだが
あいにく今日は二人とも今流行のインフルエンザでダウンしている。
なんか代わりの人物が来るとか言っていたが、こいつを止めれるのはお前らぐらいだろ常識的に考えて。

「ペロリンしゃくぅ?! 
 しゃくふふふぅぅふふ?!」

うっは、ウゼェ。

?上空一万メートル?

「うん、一目でわかりました。
 アレがキモくてウザくてアゴがとんがりコーンで存在自体がセクハラ以外の何者でもない
 妖怪モドキ――ですか。
 シエラ姉様に消せと言われても仕方ないですね……」

少女はそういってスクリーンをチラ見した。

「これ以上見たらおかしくなりそうなので面倒ですが私が消し去ります」

?地上?

「今日はむかつく二人もいないし、僕の時代しゃくぅ?」

「おい、その辺でやめておいたほうが……」

「うるさいしゃく!!
 僕の邪魔をするなしゃく!!」

いらっ。

「おー!
 楽しそうなことやってるデッパねぇ?!!
 俺も混ぜるデッパ!!」

げぇ、出刃先輩!?
美鶴と双璧をなす(いい意味で)人物が来やがったかっ!!
そうこのお方は出刃猛(でばたける)。
美鶴と(以下略

「さぁ、スカートしゃくぅ??♪」

「でっぱっぱぱぱぱ!!」(不憫すぎる笑い声)

『ターゲット二人を攻撃軸線に捕捉。
 自動光学追尾装置にリンク開始……完了。
 下部三番砲台に超光エネルギーの移行を開始』

「ピンクしゃくぅ?!!!」

「キャー!!」

「おぉ?、でっぱぁ?!」

だめだ、こいつら早く何とかしないと。

『光波共震砲発射体制に移行。
 機関停止、自動照準装置起動。
目標への精密計測開始。
 右六八.二五度、俯角四八.一九五度。自動照準装置にリンク完了。
 発射装置オールグリーン、超光エネルギー充填率八十%……八十二%』

「今日はブルーしゃくねぇ!?」

「いい色、センスでっぱ!」

「しくしくしく……」

女の子泣いてるし……。
いくらなんでもやりすぎじゃ……。

『九十……九十二……九十四……
 最終安全装置解除。
 超光エネルギー第三砲塔第一、第二砲身への移行を開始』

「スカートをめくるのが男の本能しゃくぅ!!」

いや、それを仁王立ちで言うなよ。
仁王に失礼だろ。

『消え去ってください』

「次にいくs…………」

その光景はすさまじいものだった。
上からオレンジの光りが降ってきたと思ったら美鶴と出刃先輩が吹き飛んだ。

「しゃくしゃいき?ん!!」

アンパン野朗にやられたバイキン男みたいな悲鳴をあげて。
うん、文字通り跡形も無く。
自分でも何を言っているのか意味が分からないんだが……。
ん?なんか暗いな。
空を見上げた俺の目が点になるのが自分でもわかった。
でっかい、戦艦が浮いていた。
赤い色に塗られた艦底。
下しか見えないがとにかくすごい数の砲台が並んでいる。
かぞえきれねぇし、ハリネズミだぜ、あれ。
ふっと頬に風を感じ頭を下げると俺の目の前には十四歳ほどの女の子が立ってた。
きゃしゃでくりっとした青い目。
少し赤みを帯びたほっぺた、茶色の腰まである長い髪。
中学校二年生に見えるほど幼い顔立ち。
びっくりした。
ってか何者だよこいつ。
身長低いし。
パッと見百四五センチぐらいだ。

「ターゲットの破壊を確認しました」

いや、お前誰だよ。

「あなたが永久波音君ですね、はじめまして。
 私は空月・N・蒼。詳しくは→ここで。
 蒼とよんでください」

「シエラが言っていたのはこの人だったのか」

なるほどな。

「まだだ……まだ終わってないしゃ……く……」

パチン!(蒼が指を鳴らした音」

ズギャァ!!(レーザーが降ってきて美鶴が再び消し飛んだ音)

蒼が俺に微笑む。
にっこりと、無垢で無邪気な笑顔で。
こいつには勝てねぇなぁと思わされた瞬間だった。

?後日談?

「ま……だ終わってない…………し………」

パチン!

ドガガガガガガ!!!!!

ぴゅー(地下から水が噴出してきた)

シエラよりもこいつ鬼かもしんねぇ……

「でっp………」

ズガン!!

容赦なさすぎるだろ、おい。

ってか、コレって「しゃくでば!」なのか?
大丈夫、ちゃんと続くよっ!!





美鶴復活完了した様子だ。

「僕は……僕達は……こんなガキに負けてられないんしゃくぅぅぅうううう!!!!」

「(カチーン)」

あぁ、蒼からなにやらオーラが……。
だがそれに勝るほどのオーラが美鶴からにじみ出ているだと!?

「出刃先輩、僕らは……僕らはまだ戦えるしゃくっ!!!」

「でばぁ!!」

「全国のスカートメクラーに届けるしゃくっ!!この思いをっ!!」

「そして全国のパンツ好きに届けるデッパ!! 
 俺達の!!熱きこの魂!!血潮!!
 そして後世に伝えるデッパ!!
 俺達のこの終焉の世を駆けめぐった戦記をッッ!!」

(元ネタ不明)

いや、それらは届けちゃ駄目だろ。

「僕らは!!しゃくでばしゃくっ!!
 二人合わせてしゃくでばしゃくっ!!」

意味分からん。

「しゃくでば究極奥技!!
 東にミニスカがあればめくりぃいぃぃいい!!」

「西にビキニがあれば網膜に焼きつけぇぇぇ!!」

「南にロリあればこの腕で抱きしめぇぇえええ!!」

ここでちょっと蒼がたじろく。
そして胸をふにふにしてガッツポーズ。
お前もお前で何がしたいんだ。
よくわからん。

「北にめがねっ娘あればその唇をうばうぅぅううう!!」

「「東西南北!!
  ファイナルシャクデバアタアァアアアアアアックゥ!!!  しゃくっ!!デッパ!!」」

二人の燃える拳がゴウッ!!と蒼に襲い掛かる。
あーびっくりマーク多いなぁ。

「くらうしゃくぅううう!!!僕達のッッ!!!!」

「最!!!高!!!級!!!の奥技ヲォォオオオオオオオオオオオッ!!!」

その瞬間辺りが真っ白になった。
HENTAI×HENTAI VS 超空要塞戦艦ネメシエル との対決。
結果はどうなったのだろうか。
ただ俺が覚えているのは蒼があきれてため息をついていたことぐらいか。





(翌日)





生徒指導部の先生、桐梨が出席表を読み上げる。

「灼場山?。
 ん?今日も休みか?」

俺の隣の席は今日も空いたままだ。
シエラやメイナがどかどかと自らの教科書などをおいて植民地化しているが……。

「そうか、コレだったんだね。
 あいつの価値は……」

シエラが美鶴の机をぽんと叩いて言う。
そんな子供を慰めるような目で言わないでください。





一方蒼の方と言えば……





「詩乃姉様、テレビ見てもいい?」

「んー?全然構わんよー」

『いきなり出てきてゴメーン♪
 まことにスイマメーン♪』

「あ、まだこの芸人いたんだ……」

「いたねぇ、こんなやつも。
 もうほとんどみないけどねぇ。
 あ、ご飯だぞそろそろ。
 テレビ消しな、蒼」

「はい、詩乃姉様っ!」

詩乃の家に住まわせてもらっているようだ。
なぜか蒼は詩乃によくなついてる。
なぜなんだろうな、不思議。
妹的存在が出来た詩乃もまんざらではない様子。
ほほえましいぞ、この野朗っ!
蒼の頭を詩乃がなでなでしてにっこりと蒼が嬉しそうに笑うところとか超絵になるしな。
二人の笑顔がまぶしいのである。
俺も妹的存在が欲しいといえば欲しいが
さすがに家の真上に戦艦がこられては迷惑だな、うん。
詩乃の寛大さに拍手!





オマケとして美鶴も見ておこうか。

「………………………………」

ピクッ……ピクッ……
絶対安静状態らしい。
ちなみに出刃先輩も隣でピクピクしている。
結果は見てのとおり、HENTAI×HENTAIの完敗。
あなおそろしや、蒼よ……。
まぁ、こればしゃくでば!なんだなぁ。
そうだ、これぞいつものしゃくでば!だ、と実感しながら
俺は臭い保健のおっさんの授業中に眠りについた。




               END つづくかも?

P.S
!マークが多いのは仕様ですっ!!!←こらw

しゃくでば! けーたい電話 

しゃくでば! (短編)

「波音!波音!!」

つつつつつつつつつつ!!
まぁたつついてきやがる、アゴで。
うぜぇー。

「ッてぇな!!
 だからなんだよそのつつき方は!!
 やめろって言ってんだろうが!!」

「しゃくぅ……」

「んな顔すんなよ、きもいッから。
 で、何?」

疲れる。

「フッフッフ……しゃくぅ……」

うぜぇーーーっ。

「さっさと言えよ、うっとおしい」

「じゃじぁ?ん!」

そういうと美鶴はポッケから四角い何かを取り出した。
何だアレ?

「携帯しゃくよ?、波音遅れてるしゃくぅ?」

「携帯って……ブッ!!」

「しゃく?」

「ブハハハハハ!!な、なんだよその携帯!!
 いまどきアンテナがついてるとかお前は明治かってぇの!!」

「何しゃく?何もおかしくないしゃく!!しかも!!
 これにはカメラがついてるんしゃくよ!!すごいしゃく!!!ありえないしゃく!!」

「ナハハハハハハ!!はっ、腹がッ!!」

「何しゃく?信じられないしゃく?
 だったら証拠見せてやるしゃくよ!?
 ためしにシエラとか蒼とかを……」

あーまたこのオチか。
しかしいまだにこんなもの売ってんだなぁ。
アンテナですって、奥さん。
まぁー古いわねぇ。

「おっ!
 あの娘きゃわいいしゃくぅ?♪」

パシャッ!!

「おっ!!
 あの娘もしゃくよ?」

パシャッ!!

「あのメガネもいいしゃくねぇ?!」

パシャパシャ!!

とりまくる美鶴。
狂ったように。
それはもうなんと言えばいいのか。
カメラを持って白鳥の舞でも披露しているみたいだったぜ。

「お、おいそろそろやめておいたほうが……
 って、聞いてねぇ。
 目がハートマークだ、新しいなその表情」

パシャパシャパシャパシャ!!
ん、あの制服は……。
俺逃げとこっと。

「しゃく?
 おまわりさんしゃく。
 今日もお仕事ごくろうさm」

「君、ちょっと署まで来てくれるかね?
 そこの女子高校生から通報があったんだ」

「しゃく!?しゃくっ!?
 波音、助け……っていないしゃくよぉ!!!」





じゃぁぁああああああっぁあああ!!!!





?第二幕?

「というわけでしゃくほうされたしゃく?!」

変なところ強調するな。
ギャグだとしても全然面白くない。

「と、いうわけでメールしようしゃく?!!」

どういうわけだよ。
嫌だよ、めんどくせぇ。
ありえないぐらいにめんどくせぇ。

「なにがというわけなのかは知らんがメールなんてしたくねぇ。
 メール返すのだりぃんだよ」

「じゃあ一応メアドって言うのだけでも交換するしゃくよ?」

……………。
あ、いいこと思いついた。

「あー!
 やっべぇ、やっべぇ!!
 俺携帯わすれたわーーー!!
 あっはっは、すまんなー!じゃまた明日なぁー!!」

よし。

「…………」

う……。
なんだろ、この目つき。
いやだ、怖いわ。

「持ってるしゃくね……。
 尻ポケット……」

びくっ。

「いただきしゃくっ!」

「ちょ、おま!!
 取るなよ!!!」

パパピピパピパピパピ!!!

「超はえぇ!!
 何だこいつは!?
 まさか一晩でマスターしたというのかよ!?」

ってかかえせぇええ!!

「完了しゃく♪」

あぁ……。
最悪だ。


おめでとう!
波音は美鶴のメアド・電話番号を入手した!!
体力が五十下がった!!
やる気が一万二千下がった!!
鬱が百二十上がった!!
「チャンスXしゃくっ!!」が身についた!!


そして―――


こんばんわしゃくぅ?♪
波音は元気しゃく?
僕は元気しゃくよぉ?。
じゃばいばいしゃ?くぅ?




こんなメールが一日に五十通も送られてくるのである。
着信拒否が効かない、しかも。
正直死にたい。
受信フォルダがこいつのメールで一杯だ。

ってか、メールでも語尾に「しゃく」つけるのかよ……。





               つづくかも?

しゃくでば! 独眼龍は伊達じゃねぇよ 

しゃくでば! (短編)

あぁる日の午後ぉ、一人の少年の断末魔がこだまする。

「ぎに゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁあ!!!
 じゃぐふっぅぅうううう………」

まーたやってるよ。
こりないねぇ。

「うぅ……
 最近のシエラはやりすぎしゃくぅ……。
 どうにかできないしゃくか……」

お前が行動を自重すれば言いだけの話なんだがな。
一生懸命に考えていた美鶴の頭の上に!マークが浮かぶ。

「そうしゃく!
 シエラを洗脳して僕に服従させればいいんしゃく!
 そうすればもう僕に暴力をふるわなくなるし
 あわよくば……ふふふ……しゃくぅ……」

あの顔きめぇ。
一体全体何を考えたらそんな顔になるんだ。

「ぐへへへへ……
 しゃくぅぅぅうう……」

だらだらだらと何か顎から出てるし。

『説明しよう!
 この液体は美鶴汁と言って、美鶴の顎の先端部から興奮時に放出されるのである!
 あと臭い!かなり臭い!!』

「よーし!
 さっそくあの人にシエラを洗脳する方法を聞くしゃくよ!!
 きっと何かを知っているしゃく!!」



??翌日??



「と、いうわけでシエラを洗脳する方法を教えて欲しいしゃく」

美鶴が頼み込むその相手は……

「(えーと、それって本人の僕に聞いてもいいものなのかなぁ……。
  あ、いいこと思いついた。)
  ずばり、好感度だね!
  好感度をMAXにして彼女にして油断している隙にあぁん……となるワケ!」

あぁんの所詳しく頼んでもいいですかね?
っと、いかんいかん。
このままでは美鶴と同じ思考回路だ。
それだけは控えねばっ!

「なーるほどしゃくっ!
 流石シエラしゃくぅぅぅ!!……ん?
 シエラにシエラ……?」

「ほら!はやく好感度上げないと!
 とりあえずジュースでも買ってきんしゃい!!」

「わ、わかったしゃく!」

     ・
     ・
     ・ 
     ・
     ・

「買ってきたしゃく!」

「こんなクソ暑い日にお汁粉なんて飲めるかぁぁ!!」

ゴッ!(ジュースが美鶴の顎に衝突した音)

「ひでぶっ!!しゃくっ!!」

教室にすげぇ響いたな今の音。
見ている側としてもかなりシュールな感じだったぞ。

     ・
     ・
     ・
     ・
     ・

「買ってきたしゃく!!」

「よしチャントミンティアサイダー期間限定うすしお味だな。
 好感度×0.1%UPだ!」

下がってる、下がってる。
かなりすごい勢いで下がってるそれ。

「わーい!!しゃく!!」

うは、気がつけよ。

「次!
 靴磨き!!」

「はいしゃく!!」

それを見ていた俺――波音は親友の仁に話しかける。

「なぁ、仁……。
 あれどう思うよ?」

「犬」

「だよなぁ」

やっぱりそうだよな、うん。
わんころ美鶴だな。


『宿題丸写し!』

『代わりに掃除!』

『三回回ってワン!』

『ハトのモノマネ!(元○山総理乙)』

『桐梨(生徒指導部所属)になれなれしく接する!』

「お前……灼場山……後で生徒指導室こいやぁあぁ!!!
 その脳みそに刻み込んでやる……
 真の規則ってもんをなぁああ!!!」

「ひぃぃぃぃいい!!
 しゃぁぁあああああくぅぅうう!!!」

『堂々と男子トイレの個室を使う!』

『校長室に入って校長に「はげざまぁwww」と言って帰る!』

『女子更衣室に乱入!』

「きゃぁああぁああ!!!」

おー女子の悲鳴だ。
また美鶴何かしたんだろうな。
アホだな。
真性のアホだな。
直しようが無いほどのアホだな。

「ちっ……違うんしゃく!!
 コレにはワケがのぶおッ!!

誰だよ。
のぶお?

そして警察へ。

「僕は無実しゃくぅぅううううう!!!!!!!」

「あー楽しかった。
 やっぱりこやって楽しむのは大切だよね」

満面の笑みを浮かべるシエラ。

「お前……」

それはやりすぎなんじゃ……と思うが反論することが出来ない俺がいた。

だって美鶴だし?





             つづけぇぇええええ!!!!
             だめにきまってんだろうがぁああ!!!

しゃくでば! 君の顔になにかついてるとってやらない脂でてかっててきもいから 

しゃくでば! (短編)

ある日俺はシエラに良いことを教えてやった。
ウィキ○ディアで駄洒落と調べてみろと。
そこで見つけたものが案外面白かったらしく

「明日学校で試す!」

といって笑顔になっていた。
最高の笑顔だった。
マジで最高の笑顔だった。
そして次の日の一年D組。
シエラがつかつかと美鶴につめよった。

「な、何しゃく?
 ぼ、ぼ、僕は何もしてないしゃくよ!?
 女子のスカートもまだめくってないし縦笛に泥をつけたり
 事故を装って胸をもんだり……
 ま、まだそんなことはしてないしゃくよ!?」

「私の縦笛に泥を塗ったのはてめぇだったのかぁ!!」

メイナが切れた。

(しばらくお待ちください)

「ぎゃぁああ!!
 痛いしゃくぅふあぁああああ!!
 あ"あ"ぁぁああああああ!!!」

(しばらくお待ちください(汗))

「この野朗っ!!
 死ね、おら、ボケ!!蛆虫!!」

(重ね重ねお待ちください)

「ひ、ひどいしゃく……」

「もう二度とするなよ、この障害が」

「うぅ……」

(OKです)

「で、シエラは僕に何の用しゃく?
 あ、もしかして奴隷にしてほしいしゃく?
 なら全然いいしゃくよぉ?!!
 あふふしゃくふふふぅふ??!
 さぁ、さっそく僕をあが……」

「君の顔なんかいもみたい」

!?
ざわ……ざわ……
クラス中に動揺が広がった。

「ぼ、僕の顔を何回も見たいしゃくか!?
 シエラが僕にそんなことを言ってくれるなんて……
 僕は今、人生で最高潮の嬉しさしゃく!!」

「君の顔なんかいもみたい」

「あぁ、心に響くようしゃく?!
 ときめくしゃく??!
 へッへー、僕はリア充しゃく?!!」

「君の顔なんかいもみたい」

「けへへー
 もっと言って欲しいしゃくよ??!
 ほれほれ???!!」

「君の顔……」

壊れたレコーダーかお前は。
わざと声のトーン変えてないだろ。
ようやくメイナがココで気がついたようだ。

「ねぇ、波音、これって……」

「あぁ、お前の思ってるとおりだ」


?解説?

×「君の顔何回も見たい」

○「君の顔なんか芋みたい」

以上、かなりIQが高い問題でした。
正解者はいるかな?

「な、なぁ、美鶴……
 ちょっと聞くでっぱ」

出刃先輩乙。
真実を伝えてやってくれ。

「何しゃくぅ!?
 非リア充の出刃先輩??
 僕は今最高の幸せを噛み締めてるんしゃくよ?
 邪魔をしないでほしいしゃくふぅうう?」

きめぇ顔だ。

「くっ……
 た、正しくは君の顔なんか芋みたい……じゃないでっぱ?」

「そ、そんなわけないしゃく!
 さてはねたんでいるんしゃくね!?
 そんな嫌な男だとは思わなかったしゃく!!
 ね、シエラ?」

「出刃君正解だ。
 誰がてめぇのきたねぇ顔を何回も見たがるんだよ、ボケ」

「そ、そんな……しゃく」

絶望の美鶴の背中はなぜか小さく見えた。
あいしゅうがどよどよと漂っている。

「ははっ!さつまいも美鶴ってわけね。
 シエラがそんなこと言うわけナイト思ったよ!」

メイナが美鶴の心をえぐるようにせせら笑う。

「うわぁぁぁんしゃくぅう!!
 シエラの馬鹿しゃくっ!!!!」

美鶴がシエラに殴りかかった!

「僕の必殺技をくらうしゃく!!
 トルネードアゴリアルクロs グゲア"ァ"ーー!!!
 ア"あ"あ"あ"ぁ"あ"あ"あ"あ"ぁ"……」

今日も良い天気だなぁ。
お、カラス。

アホーアホー


つづくかも?


ギリギリギリ………

「言えよ……言ってみろよォ……
 トルネードアゴリアルクロ……何だってぇ?」

「クロ……シュ……マテ……リア……ルガン……」


メキッ!


「あぅぅうううん……しゃくぅ……」





                つづくかも?

しゃくでば! 隠密機動部隊(笑) 

しゃくでば! (短編)

「そうしゃく!
 シエラの暴力をやめさせるかつ僕のしもべにさせる方法を思いついたしゃく!
 しゃくふふふぅ???。
 シエラの部屋に侵入して奴の弱みを握ってやるしゃくぅ??(←エロ同人誌の見すぎ)」

……はじまったか。

   ・
   ・
   ・

PLL PLL

「こちら美鶴しゃく!
 出刃先輩、聞えてるしゃく?」

「あぁ、ばっちりでっぱ!
 そっちの状況は常にこっちの世界地図でマークしてるから大丈夫でっぱ!」

「よ?し、早速侵入しゃくぅ?☆」

そろりそろりとドアを開ける美鶴。
バイオかよ、こえぇよ。

「お前のやることは一つ。
 その部屋から某最終兵器シエラ・F・Dの弱みを握ることでっぱ。
 まず左スティックで移動、それから――」

ゲームかよ。

「ふむふむ、なるほどしゃく?♪」

うなずいている場合かよ。
後ろ、後ろ!

「貴様ぁ……
 こんな所で長々と何をしてる……?」

ラスボス出てきたー!
ゲーム初版なのにラスボス出てきたー!







「鼠のように逃げおおせるか、この場で死ぬかどちらか選べ侵入者」

シエラの究極の選択!

「しゃぁああぁぁぁぁぁ………」

0.2秒後時間切れにより美鶴死亡。
せめて選ぶ時間ぐらい与えてやれよ……。



つづくかもー



つづきますー



「蒼……僕は疲れたから今日は任せて良いか?」

「はい、分かりました、シエラ姉様」

いつのまにやらそばに立っていた蒼にバトンタッチしたシエラ。
ゆっくり休んでくれよな。

「ちょおま!
 待つしゃくよ!!
 僕はシエラと戦う(?)ために来たのに何で蒼が出て来るしゃくか!?」

首をかしげて考える蒼。
しばらく考えて出した答えは

「大自然の摂理……ですかね」

超不確定的要素じゃねぇか。
でもよかったな美鶴!
ラスボスから一つ繰り下がったぞ!
シエラとあまり大差はないけど!

「あなたの死に場所はココです!
 ココです、ここなんですっ!」

「しゃうぅぅぅぅ!?」

「一瞬で終わります、耐えないほうが身のためですよ……?」

「ひ、ひとまず逃げるしゃくっ……!」

逃げられない……▽

「今死んでください!
 すぐに死んでください!
 骨まで砕けてくださいっ!」

ドズギャ!!ザジュ!!ズガガガガ!!!

あ、屋根……。
屋根壊すなよ……。
穴から見える超空要塞戦艦。
美鶴を見事に射抜く光の矢。

「じゃぁ”ぁあ”あぁ!!
 痛い、痛いじゃぐぅぅうう!!」

「死ぬのか!!」

ズゴッ!

「消えるのか!!」

ガゴギッ!!

「土下座してまで生き延びるのかっ!!
 選んでくださいっ!!!」

「―――――――――ッ!!!」

美鶴は体中に風穴を作って倒れた。
不思議なことに血は出なかった。
これもギャグがなしえる業なのか……。

「き、今日の……あ、蒼……はシ……エラ並に……よ……う……しゃが……な……いしゃ……く」

「どうしたんですか……? 
 シエラ姉様の弱みを握るんじゃなかったんですか……?」

腕を組んでため息を出す、超空要塞戦艦少女――空月・N・蒼。
実際彼女暇してたらしい。
その暇つぶしになると喜んでいたのだが思っていた以上に手ごたえがなかったようだ。

「き、聞いてたしゃくっ!?
 くっならば死んでもらうしかないしゃくっ!!」

どこから取り出したのか美鶴の右腕にはRPGがっ!
噴煙を残して美鶴の痛恨の一撃が蒼へと向かう!

「……邪魔です」

空から降ってきた機銃の赤い矢がRPGの弾頭をぶち抜き爆発させる!
なんだあの命中率。
そして部屋の中がめちゃくちゃだよ、もう!

「うわぁぁもう駄目しゃくっ!!
 せめてレーション(食い物、超まずい)で体力回復を――」

ごそごそとポケットを探る美鶴。

「アイテムなんて使うんじゃないです!!」

あ、阻止された。

「しゃくぅっ!?」

「アイテム使うなんて人間……いや屑の中の屑ですね。
 光波共震機銃発射準備……
 出力320%――目標指定、五秒後に攻撃開始。
 自動追尾装置にセット完了――発射!」

ネメシエルの下部から火を吹いた沢山の機銃が美鶴に突き刺さりまくった。
顎に穴が開く、開く、開く。
見てるこっちが痛い。

「しゃくぅぅぅぅうううう……」



GAME OVER



「美鶴、どうしたでっぱ!?
 応答するでっぱ!!
 美鶴!!美鶴ぅぅぅぅうう………」

   ・
   ・
   ・

「うわぁ、死にたくないしゃくっ!!」

何やってんだ、あいつ。
桐梨の社会の時間に立ち上がるなよ。
授業中だってのに大声で叫びやがって……。

「…………」

生徒全員が美鶴に痛い視線を送る。

「………」

桐梨が美鶴に自分の授業を邪魔された怒りと憎しみの視線を送る。

「あれ……夢だったしゃく……?
 よかったしゃく……」

「よくないな。
 さぁ、これから悪夢の始まりだ」

がっちりと桐梨に腕を掴まれる美鶴。

「しゃくっ!?」

「さぁ、生徒指導室に行こうか……?
 みんなは自習な。
 灼場山は今から……ふふっ……」



しゃぁぁぁぁああぁあああ???????





               つづくかもー



吟蒼

遅れましたが吟さんが空月・N・蒼を書いてくれました。
超可愛い!
ありがとうございます!!
こうやって小説のキャラを書いてもらうのはかなり嬉しいです!
本当にありがとうございました!
詩乃さんの蒼も可愛いし、吟さんの蒼も可愛いし……
俺幸せもんだー

あ、今更ながら空月・N・蒼(そらつき ねめしえる あお)ですからね!

なんで念を押したのかは不明です ゴルァ(ш゚Д゚)ш Σ(゚д゚ lll)エッ?

しゃくでば! お見舞い日和 

しゃくでば! (短編)

桐梨が言う。

「灼場山??
 あ今日はインフルエンザで休みか。
 てめぇらクソガキも気をつけろよ??」

あぁ、あいつ休みか。
今日は良い日になりそうだな。
シエラがこれ以上ない満面の笑みを浮かべているよ。
幸せなんだな、俺もだ。

(帰宅後)

「あーあ。
 この時間おもしれぇ番組やってねぇなぁ。 
 最近TVカスばっかりだ」

番組表をぺらぺらめくりながら呟く。

『止めて、恋の抑止力!(コール音)』

「ん?メールか……。
 げっ、美鶴からかよ!?」

液晶には『顎』と書かれた差出人の名前が。

《お見舞いにくるしゃく!

何で命令形なんだよ。
ってかお見舞いは命令されていくもんじゃないだろ。
そしてめんどくさいからヤダ。

「だが、断る……っと」

はい送信。

『止めて、恋の抑止力!(コール音)』

《もういいしゃくもん!
 ぶぅーだ!

だから可愛くないって。
ってかいつもより素直で安心した。
インフルエンザすげぇ。

「あっ、今日は
 『探偵ミチコ 妻強奪殺人事件 ?血塗られた婚姻届?』がやる日じゃん!
 絶対に見なきゃ!!」

俺が今面白くない番組ばっか、TVカスって言ったそばからシエラが
どう考えてもドロドロな気配の番組を見ようと思い立ったようだ。
やめとけって。

「おぉっと、私のズゥンビ無双?タイムの邪魔をする気なのかい?」

メイナがゲーム機を持って配線を始めていた。
それをシエラが見て

「姉さんもうそれクリアしたじゃんか」

と一言。

「ナイフだけでやるのよ、ナイフだけで。
 最高難易度エクセレントでやるのよ」

「でも僕はTVが……」

「やるっての?」

「えぇ、いいぞ?
 かかってこいよ、プロトタイプ」

「ばっ、馬鹿にしたわね!?」

最終兵器が意外な事で喧嘩してるぞ。
でもこの二人が喧嘩すると地球がやばいからこの辺で止めておくか。

「おいおいお前ら……。
 んなことでいちいち喧嘩するなよ……」

ガチャ……。
ギィィィィイィィ……。

「!?」

俺達三人の頭の上にビックリマークとなんかうねうねマークが浮かぶ。
クオーテンションマークだっけ、忘れた。

ヒタッヒタッヒタッ……。

「お、お見舞いされにきたしゃくぅぅうぅ……。
 じゅるるっ……ずずーっ!
 ウヴェックシャッ!!しゃくぅ……」

俺達三人ポカーンとしているしか出来なかった。

     ・
     ・
     ・

「えっといいか?
 それお見舞いもクソもないんだぞ?
 ただ単にウイルスばら撒きに来ただけなんだぞ?
 犯罪なんだぞ?
 バイオテロなんだぞ?
 分かる?意味分かるかな?」

「じゅるっ!じゅるるっ!!
 う”ぅ?……げほっ……。
 ちょっと何言ってるのかわからないじゃぐぅ……」

今俺日本語で言ったよな?
全部日本語だったよな?

「嫌しゃくっ!!
 僕はお見舞いしてもらうまで帰らないしゃくっ!!」

「はぁ……」

シエラが両腕を前に組んでため息をつく。
美鶴がぶるぶると鼻水などを飛ばしながら顔を振る。

「うわっ!ちょっと!!鼻水とか唾飛ばさないでよ!!
 移ったらどうするつもりなの!?」

メイナが目の前にイージスを張ってガードする。
俺にはしてくれなかった。
唾液がメイナをそれて後ろの壁を直撃する。
イージスは物体の軌道を逸らして自分を守るという盾なんだが
後でそこを消毒しなきゃいけないだろ、手間を増やすな。

「ってかお前さ……。
 お見舞いってどういう意味か分かってるわけ?」

俺は半ば呆れながら美鶴に尋ねる。

「もちろんのもちもちろんしゃくっ!!
 きゃぅわいいおにゃのこが特盛りのフルーツを持ってきてずぅーっと
 つきっきりで看病してくれるんしゃくっ♪
 つぅいどぅにぃ♪
 
 熱を出すために僕の(あぁんっ……///)を(あぁんっ……///)して
 さらには(あぁんっ……///)で(あぁんっ……///)されちゃって
 挙句のはてには(あぁんっ……///)の(あぁんっ……///)して(あぁんっ……///)
 
 なーんてことをしてもらうんしゃくぅ♪
 じゅるるっ……ずずーーっ……しゃくぅ……」

念のためにモザイク→(あぁんっ……///)をかけておきました。
ね、モザイク→(あぁんっ……///)の部分に何か言葉を入れてね。
美鶴にきもいことを言わせて見るって遊びもできると思うからね。
暇だと思う人は一度やってみるといいと思うぜ。

両腕を前に組んでそれを聞いていたシエラ。
いい加減に我慢ができなくなったらしく……

「ねぇ波音……。
 僕もう限界なんけれど」

再びため息交じりでこう呟いた。

「あぁ……やっちゃっていいぞ。
 手袋ちゃんとつけてアルコール消毒しろよ?」

(しばらくお待ちください)

「やめてしゃく!!
 お願いしゃグシャッ

「僕は病人しゃメショ

「じゃぐっ!!ドゴッ

シエラの鉄槌が美鶴を射抜く。

「二度とくんな!!」

俺達は三人で美鶴のケツを蹴って家から追い出した。
めでたしだな。





               This story continues.

しゃくでば! ちょっとエッチなしゃくでば☆ 

しゃくでば! (短編)

「しゃくふふふぅ~♪しゃくふふふぅ~~♪」

ゴキンッ!!

「頼むから静かにしてくれ……」

シエラが美鶴を殴った後頭を抑える。

「だってしゃくぅ~♪待ちきれないんしゃくよぉ~♪」

殴られた痛みを感じないほど興奮してんのか。
この馬鹿は。

「何が?」

シエラが覚悟を決めたように美鶴に話しかける。
早く黙って欲しくてたまらないようだ。

「もうこのしゃくでば!もネットに公開されているしゃくね!
 ということはもうすぐエロ同人誌が出てもおかしくないはずしゃくぅ?♪」

「でるわけないでしょ……。
 全然有名じゃないんだしさ……」

「出るしゃくっ!!絶対!!コレまでの作品でエロ同人誌が出なかった作品はないんしゃくっ!!」

「人の話聞け……」

「というわけで!! 
 エロ同人誌を描く人が困らないようにカップリングを決めておくしゃくぅ?♪」

そんなもん描く人の自由だろうが。
ちなみに今回俺――波音の出番はないようだ。
な、泣いてなんかいないんだからなっ!!

「というわけでシエラ!!!」

するとシエラは死ぬ直前のヒロインが主人公に優しく……
優しく話しかけるような笑みで

「僕が良いっていうと思う……?」

「もちろんのろんしゃ――」

「ねぇよ!!」

「ひぃぃぃぃぃいいぃっ!!
 しゃくっぅうぅぅうう!!!!」

美鶴大脱走。

     ・
     ・
     ・
     ・
     ・

「メイナー!!」

「……何よ?」

「(省略)というわけなんしゃく!!
 お願いしゃ――」

「チッ」

「…………………しゃく………?」

「………………」

「………………しゃ………」

「………………」

沈黙が痛い。

「……と、とりあえず……
 逃げるしゃくっ!!!!」

「詩乃ー!!」

「なんだよ、うっせぇなぁ、クソ顎」

詩乃怖い。
蒼の保護者の詩乃怖い。

「(省略)というわけなんしゃく!!
 お願いしゃ――」(コピペ)

「Get Lost!!(消えうせろ)」

「ひぃぃぃぃやぁあぁああああああああしゃくぅぅうう!!!」

     ・
     ・
     ・
     ・
     ・

「こうなったら……最終手段しゃくっ!!!」

おうおう。
最終手段早くないですか。
というかこの作品ってそんなに女キャラ少なかったっけ……。
ちょっとしょぼん。

『ベルカ第一超空制圧艦隊日本帝国本部へ接続します』


「蒼ーー!!(省略)というわけなんしゃく!!
 お願いしゃくぅぅぅ!!!
 もう君しかいないんしゃくぅぅぅううう!!!!」(途中コピペ)

「えー」

「お願いしゃくぅぅううう!!!!」

「っていうか……私まだ十四歳なんですけど……」

ロリコンだな。
これでOKとかいったら完璧なまでにロリコンだな。

「全然OKしゃくよ!!!
 ちょっと今から来て欲しいしゃくぅぅうう!!!!!」

「分かりましたよー。
 だるいですが仕方ないですねぇ……」

え…………。
ま、まじで………?
蒼や……こんな奴にやられていいのか……?

「しゃくっ♪しゃくっ♪」

うぜぇ。
ん……?
空が暗い……というか……紫の光が……。

「しゃくっ?
 お!!蒼ー!!こっちしゃ――」

バキバキバキッ!!!!
ズズズズグシャッ!!!!!!!!


うわっ!?
校舎がっ!!!
ネメシエルが校舎の上に降りてきて美鶴がっ!!
美鶴がっ!!

「しゃ」 

しゃあぁあああ すら言えずに終わった!!
美鶴が一五二万トンの重さの戦艦に潰されて終わった!!
久しぶりじゃないか、このすがすがしい終わり方。

「こちらベルカ第一超空制圧艦隊旗艦ネメシエル所属の蒼中将です。
 作戦完了。
 ターゲットの削除に成功しました。
 これより帰還します」

こうして今回も無事に平和が守られたのであった。


――――☆アフターすとーりー☆―――

「エロ同人誌でたぞーお前の」

お、俺の出番あった!
それはおいといて俺の右手の先で異様なオーラを出している一冊の本がある。

「やったしゃくっ!!早くみせるしゃくっ!!!」

     ・
     ・
     ・

「出刃先輩とのBL同人誌だ」

「しかも顎超美形………」

シエラとメイナが笑いをこらえながらパラパラと同人誌をめくる。

「つまりはお前の容貌を誰も認めてないってことだな」

俺のとどめの言葉。

「うぅぅうう………。
 しゃぁ嗚呼アアアアああああああああぁぁああぁぁぁああ!!!!!」





             END つづくかも?

↓ちなみに美鶴こんな感じ

shakudeba ep0 2-4



続きは――ないっ!

しゃくでば! お見舞い日和後日談 

しゃくでば! (短編)

しゃくでば! お見舞い日和の後日談しゃくっ!





キーンコーンカーンコーン……

「顎が休んで今日で七日目か……」

シエラが空の実鶴の机を肘を付いてみながらぼやく。

「もっとながびかねぇかな……」

平和な日々すばらしいし。
人の不幸を祈っているのもどうかと思うがそれぐらい美鶴はうぜぇ。
ぼーっと教室のドアを眺めるとガラッと勢いよくドアが放たれ
例の細長い顎を持つシュルエットが入ってきた。

「あー来ちまったか……」

     ・
     ・
     ・

なんだか今日の実鶴はとっても不機嫌の様子。
鞄を机に放り投げた後おれの席の上に……
そう机の上にだぜ?
机の上にう○こ座り――もといヤンキー座り(本人は少なくともそのつもりらしい)。
もうアホかと、馬鹿かと。
なんなのかと、死ぬのかと。
そして独り言を言うように呟く。

「あー……インフルエンザつらかったしゃくぅ?……。
 誰かさんがお見舞いに来てくれればもぉっと早く
 もぉっっと早く治ったかもしれないんしゃくがねぇ?……」

キッ(笑)!!と俺達をにらみつける美鶴。
やめろ。
リアルで怖いからってかシエラ寝てるよ?
てか何でにらむんだよ。
悪いのは明らかにそっちだっただろ?と言いたかったが
美鶴が言えない、いや言わせない空気をかもし出していた。
早く俺の机からどけ。
あーもう後で薄く切ってもらおう、シエラに。

「あーあの時誰かさんが優しく看病でもしてくれれば
 もうすぅぐに治ったかもしれないしゃくがねぇ?。
 まぁ誰かとはあえていわないしゃくけどぉ?」

といいながらメイナに顔をぐりぐりと押し付ける美鶴。

「あぅ……近い、近い……」

メイナはかろうじてノートでガードしている。
誰がどう見てもセクハラだろ、これ。
そして美鶴はそんな最終兵器の片割れを見て調子に乗ったのか

「おい起きろしゃく」

ガンッ!

あのシエラの机を――。
シエラが寝ているのにもかかわらずに下から上へと蹴り上げたのだ。

「痛っ!?
 な……何?」

そして二人の目が合う。

「お前も悪いんしゃくよ?
 いやいっっちばんっ悪いしゃく!!
 か弱い病人を殴ったり蹴ったり……。
 少しは人情ってもんがないんしゃくか!?
 大体お前はいつもいつも―――」

ガッ!!
美鶴の襟首を掴むシエラ。
にっこり笑った顔が怖い。

「あのね……ここじゃちょっとアレだからね……?
 屋上で話そ?ね?いいよね?」

オーラが……。
物凄い殺気をまとったオーラが……。
シエラから……シエラから……。
そのオーラを読み取れないKY(もはや死語)美鶴。
強気でシエラに挑みかかる。

「はぁ!?
 今すぐココで土下座して僕の下僕にゲボアッ!!

「え?
 ホント?いいの!?やった♪ホラ!早く行こう!!」

ずるずるずるずる……。
あー美鶴死んだな。
ここから先は皆さんの思ったとおりさ。

「あまり調子にのってっと俺のレーザーでてめぇのケツにファックしてやるぞ?
 あぁ!?」

「しゃくっ……」





しゃぁぁぁぁああああああああああああああ…………





            END つづくかもー

P,S

キャラ返まだまだOKです。
ばっちこい!
相互リンクの小説家のみなさん!
さぁこい!
俺は恥なんて既に捨てたっ!!

(べ、別にコメントの催促じゃないんだからねっ///)

しゃくでば! スコーンで頭をスコーン 

しゃくでば! (短編)

「あー、数学の時間はあいからわずねみぃなぁ……」

うつらうつらと睡魔と格闘する今日この頃。
隣の実鶴は既に睡魔に完敗している。

「しかも下敷き敷いて寝るなよ。
 ……なんか俺の机への橋みたいになってるし……。
 気味が悪いったらありゃしない」

しかしこのとき永久波音はさらに気味の悪いことに遭遇することになるとは……。
このときまだ誰も気がついていなかった。

「しゃくぅぅぅん……」

でろでろでろ……

「うっげ……よだれたらしてやがる……。
 ん?よだれが下敷きを伝って……」

俺の机に領海侵犯。

「――――――――――――ッ!!!!!」(声にならない声)

そしてことごとく美鶴のよだれに侵食される俺の教科書たち。

「て……てんめぇ……」

俺はきちんと抗議&行動に出ることにする。
怒りをこめたシャーペンで美鶴の顎におもっきりブッ刺した。

ブズッ!!ブズッ……ブズッ……ブズッ……(エコー)

「んにぃぃぃぃぃいいぃしゃぁああっ!!!!!!!!!」

同時にチャイムがなった。

     ・
     ・
     ・

「おい!テメェのよだれのせいで俺の机とノートと教科書がぐっちゃぐちゃだろっ!!」

「えー?僕が悪いんしゃくぅ……?」

美鶴はまだ寝ぼけているらしい。
余計に腹がたつ。

「ったりめぇだろ!!
 良いからこの机何とかしろカス」

「わかったしゃくょぅ……んもぅ……」

すると美鶴は
ジュルン、ヂュルルル!!と音をたてて……
お、俺の机の上の……
唾液を……
――――ッ!!

「ホラ、これでいいしゃくね」

仕上げにペロペロと俺の机と教科書とノートを舐め回す美鶴。

「おい、シエラ。
 俺の机うすく切ってくれ」

「え?
 ここで兵器の力使っていいの?」

「非常事態だ。
 早くしろ」

「わかったよ……ってこの机臭い!
 何があったの!?」

「このクソおろかでう○こな馬鹿顎のせいだよ」

「ま た お 前 か。
 ってう”っ……」

目は半分白目。
口はポカーン。
そしてよだれがだらぁり。
R18規制の実鶴の顔がそこにあった。

「今切るよ。
 薄くね」

シエラの右腕が光の刀になり机をうすーく切断する。

「よーし、この切れ端で目を覚ましてやるしよう。
 お前の罪はこの板ですべて裁いてやる!」

スコーン!!

「じゃぐっ!!」

殴ってやった。
角で。
微妙に丸いこの角で。
すると

「もう?いったいなぁ。
 何するんだよ、波音?」

「「しゃくじゃなくなった!?」」

あ、俺とシエラ被った。

「んぐぅ……」

そしてまた眠りやがった。
ワレリアヌス。
好奇心って大事だと思うんだ。
だ・か・らもう一回殴ってみた。

スコーン!!

「SHAW!!」

変な鳴き声。

「……ってぇなぁ。
 おい波音、俺がお前に何かしたか?
 ってしたなぁーすまんな!」

「「性格まで変わってる!?」

また被った。
もう一回……ぐらいいいよね?

スコーン!!

「痛いではないかでござるか!!」

はいイミフ。

スコーン!!

「やっぱり痛いにゃぁー……」

きめぇ。

スコーン!!

「その辺にしときなぁ!!」

傭兵みたいでなんかイイ。

スコーン!!

「…………………」

無言の実鶴も……また……。
ふむ。

スコーン!!

「………………」

スコーン!!

「……………………」

スコーン!!



もうやめて!!
美鶴のライフはゼロよっ!!!






               TSU☆DU☆KU?

しゃくでば! ぼ?や?よいこだねんねしな?♪ 

しゃくでば! (短編)

「うぅ?ん……」

駄目だ。
眠れない。
夕方コーヒーを飲みすぎたのがいけなかったのか?
何度寝返りをうっても

ゴロンゴロンゴロンゴロンゴロンゴロ……

ガチャッ

「うるさい」

扉が半開きになってシエラが顔をのぞかせた。

「き、聞えてたのかよ。
 ……寝れないんだよ、仕方ないだろう?」

「え?そうなの?なら僕が一肌脱いであげるよ(性的な意味ではない)
 とりあえず電気消すよ」

「へ?」

疑問に思っている俺を横目に電気をパチッと消すシエラ。
そしてシエラは俺の枕元の隣で何か囁いた。

ジェットストリーム……

「へ?」

「ジェットストリーム……」

まさかこの展開は……。

「ジェットストリーム……キィィィィィン……。
 チャーラーチャララチャーラー♪
 遠い地平線が消えて深々とした夜の闇に心を休めるとき……。
 はるか雲海の上を音も無く……」

飛び起きた。

「なんでジェットストリームなんだよ!」

(ジェットストリームって何?と思った方はFMラジオで夜の十二時になるまでお待ちください。
 ニコニコなどで探してみたのですがなかったので……。
 すいません。)

「こら波音、おとなしく寝てなさい!」

「あ、すまん。
 なんかツッコミ癖が付いてしまってな。
 あの美鶴のせいで……。・゚・(ノД`)・゚・。」

「はるか雲海の(中略)皆様の夜間飛行のお相手のパイロットは
 私、F.D.シエラです」

はいよく出来ました。

「えーとどれにしようかな……」

そして流すCDをあさるシエラ。
ちゃんと眠気を誘うのを頼む。

ピッ!

『Help!!Help!!(ビートルズのアレ)』

「あ、間違えた」

「寝れるかぁあああああああああああああああああああっ!!!!!!!!」

     ・
     ・
     ・

「やっぱり絵本だよ、絵本!!
 絵本読むの聞いていれば寝れるはず!!」

「じ、じゃぁ頼むぜ?」

「任せろb(ぐっ」

あぁ女の子(最終兵器だけど)に絵本を読んでもらいながら寝れるなんて……。
結構幸せ者なんだなぁ、俺。

「むかーしむかし、あるところにシンデレラという少女がいました」

シンデレラか。
なつかしいなぁ……。

「(中略)
 この中にガラスの靴をはける人はおりませんかー?
 すると長女が『あたしよ、あたし!』といいながら勢いよくガラスの靴をはきました。
 しかしかかとが入りません。
 『ちょっと待ってください』とお母さん。
 長女をつれて奥へ……。
 『あんたはガラスの靴をはいてあの王子と結婚するんだよ!
  そんなかかと切り落としちまいな!!』
 
 ザシュッ……。

 『ぎゃぁぁああああぁあっ!!』」

「おいちょっと色々と待てや」

「えー?
 ココからが良い所なのにー!」

「大体それシンデレラじゃねェだろうが!!
 何?『本当は怖いグリム童話』ですか?」

「僕はこういうほうが寝れるかとおもっt「お前に合わせるなぁぁああああ!!!」

     ・
     ・
     ・
「ゲームしてやる!」

「あーそれバイオ……」

「ぎゃぁああああっ!!」

     ・
     ・
     ・

「DVDだ、DVD!!」

「バカ殿が入ってるよ」

「余計に寝れんわ!」

     ・
     ・
     ・

「運動してつかれて寝てやる!」

「そーれえいっ!」

バキッ!

「ちょ……そこ……ちが……。
 関節……か……か……バキッて……イッタヨ……」

     ・
     ・
     ・

チュンチュン……チチチ……


「あ……朝だ……」

「朝だね……」

「なんか良い感じに眠気が……」

「ぼ、僕も……」

ガクッ……。



☆――あふたーすとーりー――☆

「二人とも?
 今日は学校なんだけど……」

「今日は休む……」

「僕も……」

「な、何があったの?
 部屋といい……目の下の隈といい……」

メイナ意味が分からず混乱。





               つぷぷ

しゃくでば! 羞恥心 ?鬼灯家の場合? 

しゃくでば! (短編)

『太郎さん……わたし……妊娠しちゃってるの……』

『嘘よっ!!
 このクソ尼!!いつ私の太郎さんを……』

こういうのは俺苦手なんだがな……。
ナレーションとして一応の役目だけは果たしておかないと。

「やっぱりローマの夜よりこういうドロドロした昼ドラがいいですよねー」

蒼がテレビをつつきながら隣にいる詩乃に笑顔で振り向く。

「あぁ、イケメンだけじゃさっぱり売れないからなー」

詩乃はポッキー片手にマンガを読破中。
周りにベルリンの壁のようにマンガがつまれている。

「というか詩乃姉様、この部屋冷房効いてなくないですか……?」

「そういえば何か暑いなぁって思ってたんだよね。
 壊れてんのかなぁ……?」

そして詩乃はヴィンヴィン怪しい音を上げているエアコンの元へと近づいた。
しかし……

「あづいじゃぐぅ??……」

もうこの語尾で分かるだろう。
そう我らが美鶴である。

「わわっ!!どうしてここにいるんですか!?」

「おっと、ストップ蒼落ち着け。
 ネメシエルの砲台をこの部屋に向けるのだけはやめろ」

「――ッ!
 うっかりしてました……」

窓の外には『超空要塞戦艦ネメシエル』の莫大な数の砲門がこちらをにらみつけていた。
蒼……お前……もしかして力制御できてないのか?
そんなことはどうでもいいとして
蒼の隣にいきなりテレポーテーションしてきたかのように美鶴がいた。

「どうしてって前回僕の出番がなかったからしゃく!!
 全然なかったからしゃく!!」

「もしかして、前回と全然かけました?」

「違うしゃくよ!!もう!!
 それはさておき、もう僕は決めたんしゃく。
 無理にでも登場して出番を増やしてやるしゃく!!」

美鶴は唾を飛ばして猛主張。
顔がウザイ。

「こんな出番に必死な主人公見たことないですよ……」

「出て行けって言っても無理しゃくょっ!!
 意地でも出て行かないしゃくっ!!」

ぷんぷんしゃくっとか言いながらドスンと部屋の真ん中に胡坐をかいて座る顎。

「あー……こりゃ修理屋呼ばないとだめかなぁ……。
 蒼ー、電話しといてくれる?」

「あ、はーい」

とことこと電話のところに歩いていく。
その後ろに

「大体この作品の主人公は僕なんしゃくよ?
 僕を出さないほうがそもそもこの作品に対する冒涜だとおもうんしゃくよ!
 あとお前らガードが固すぎなんしゃく!!
 少しはパンチラだのブラだの読者サービスを……」

「ちょっと!!」「しゃくっ!?」

「電話するから静かにしていてくれませんか?」

「あ……はいしゃく」

あまりの迫力に押し黙ってしまった。
珍しいな。

「あ、すいません。
 えあーこんでんしょな?の修理を頼みたいんですが……」

エアーコンディショナーっていえないんだな、蒼。
まぁ仕方ないっちゃ仕方ないか。
戦艦として生きてきたんだもんな。(ほろり)

「…………………………」

「はい、はい、分かりました」

「…………………しゃくっ……………」

「あぁ、それで構わないです。
 はい、ではお願いしまーす」

ガチャッ。
蒼が電話機を静かにおいた瞬間再び美鶴が口をしゃくしゃくと開いた。

「終わったしゃく?
 なら続きを――」

意気揚々としている美鶴を蹴り上げるかのようにしゃべろうとする美鶴を無視して
蒼はポッキーをかじっている詩乃の元へ全速前進。

「詩乃姉様、修理の人が来るまで一時間はかかるそうですよー…」

「あちゃー困ったな。
 これは最終兵器の扇風機を使うしかないみたいだね」

「あ、私取って来ますね♪」

「え?いいの?
 じゃあよろしく頼むわ。
 場所は……」

「な、何か気まずくなってきたしゃくぅ……。
 で、でも!
 僕はそれでもめげないしゃくよぉ!!」

そして鼻歌を歌っている蒼の元へと駆けた。

     ・
     ・
     ・

「えーっと、この下の……」

「そもそも主人公というものは作品の中で中心的な存在で……」

「あ!あった!」

ごそごそしている蒼に後ろから話しかけているが華麗にスルーされている。

「毎回必ず登場していなくてはいけないものなんしゃくよ!」

それはちょっと違うんじゃなかろうか。

「ちょっと!
 そこ邪魔です!!」

蒼が右手を鉄砲の形にして美鶴に向けると壁に小さな穴を開けて
赤いレーザーが美鶴の額をぶち抜いた。

「じゃがっ!!」

でこからぴゅーと血を吹いてどさっと倒れる。

「まったくもうッ……」

そして扇風機をもって押入れを後にする蒼を見て
美鶴は額にバッテンの絆創膏を貼りながら考えた。

「なんだか……すごいむなしいし恥ずかしいし気まずくなってきたしゃくぅ……」

そして脳裏によみがえる彼女の言葉。

『ちょっと!!
 そこ邪魔です!!』

「うぅ……うぅぅう………」





しゃぁぁぁああああああああああ………

たったったったっ(走り去る音)





               ちゅぢゅきゅかも?

しゃくでば! 羞恥心 ?永久家の場合? 

しゃくでば! (短編)

「あ?、メイナ。
 ご飯お代わりよろしく」

「はい」

「お?さんきゅ」

ここ俺、永久家ではいつもどおりの夕食をとっていた。
肉を頬張り、TVを眺める。

「僕もお代わりしゃくっ!」

「ブフォ!?」

いつもどおりじゃなかった。
美鶴だよ……おいおいおいおいおいおいおいおいおい。

「な……なんで……ゲホッ!
 お前が……ゲホゲホッ!!
 ここにいるんだってゲフホァッ!」

水!
水!!

「僕、この頃出番がないしゃく……。
 だからっ!!」

バンっと机を叩く。

「ちょっと!
 机叩かないでよ!
 壊れやすいんだから」

シエラが美鶴を睨みつける。

「あ、ごめんしゃく…じゃなくてっ!!
 僕は決めたんしゃくっ!!
 無理にでも登場して出番を増やしてやるしゃくッ!!」

「…………は?」

何言ってるんだこいつ。

「とめても無駄しゃくよ?
 僕のこの硬い硬い決心は誰にもまけないしゃくっ!!」

「……は?」

マジで大丈夫かこいつ。
それにそんなこと言ってるとシエラ辺りが……。

『フ○タくぅ?ん、どうだいぃ、今夜ぁ?
 や・ら・な・い・か?』

『えぇっ!?
 ア○ゴくーん?
 そ……それはボクに妻子がいることを知っていてのことかぃ!?』

「ナハハハハハッ!!!」

「っておい!
 美鶴を追い出すなり蹴りだすなりぶっ飛ばすなり
 レーザーで蒲焼にするなりなんかしろよ!」

「もぅ、僕今日疲れちった」

「ホラホラ、波音も一緒に見ようよ!
 サ○エさんVSア○ゴさんだよ!!」

What?
なんだよそれ最近のサ○エさんおかしくね?

『マ○オさんは……渡さないっ!!』

『フハハハハハ!!おぉもしろぉぃ!!
 何秒間耐えれるか数えてやろぉぅ……』

『サ○エスパーク!!』 『ぬぅるぃわぁぁあぁぁ!!!』

「「おぉぉぉぉおお!!」

最終兵器姉妹の趣味がだんだん分からなくなってきた。
というかココまで突っ込みどころ満載だと
逆にどこから突っ込めば良いのか分からない。
俺もう突っ込み放棄してもいいだろうか。

「あ、あのーしゃく……」

『ぶるぁぁぁぁあぁああぁ!!!』

『これが……愛の力よっ!!』

「あー!今週のサ○エさんも面白かったー!」

メイナが目に涙をためながら欠伸をして伸びる。

「終わったしゃく?
 なら話を――――」

「あ!そだ!
 お隣の田所さんからとうもろこし御裾分けしてもらったんだ」

ごそごそと倉庫から沢山のとうもろこしを引っ張り出してきて
新聞紙をごそごそする。

「え?まじ?」

とうもろこしかぁ。
久方だな。

「わー♪
 はやく蒸かそうよ!」

メイナの目が既にとうもろこしな件。

「(くっ……今回はそうは行かないしゃくっ!!
  奴らの行動に溶け込んでやるしゃくッ!!)」

とうもろこしは醤油をつけて焼くのが定番だ。
まぁ蒸かしてもいいんだが。
甘いしうまい。
最高だよな、とうもろこし。

「僕も欲しいしゃくー♪」

「…………は?
 ないよ?」

シエラの声つめたっ!

「………え?しゃく……」

「当たり前じゃん。
 これは僕と姉さんと波音にくれたものなんだから。 
 部外者であるお前にはなくて当然」

「しゃ……しゃ……」

お。
泣くぞ、泣くぞ。

しゃぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁ………

タッタッタッ……

ってかこの落ち久しぶりだな。
やっぱりこの落ち最高。

「ホント綺麗に涙流れるねぇ……」

メイナ、とうもろこしはまだ焼けてないぞ。
置け。




?☆あふたーすとーりー☆?

「あ、一個あまった」

「あ、私はいらないから」

シエラのとうもろこしをじっと見つめる俺。

「…………やるか?」

マンガの悪役のような顔をして捨て台詞を吐く。

「…………いいよ?」

バカめ、承諾したときがお前の運のつきだ。

「「せーのっ!」

「じゃんけん!!」

「ぽん!!」

「ひゃあぁぁ!!
 負けたぁぁっ!!
 僕がっ……負けたッ……!」

「ノリが悪かったなぁ……(キラーン)」

「うぅ……なんでチョキなんて出したんだろう……」

『来週もまた見てくださいねー♪
 じゃん!けん!ぽん!!』

「あ、波音!
 サ○エさんに勝ったからそれ僕の!!」

「なんでそうなる!!」

『うふふふふふ♪』

シエラとサ○エさんの声が重なって……

「こえぇぇよっ!!」





               続くかも?

しゃくでば! は?至高はブルマだろJK 

しゃくでば! (短編)

ふと疑問に思ふ。

「お前って体操服もってんのか?」

「フッ!
 持ってるしゃくよ?」

えっ。

「な、なんだ。
 いつものその変な紳士服着てるから持ってないかと思ったぜ。
 次は都合よく体育だし」

えっと三時間目……。
うん体育だ。
だりぃなぁおい。

「ちなみにしゃく。
 この紳士服は僕のポゥリスィーしゃくっ!!」

「るっさい!!
 唾こっちに飛ばすな、カス!」

おぉ、レーザーが頭を正確に射抜いたぞ。
流石だな、シエラ。

「死ぬ……しゃく……」

「人として死んどけ」

   ・
   ・
   ・

ピーン!

「ヤバイ、なんだこの気配は。
 波音気をつけて!」

俺の前に右腕を張るシエラ。
なんだ、何があるってんだ?

「シエラ落ち着け。
 なんだ、何があるんだ?」

「あ……この方向はグラウンド……。
 次の波音達の体育の場所だ」

なん……だと?

「は?
 んな所にヤバイ気配のやつが?」

「大丈夫。
 あなたは死なないわ。 
 僕が守るもの」

「それ本物に言われてみたかったわ」

ペチィン!

「いっつっ!」

背中に完璧に跡できたはず……。
赤い跡が……。

   ・
   ・
   ・

「!?
 人が倒れてる!?
 おい!!大丈夫か!!」

シエラと玄関で別れたのはいいとして
一人になった瞬間とっても不安になってきた。
あーやだなー。
ネメシエルとかあったらそれに乗りたい気分だ。
そう思いながら倒れている男子生徒に駆け寄る。

「おい!
 しっかりしろ!!
 おいっ!!」

「あ……ああ……」

声かすれてるじゃんよー。
なんなんだよー。

「……すまねぇ……。
 俺はもう……ここまでのようだ……」

おう。

「いや、いやあんた初対面ですよね?
 同じクラスだとしても」

「くっ……娘に……人目だけでも……。
 あ、会いたかっ……た……ガハッ!!」

「いや、あんた高校生だしその歳で子供いたら問題だよ!
 ってか何血ぃ吐いてんだよ!!」

持ち前のつっこみ気質が……。

「ヤツは……やべぇ。
 に、人間を……超越……してやがっ……ハァハァ……るぜっ!!」

「何?
 そんなにやばいの?」

「腕がなるぜぇ……」

うわっシエラいつのまに湧き出てきた。
気がつかなかったぞい。

「愛国者……は……らりるれ……ろ…………」

わけわからん。
特に最後。
最後の言葉を娘にするべきだったんとちゃいまっか。

「とりあえず行けば分かるでしょ!
 ほら行くよ!」

「胃が……重い……」

   ・
   ・
   ・

「な……!?
 あれは……?」

そうヤバイ気配……。
その中心に美鶴が立っていた。
体操服の姿で。
体操服の姿で。
体操服の姿で!?

「ってその体操服は違うだろぉおぉぉぉぉ!!!」

そう美鶴の体操服は学校のものではない。
美鶴の半袖のシャツには 『1-D 灼場山』 と書かれており
下半身はブルマで 『1-D みつる』 と書かれていた。

「あかん。
 もう突っ込みきれん。
 シエラ!
 なんとかならな……」

振り向いた俺は目を疑った。
俺の脳はおかしくなってしまったというのか。
なんとシエラの頭から湯気とパイプのポッポーという音が出ていた。
そしてそのままの姿勢で……。

「ガガガ………初期化を実行しています……」

バタン。

「Noooooooo!!
 シメ役が倒れたぁぁぁ!?
 ってか美鶴!!
 なんだよ、その変態的コスプレ!!
 キモ男の女装を超えてるぞ!!!」

「何しゃく!!
 これは僕のポリシーしゃくっ!!
 それに見ろしゃくっ!!
 こいつらは僕の魅力に耐え切れずに倒れたしゃくッ!!
 どぅしぁく?
 これが僕の力なんしゃくよぉ?」

ガンジーでも助走つけて蹴りいれるレベル。
きめぇの領域を超えている。
そうだな。
牛乳とオレンジジュース混ぜるだろ?
そしたら玉が出来るんだ。
それなんでか知ってるか?
それは牛乳の蛋白質が……。

「波音聞いてるしゃく?」

牛乳の蛋白質が……。

「波音?
 おーいしゃくっ!
 ほれほれ、ブルマしゃくよ?」

ぎ、牛乳の……。

「波音も僕の魅力に耐え切れずに倒れるしゃくかぁ?
 そのおにゃのこのように?」

ぎ、ぎゅ……。

チッ(舌打ち)

「今回ばかりはもう無理。
 俺限界」

「しゃく?」

「行くぞ?
 お祈りは終わったか?」

「しゃくっ!! 
 何するしゃ………」




しゃぁぁああぁぁあああぁぁぁぁ………




「よっわっ!」

俺、五秒でパーフェクト勝利。





               続くかもー

しゃくでば! れっつにゃんにゃん大作戦! 

しゃくでば! (短編)

とある日の放課後……。

「シエラッ!!
 コレをよく見るしゃくっ!!」

美鶴が手にコインを持ってまたまた仁王立ちをしていた。

「ん?」

もすもすとパンをかじっていたシエラが仕方無しに美鶴を見る。
そのシエラをドヤ顔で見下ろした後

ピーン……、くるくる……、パシッ!!

「裏しゃく?
 表しゃく?」

拳を突き出してふんぬと鼻息を吐いた。

「表」

再びもすもすとパンをかじりだすシエラに一言。
お前今見てなかっただろ、やる気ないだろ。

「ざぁんねぇんでしたっ♪ 
 裏しゃぁぁくっ♪」

「わかったからそのドナルドがキチガイになったみたいな顔やめて」

「しゃくぅ……」

うわ落ち込んだ。
こいつも落ち込むのか。

   ・
   ・
   ・

「とゆーわけで、シエラには罰げぇむをうけてもらうしゃくぅ☆」

何この立ち直りの早さ。
↑では・三つで表してたけど目の前だと約2秒で立ち直ったからな、こいつ。

「はぁ?」

「今から語尾に にゃあをつけるしゃくぅ♪
 さっそくスタートしゃくぅっ♪」

うわーひくわーみたいな顔をしてかじり終えたパンのゴミを放り投げる。
そのままため息を一つついて

「あ……あー……やればいいんだろ? 
 やれば……【にゃあ】」

!?
教室が静まり返った。

「おい……いま猫の鳴き声しなかったか?」

同級生が次第に騒ぎ始める。

「えー!?どこどこ!?」

「学校の中に入ってきたんじゃね?
 俺猫アレルギーだから意味ないけど」

「探そ探そ!
 ねこちゃ?ん♪」

「おい、波音!
 手伝えよ、探すの」

「眠いから却下」

こいつ……こんなに猫の鳴き声うまかったのか?
俺も目の前にシエラがいなかったら完璧に同級生と一緒に探してるぞ、猫。

「んんんもぅっ!!!
 そんなんじゃないしゃくよっ!!
 今から僕がお手本みせたるしゃくっ!!」

すると美鶴はポケットから猫耳を取り出しつけた。
猫のような座り方をした後

「んにゃ?んしゃくぅんにゃぁ?んしゃくぅ♪
 ご主人様ぁ私に何か出来ることはありますかにゃあしゃくぅ?
 にゃぁんしゃくぅ☆
 あっ、そ、そんなところ触っちゃだめですにゃぁしゃくぅ♪
 あ……あんしゃ(ピーーーーーーーーーーー)
 (ピーーーーーーーーーーーーー)
 (ピーーーーーーーーーーー)」

おうふっ。
ナレーターの俺でもこれは無理逃げる。
じゃ!

「どうしゃく?
 これがお手本しゃくっ!!
 さぁシエラも……」

和気藹々として振り返った美鶴の目には誰一人いない教室が残っていた。
みんなさっさと帰ったようだ。(一部トイレ)
しかも教室の隅には哀愁漂うBGMを流しているラジカセが……。
誰かがセットしたようだ。
このクラスの奴ら段々分かってきたな。

「うぅっ……うぅぅ……しゃくっ……しゃくぅぅぅぅ……。
 うぅ……うぅぅ………」

えーと、とりあえずこれ以上続けても何もなさそうなので……。





              つづくかも?

バリッ(紙が破れた音)

「まだおわってないしゃくっ!!
 まだオチてないしゃくっ!!!」

しつけぇwww
十分にオチついてる。
大丈夫、心配するな。

「とにかく……今回は何とかしてこの僕がこの話をオチさせてやるしゃくっ!!」

まだ無駄なことを……。

「う?ん……しゃくぅ……」

手を組んで目をつぶって考え始める美鶴。
無駄だろ、絶対に。

   ・
   ・
   ・

(二十分後)

「んぐぉぉぉぁぉ……」

もしもーし。

「ハッ!!
 ね、寝てなんてないしゃくよっ!!
 今ひらめいたしゃくっ!!」

ほう……なら見せてもらうか?

「了解しゃくっ!!」

アンテナ付き携帯を取り出して通話ボタンを押した。

PLL……PLL……PLL……

「蒼ー!実はつづくかもー(強制終了)




「ん……?
 今何か聞えたような……」

しゃくでば! 家族っていいね、いいねっ!! 

しゃくでば! (短編)

「波音?!
 いっしょに帰ろうしゃくー♪」

だりい。

「だが断る。
 悪いな」

鞄を持ち上げさっさと帰る――もとい逃げる準備をする俺。
その俺の後ろでなにやら金属音が……。

「?」

なんだ、なんかどこからか悲しい音楽が……。

『あーああぁーるーるーるー♪』

「しゃくしゃくしゃくしゃく……」

な、泣いてる……。
泣いてるぞ、美鶴が。
仕方ねェな。

「だー!分かった、分かった。
 一緒に帰るから教室の隅で哀愁誘う曲流しながら体操座りで落ち込むなって!
 ようは一緒に帰ればいいんだろう?
 分かった、帰る、帰るよ」

「ホントしゃくっ!?
 わーいしゃくぅ?♪
 わーいしゃくぅっ☆」

うぜぇ……。

   ・
   ・
   ・

「…………」

視線を感じる。

「…………しゃく………」

「…………」

「……しゃくっ……♪」

「な、何見てんだよ……」

熱い(暑い?)視線に耐えることが出来ずにとうとう話しかけてしまう俺。
なんと哀れな俺。

「うふっ♪
 しゃくっ♪」

ぞくっとした。
近年稀に見るぞくっとくるレベルMAXだ。

「ひぃぃっ!」

声も漏れた。
これは仕方ないだろう。

「波音が隣にいてくれるだけでし・あ・わ・せしゃくっ☆」

帰りたい!!
マジで帰りたい!!
ダッシュさせろ、ダッシュで帰らさせろ!!
かえってあいつらの顔が拝みたい!!

   ・
   ・
   ・

「おっ♪俺の家こっちだからな!じぁなー♪」

やった!!
帰れる!!
この拷問的時間からようやく開放されるっ!!
きゃっほうぅ!!

がしっ。

「なん……だと?」

美鶴が俺の……。
俺の制服を掴んで……る……。
うわああっ。

「僕の家に来るしゃくっ!!」

「は?何言ってんだ。
 もう夕方だし宿題もしなきゃいk」

『るーるーるーあーあーああー♪』

「わかったわかった……」

何、俺何か悪いことしましたか神様。
昨日柿ピーのピリ辛の方のヤツだけくってピーナッツだけ残して
シエラ半泣きにさせたからか?

   ・
   ・
   ・

「ついたしゃくっ!!」

あーうん。
なるほど。
河原に黄色い色が剥げ落ちたテントがそこにあった。
中をちらっと覗くと

「くさっ!
 コノヘヤニオウヨ!?」

美鶴汁の臭いだ。
美鶴汁って説明しましたよね、そういえば。
したっけ?
してないか。
仕方ない、説明しようかな。
美鶴汁ってのはな、あれだ。
分かるだろ?
何か美鶴が興奮すると顎からにゅるにゅると噴出される謎の液体Xだ。
分かる?
それの臭いがするんだ、このテント。
つまり美鶴がこのテントで興奮してたってことに……。

「ってかなんだこのエロ本の山は……」

そこら辺に捨ててある昔のエロ本の山がそこにあった。
どれもずいぶんぬれて……ん?

「そうか、美鶴汁は読みどおりこのためか。
 ッておい、美鶴。
 なんで布団二つも引いてるんだよ」

「今日は二人で泊まるしゃくっ♪」

は?
え……。

「い、いやだぁあああっ!!!!」

俺は走った。
ひたすら走った。
待つしゃくっ!!とか聞えてきたけど無視した!
なんだよあいつ。
だんだんホモになってきてないか?

「友達ってのはお泊り会とかするもんじゃないんしゃくかぁあぁああ!?」

   ・
   ・
   ・

家のドアを思いっきりキックして転がり込んだ。
外れたドアを立て直して鍵をかける。

「はぁ……はぁ……」

夏というのもあってか体中から汗が。

「あ、お帰りー波音。
 どしたの?
 汗だくだくでぜぇぜぇ言ってるし」

し、シエラだ。
我が家だ!

「お……おぉ……」

我が家だ。
家族だ……みんながいる……。

「やっぱり我が家は最高だよぅ!!
 うぇーーん!!」

涙が出てきた。
シエラに抱きついた。

「ふぇっ!?
 ホント何があったの!?
 と、とりあえずよーしよーし……」

   ・
   ・
   ・

河原に焚き火の音が響く。

「今日も一人で焼き魚しゃくか……。
 はぁ……」

美鶴は魚の内臓を取らずにかじりついた。
ただ取り方が分からないかららしい。

「今日の魚はしょっぱいしゃくぅ……。
 な、泣いてなんか……っ!
 泣いてなんかいないんしゃくからねっ!!」

『あーあーあぁあ?♪
 るーるるーるるーるーー♪』





               つづくかも?

しゃくでば! ゆでたまごの点数 

しゃくでば! (短編)

キーン、コーン、カーン、コーン……。

「こないだの中間考査の結果を配布する。
 赤点(四十点以下)なぞ取る不届き者は生徒指導室に来るように」

そう、確かに担任の桐梨は美鶴を見ながら行っていた。
だが本人は……。

「…………」ボケー

だめだ、こいつ。
まったく次元が違うところにいってやがる。

「鈴木……杉田……高森……永久……」

桐梨から受け取ったテスト。
65というなんともいかめしい文字が……。
まぁ赤点じゃないからよしとしようか。
ん、なんで美鶴あんなに喜んでるんだ?

「おい、美鶴、お前なんてんだっt!?」

「波音、波音ー!!
 ○がついてるしゃくよー!!」

あぁ……名前の隣の○は……。

   ・
 (数分後)
   ・

「しゃくしゃくしゃくしゃくしゃく……」

「おい、こいつ人間やめたの?」

大きく82と書かれた成績表を隠すそぶりも無く美鶴を指差すシエラは
心なしか唇の横にうっすらとした笑いを貼り付けている気がした。

「いや、普通に泣いてるんだろ?
 しくしくの所をしゃくしゃく言ってるだけで」

てかなんだよこのテンションのギャップ。

「何?
 テストで悪い点でも取ったの?
 お前が泣くなんて珍しいこともあるもんだね?。
 見せてみな」

ほれと手を突き出すシエラに

「しゃくぅん」

美鶴変な声で拒否。

「あー変な声出すな、きもいから」

ひでぇ。

「どれどれ、ほらっ……貸せって……!!
 笑わないから、どーせ10とか20なんぶはははははは!!!!」

せーだいに笑いやがったよこのひと、血も涙もない。
美鶴はと言えば

「………………」

悲しい音楽を流してもいいぐらいの質量のオーラを出してやがるぜ。

「シエラも?ん、助けてほしいしゃく?……。
 このままじゃどこにもいけないしゃくよぉ?……」

どこもアウトだと思います。

「またやっちゃったのかい、みつるくん」

何!?
今回のシエラはノりが良いようだ。
紳士的だ、運がよかったな。

「勉強が簡単に出来るようになる道具出してほしいしゃく?!」

「仕方ないな」

そしてごそごそと胸←注目から出したのは

「アンキペーパー☆」

おぉ!
紙だ、ただの。

「コレに覚えたいことを書き込んで食べればどんなことも覚えられるんだ!
 (ボソッ)気持ちだけ」

「わーいしゃくー!!
 早速やってみるしゃく?!!」

おい、お前最後の一言聞えてなかったのか?

「しゃむしゃむしゃむしゃむ……」

「むしゃむしゃだろ……」

呆れて突っ込む気力もうせた。

   ・
   ・
   ・

(翌日)

ぎゅるる?。

「うぅぅ……おなか壊したしゃくぅぅ……。
 一体何がいけなかったんしゃくぅ?
 Test Sierra paper……。
 AHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!
It was Anki Paper!!!!!」

「いきなり英語しゃべりだした……」

効果は下痢にならないと分からないのね、きっと。

「も、もう駄目しゃく……。
 トイレに……」

ソレをにやにや見ながら

「よかったね、トイレとお友達になれて」

ひどい、ひどすぎるよ、シエラ。

「じゃああぁぁぁぁぁあああ……」

ぎゅるるるぅ……。
ジャーゴボゴボ……。


☆エピローぎゅ☆

「おい、うんこしてるやつがいるぜ!!」

「ギャハハハハ!!!」

小学生かっての。

「おい、なんか騒がしくなってきたぞ?」

「ん?
 別にいいんじゃないの? 
 僕に被害はないわけだし」

「……とりあえず言っておこう。
 平和だなー」

「おいっ!!
 出て来いやゴラァ!!」

「ひぃぃぃぃっ!!
 やめてしゃくぅぅぅっ……!!!」

「おいっ、10円貸せよ」

「ほらよ?、汚すなよ?」

「おっし!!」

ガチャガチャ……。

「ひぃっ!!
 な、何してるしゃくっ……!?」

カチッ(鍵が開いた音)

ギィィィィィ……………!





しゃぁあああああああああああああああああああ………





              つづくかもー

しゃくでば! こんぱくとでぃすく 

しゃくでば! (短編)

「波音、波音!!」

つんつんと後ろから突付いてくる男。
正直言って毎回の事ながら感情が高ぶるのは紛れもない事実。
触って欲しくない。

「突付くなって!
 で、何?」

「付き合ってほしいしゃく♪」

……は?
…………は?
………………はぁ?

「………………」

「んもぅ♪違うしゃくよぉん♪
 冗談しゃくぅぅん♪」

こいつに冗談を言われるとバカにされた気になる。
というかバカにされてる。
絶対そうだ。

「ちょっと殴らせろ」

「しゃく?」

めきっ

   ・
   ・
   ・

「なんだよ、買い物かよ……。
 それならそうと早く言えよな。
 てっきり……まったく……」

「ひゃふぅ……」

美鶴が痛むであろう赤くはれたほっぺたを撫でながら鳴く。
バカにした代償だ。

「で、何買うんだ?」

田舎の電気街は都会に比べでかい店が多数並ぶことが多い。
デカイ分、距離が小さいからすぐ出てしまうしなんていっても品数が少ない。
人も少ない。
人ごみが嫌いな俺には良い場所だと思う。

「しぃでぃってのが買って見たいしゃく!!」

しぃでぃ――CD?
は?
コンパクトディスク?

「今の時代は携帯小型オーディオプレイヤーじゃね?」

「何しゃく?
 それ?」

ググレ、カス。

「あーもうお前と話すのが疲れる……。
 まぁCDはいいとして誰のCDなんだ?」

「今流行のあのアイドルしゃくよぉん♪」

あまりテレビ見ないから分からん。
聞いたことがあるのはA○B48ぐらいである。
にしてもテンション高いな。
うざさに磨きがかかっている。

「あぁ??
 あー、A○B48か?」

多分これでFA。
ファイナルアンサーだろ。

「ちっがうしゃくよぉん!!
 もう!それいつの時代のアイドルしゃくかぁ?」

なう。
現在です。
現在なう。

「波音は流行に疎いしゃくね?
 しゃくふふふぅ?☆こ・た・えはぁ☆
 ミニ○ニしゃくよぉっ♪」

…………。

「ちょっとニ、三発殴らせろ」

バキッ(ぐー)
パァン(パー)
グサッ(ちょき)

「んきゃぁあぁぁぁっ!!
 目がぁっ!!
 目がしゃくぅぅぅぅぅ!!!!」

「しまった、第二関節まで行っちまった。
 まーいいや、美鶴だし」

   ・
   ・
   ・

ふと疑問。
こいつ金もってるのか?
母ちゃんがいるってのは聞いたことがないんだが……。

「てか、お前金持ってるわけ?」

腰に手を当て頭を撫でて。
キラーンと歯を光らせる。
そのしぐさの一つ一つに俺の怒りゲージがまた貯まり始める。  

「当然しゃくっ!!
 この前お義母さんから一万円もらったんしゃくよぉ?♪」

いるのかー母ちゃん。

「そらぁ裕福なこって……」

「あ、しぃでぃ屋さんについたしゃくっ!!
 ミニ○ニどこしゃく?!?」

「自分で探せ……」

早足で俺の視界から早速消えた美鶴に向かって呟く。

「もう俺帰っていいか?」

   ・
   ・
   ・

見事迷子になりました(美鶴が)

「美鶴ー!美鶴!!
 くそっ、あいつどこ行きやがった」

きょろきょろ辺りを見渡す。
高い本棚のおかげで見えないしあのシルクハットの影も見えない。
あいつの影を俺が見逃すはずが……。
ん?
アダルトコーナー?
…………………。
ちらっとだけ覗いてみるか。
絶対にいる気がする。

「お客さん、困ります!
 ココは十八歳未満の方は立ち入り禁止となっておりまして――」

「うるさいしゃくっ!!!
 僕の精神年齢は既に十八歳を超えてじゃぐっ!!」

後ろからとび蹴りをかました。
困惑している店員さんにごめんなさいしないとね。

「ども、お騒がせしました」

倒れている美鶴の首根っこを掴み引きずりその場を後にした。

   ・
   ・
   ・

「ったく、このダラズがっ!!
 もうさっさとそのミニ○ニのCDレジに持ってけ!!」

隅っこに正座させて説教開始。

「常識の範囲で……どーたらこーたら。
 分かったか?
 分かったら早く帰るぞ。
 かえってゲームしたいし」

「わかったしゃくよぉ……」

   ・
   ・
   ・

「一二六〇円になりまーす」

「フッ、コレをくれてやるしゃく。
 一万円しゃくよぉ?」

「(なにこいつうぜぇ)はい、いちま……って!!お客さん!!
 コレ千円ですよ?」

なにやらもめてるなーと思って読書コーナーから戻ってきたら……。
また美鶴か。

「しゃくっ!?
 そんなはずないしゃくっ!!
 福沢が千円で野口が一万円のはずしゃくっ!!」

その知識はどこから来たのやら。
泉のように間違った知識が湧き出してるな。

「逆……なんですけど……。
 で、残りの二百六十円を……」

ぴくぴくと頬を引きつらせなんとか笑顔の対応を維持している店員さんは正直すごいと思う。
忍耐力が人よりも強いのだろうか。

「はぁ?
 あるわけないしゃく。
 コレが一万円だと思ったしゃくから」

「(何をえらそうにいってんだ、この顎……)
 ではこのCDは戻しておきますね?」

美鶴の手からCDをもぎ取りもとの場所へ戻そうとしている。
あきらめろ、美鶴。

「嫌しゃくぅっ!!
 真○たんは僕のモノしゃくっ!」

バカ野朗!
何やってんだ!!
美鶴は店員の手からCDを奪ったかと思うと
次の瞬間ダッシュで入り口へと走り出したのだ。

「あっ!!
 ちょ……ま、万引きだー!!」

こんな正々堂々とした万引きが他にあろうか。
でも一つ。
万引きは犯罪です。
絶対にしたらあきません。

「うわ……俺もう帰ろう……」

   ・
   ・
   ・

「ねー、波音。
 なんであの顎テレビに出てるの?」

晩御飯の時間に流れたニュースに美鶴の顔が映る。
モザイクなどがかかっているが顎のおかげですべては台無しである。
もう少しがんばれよ。

『なお、少年Sは
 ぼくはまりたんのためにやったんしゃく。
 何も悪くないしゃ……ぷっ!
 あ、し、失礼しました』

「今のは仕方ないよな……」





               END つづくかもしれませんね。

しゃくでば! 気持ちのいいお目覚めをあなたに 

しゃくでば! (短編)

「五……四……三……」

俺は今夢の中なのだ。
果てしなくいい気持ちなのだ。
ZZzz…。

「ピピピッ!アサデス!アサデス!ピピピッ!ピピピッ!アサデス!アサデス!」

Zz…。
すやすやなのだ。
快眠なのだ。

「ありゃぁ…起きないねぇ…」

残念ながら今日は俺を叩き起こすことはできない。
昨日の朝俺が

「頼むから穏便に起こしてくれ…」

と流石の最終兵器ですら同情せざるをえないような顔で頼んだからだ。
しかし、不器用な彼女…メイナ・スタート・デリートはそれが出来ずに悩んでいた。
カチカチと時計が秒を刻む音のみが過ぎていく。

「どうしたもんかねぇ…ってか最終兵器の私にこんなこと頼む方がどーかしてるとしか…!」

何かしら閃いた用だ。
きらんとメイナの顔が輝いた。

「波音、大好きしゃくぅ?☆
 波音、大好きでっぱ…
 また会えたね、マイハニー♪」

俺の耳元に急接近してきやがったかと思うとメイナはぼそぼそと俺にそう囁きやがったのである。
俺の夢の中に嫌な空気が流れはじめたとは露知らず
少し離れるとのんびりと肘をついて俺の様子を見はじめた。



(俺の夢の中)



「波音、大好きしゃくぅ?☆」

み、美鶴?

「波音、大好きでっぱ…」

で、出刃先輩?
なんだあんたらは。
人の夢の中にまで侵略するとかありえn

「また会えたね、マイハニー♪」

「出たぁぁぁああ!」

「どうしたのさ、怯えちゃって?マイハニーらしくないなぁっ♪」

セ、セズク・KT・ナスカルークさんじゃないですか。
最終兵器モドキでガチホモ。
こっち来んな候補No.3。
No.1は当然美鶴。

「な、なんでお前らいるんだよ!」

キョドった俺ににこりと爽やかに微笑みセズクが答えた。

「そりゃぁ、勿論波音がいる所ならどこまでも…」

う、嬉しくねぇー!

「ちょっと何言ってるしゃくぅ?波音はう゛ぉくのものしゃくよ?」

「いいや、俺のでっぱ!」

お、おいやめろ。
男だろお前らは!

「ん……?
 何だ、貴様らは?」

セズクが爽やかな笑顔から殺気を孕んだ狼の目になる。み、美鶴、先輩逃げて!

「しゃくっ!?波音は渡さないしゃくっ!!」

「いーや、俺のモノだでっぱ!」

あぁお前らセズクさんに油を注ぐなー!

「あぁ?誰が決めたんだそんな戯れ言」

もう知らない。
好きにやって。

「そこをどきな」

「どかないしゃくっ!」

「同じくでっぱっ!!」

ああ、あぁぁ。
夢の中なのに、こんなのいやぁ…。

「なら消すまでだ」

セズクの腕が銃に変わった。
痛いほどの殺気が身に染み込んでくる。
もう駄目だ、この二人終わった。



(現実世界)



「う゛…や、やめ…」

「おっ、おっ?
 もう少しで起きるんじゃないかなぁ?」

「何やってんの、姉さん?」



(再び夢の中)



「食らえしゃくっ!美鶴汁!」

うわっ、臭っ!

「デヴァーンナッコゥ!!」

二人の凄まじい攻撃がセズクに向かう。
それを……セズクは

「甘い」

防壁のようなものを展開して防いだ。
反則……だな。

「しゃくっ!?」

「でばっ!?」

防壁を左手のひと振りで解除すると二人の体を地面に叩きつけた。
反動ではねあがる二人の体。そこへ

「フィニッシュだな?」

二人の首にナイフに変えた両腕を………振り下ろした。
ごとんと落ちる二つの首。
セズクは腕についた血を払いおとし、頬についた血が……涙みたいに……。

「さぁ、行こうか、マイハニー?」

先ほどと全く変わらない笑顔で俺に微笑み腕を引っ張る。

「は!?
 ど、どこへ!?」

「ふふふっ…♪」

「ちょっ、やめろっ!!離せ、離してくれっ!!」

ずるずると引っ張られる俺の目に映ったもの。
首が無いにも関わらず二人の……。

「まぁぁつしゃぁぁぁくぅぅぅ……」

「まぁぁぁてぇぇぇでっぱぁぁぁ……」

「いやぁぁぁぁぁ!
 首無しまで襲ってくんなぁぁぁぁぁあ!!
 シエラ!メイナ!蒼ぉ!!助けてくれ!!」



(現実世界)



「ぇぇええぇ、ボンバーヘェェェッド!!!」

「あっ!お目覚めだねぇ?おはよー」

「はぁ……はぁ……」

あ、悪夢だった。
お目覚めも最悪。

「ぉぉ、すんごい汗……」

パジャマが透けるぐらい大量に汗をかいていた。着替えないと風邪を引くにちがいない。
それよりも…。
俺は楽しそうに笑っているメイナを睨み付けた。

「メイナ……お前か……」
「最高のお目覚めだったでしょ?」

この尼ぁ……。

「今から一ヶ月、ゴミ、風呂、洗濯、掃除全部やれ」

メイナの微笑をそれは完璧にぶっとばした。
絶対に許さない。

「そ、そんなぁ?」

「姉さん、ドンマイ」



☆あふたーすとーりー☆



「おはようしゃくぅ、波音っ!」

……。
そっぽを向く。

「な、なぁんで無視するしゃくかぁ!!」

内心ため息日和。

「すまん……今日はお前の顔マジで見たくない……」

「なぁんでしゃくぅ?なぁんでしゃくぅっ!?」

「お願いだからついてこないでぇぇぇ!!」

「波音っ!……行っちゃったしゃくぅ……」


ゆらりと街角に濃い影がひとつ。
言わずともわかるだろう?

「あの顎……マイハニーに……」


               つづくかもぉ

しゃくでば! 美鶴+メイナのからあげ=みつる!! 

しゃくでば! (短編)

お昼休みのことだ。

「でさー、その時仁がさぁ……」

楽しくくっちゃべっていた時だ。
俺の机を掴む手があった。

「ひぃっ!?」

あまりにその演出が不気味だったせいで悲鳴を上げる俺。

「ん?
 ゾンビか?」

お弁当を机の上においてシエラが覗き込んだ。

「ぼ……ヴぉくしゃくよ……ひゅー……ひゅー……」

美鶴だった。
ただでさえ細い体はさらに細くなりもう死にそうである。
別に死んでもいいんだけどね。

「ど……どうしたの?
 今にも死にそうじゃない!!」

メイナが駆け寄る。
あらやさしい。

「お……おなかがすいたしゃくぅぅ……」

なんだ空腹なだけか。
心配して損した。

「大変!!
 ホラ、今朝作った試作品、からあげよ!!!」

口に含んでいた米を吐き出した。

「げほっげほっ……」

というかむせた。
俺とシエラがごほごほと。
お前んな危険なもの作ってたのかっ!?
どうでもいいが最近メイナは料理の腕が上達した。
なんと爆発するタイミングが食べてから約十秒後になったのである。

「わーいしゃくっ♪
 この際なんでもいいしゃくっ♪
 いただきまーしゅしゃきゅっ☆むふっ」

「あっ……」

た、食べた……。
食べやがったよ……。

「……むっ!? 
 かっ、体が……というか顎が……あついじゃぐぅぅっ!!
 あっ……あぁあああっ!!!」

ボコボコボコッ!!

「いやぁあああっ!!」

なんと美鶴の顎が皮膚丸ごと沸騰した水みたいになっていたのだ。
見ている俺がもうわけわかめ。
女子が悲鳴を上げている。
メイナ何をしたんだ?

「うぉべらっ!!」

そして大きく体を曲げた美鶴は口から何かを射出した。
白い……丸い……?
卵?
粘液と一緒に……卵?

「な、なんだこれ……。
 何の卵だ――うわっ!?」

水を打ったように静かなクラスの中俺は勇気をだして卵に近寄った。
と思ったら跳ね飛ばされた。
美鶴に。

「あっー!!
 卵しゃくぅーっ♪
 僕の卵しゃくぅーっ!!」

スリスリ。
やめろその顔で目を閉じながらほおずりするな。
ってか、よくも俺を突き飛ばしてくれたな……?

「この卵ちゃんは僕が育てるしゃくよぉ!!
 むふふふっしゃくぅ……」

……。

「とりあえずさっき突き飛ばしたお返しさせろ」

「へ?しゃく」

パンチ。
美鶴は二メートルちょい吹っ飛んで壁にへばりついた。

「姉さん……?
 姉さーん、おーい……」

シエラがメイナの前で手をひらひらさせるが
あまりにもショックだったのかメイナは反応しない。
ぼーぜん状態。
無理もないか……。

     ・
     ・
     ・

(翌日)

「波音!!波音!! 
 もうすぐ生まれそうしゃくよぉっ!!」

あー?
朝一番からこいつは何言ってんだか。
頭いかれたのか?

「ってか、ソコで温めんなぁああああああああ!!!」

ソコ=大事なところ。
まぁいわずがもがな。

「かわいそうだろ!!
 出せよ!!!」

どーりで膨らみすぎだと思ったぜ。
どんだけでけぇんだとか思った。
シモネタはここまでにしとくぞ。
え、えっちなのはよくないからな。

「あぁん、そんなトコ触っちゃ駄目しゃ……」

「………………」

「ごめんなさいしゃく……」

     ・
     ・
     ・

おや?
卵の様子が……。
動いてる……。

「ぷはぁ!
 あー、苦しかった……」

…………ん。
今晩のおかずはなんだっけなぁ。
シエラがつくったバルチャニムスかな?

「波音、帰ってきてー!」

シエラ、ゆするな。
もう俺は駄目かもしれないんだ。
何がなんだか。
産まれてすぐしゃべったし。

「で……僕のパパとママは……?」

卵から出てきた人間……だろうか?
小さな……そうだな、四歳ほどの子供がきょろきょろと周りを見渡す。
そして美鶴と目があう。

「…………しゃく……」

「……………………」

しばしの沈黙。

「本当のパパとママはどこ……?」

「僕しゃk――」

「きゃぁああああっ!!
 かわいぃいいいいっ!!!」

美鶴は女子郡に押しのけられ人ごみの中に埋もれた。

「うぇ?
 あ、ちょっと!!
 この下裸なんだけど……」

そして女子らにもみくちゃにされる美鶴の髪形を持った可愛い小児。
……ふむ。
もういいや、全部受け入れたわ。

「なぁ、名前何が良いと思う?」

「えっ、それ僕に聞いちゃうの?
 ……そうだな……『みつる』でいいんじゃないの?」

「みつるくーん!!
 こっち向いてっ!!」

「みつるちゃ?ん、こっちおいでっ!!!」

「ほら、みつる君、高い高い!!」

あっという間にクラスの人気者か。
そして俺の隣でそれを見てわなわなと拳を振るわせる人物に声をかけた。

「もう俺もあいつ『みつる』でお前『顎』って呼ぶわ」

「みつるは僕しゃくぅぅぅぅっ!!!!」


しゃぁあああああああああああああああああああ……。





               END つづくかもー

↓新キャラかよっ!!
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しゃくでば! Can I have a heart of familiy? 

しゃくでば! (短編)

前回のあらすじ。
美鶴が吐いた卵からみつるが生まれました。
終わり

「で……。
 この子の預け先どうするんだ?」

俺の懸念ももっともだと思う。
どうするんだ、こいつ。
国籍とか細かいことはこの際考えないとして……。

「やっぱりパパと一緒の方がいいんじゃない?」

もう飽きたと、シエラが再びお弁当を頬張り始めた。

「パパねぇ……」

考えてみた。

パパ=美鶴

ママ=メイナの唐揚げ

「俺だったら三日で死にたくなる」

だろ?
仕方ないだろ?

「じゃあさ……」

シエラの提案。
なるほどな。

     ・
     ・
     ・

「はい、また家族が増えました!」

詩乃が手をパンと合わせてはしゃいだ。

「えとーみ、みつるです……」

うむ。
可愛いぞ。
それを見て蒼は

「か、かわいい……ですけど、何か不吉なシュルエットしてますね……。
 とりあえずそのシルクハットと紳士服着替えましょうか!」

「えっ、な、何するの……?」

「波音、よろしく」

詩乃さん、俺ですか、こういうのは。
やっぱり、俺なんですか。
俺じゃないと駄目なんですか。

「えー……」

「男同士でしょ!
 ほら!」

「波音さん、がんばって!」

しゃーねぇなぁ……。

「ほら、着替えるぞみつる」

     ・
     ・
     ・

その頃美鶴のテントでは。

「なんか……また僕は一人ぼっちになった気がするしゃくぅ……。
 誰も僕を美鶴ってよんでくれなくなったし……。
 あのガキのせいでますます僕の立場が無くなっていくしゃくぅ……。
 もう……もうどうすれば良いんしゃくかぁ……?」

大きくため息をついて涙をこぼす。
服にしみがつくのを恐れたのかその涙をあわててハンカチでぬぐう。
見ているだけで哀愁さそうなんとやら。

「美鶴……おい、美鶴……」

その美鶴を呼び止める声があった。

「で、出刃先輩しゃくっ!?」

なつかしの美鶴の尊敬する先輩の姿ありけり。

「俺の家に……来るでっぱ?」

よかったなぁ、よかったなぁ、美鶴。

「あぁ……あぁぁ……。
 出刃先輩大好きしゃくぅぅぅぅ!!」

寛大な出刃先輩の胸に飛び込もうとした。
だが現実は更に冷たい選択を美鶴に与えたのである。
そうそれは幻覚だったのだ。
あまりにもさびしかった美鶴の心が与えた一筋の
触れてしまうと消える希望だったのだ。

「うぅぅ……」

悔しさのあまり地面を爪で引っかく。

「しゃぁぁぁぁぁっ!!」

顔を涙でぐしゃぐしゃにしながら少年はある所へ駆け出した。

     ・
     ・
     ・

再び詩乃家。

「えっ、みつる君は顎とメイナ姉様の唐揚げが
 化学反応して産まれたんですか?」

「その通りだ。
 実際に見た俺が言うんだから間違いない」

みつるの頭をなでながら答える。

「はのん兄ちゃん、くすぐったいよ」

かわいいなぁ、弟欲しいなぁ。

「私も見たしね。
 なんともまぁ奇妙な気分だよ、うん」

「かわいいな、やっぱり。 
 俺弟欲しいなぁ」

なんでこんなに可愛いんだろう。
パパが顎だとは到底思えない。

「え、何波音?
 弟欲しいの?
 ならさ、私とがんばっちゃう?」

詩乃が自分のシャツの胸元を少し広げて……。
っておい。
ほっぺたが熱くなった。
…………。

「……それじゃ子供になっちまうだろうが」

「だよねー、あははは」

そういう系のねたは苦手だからやめてけろ。

「?
 詩乃姉様と、波音さんが何の話をしているのかさっぱり分かりませんが
 みつる君はかわいそうに……。
 でも大丈夫、私達がそんなつらい過去に負けないぐらいの素敵な思い出。
 これから作ってあげますよ!」

蒼、目が星になってるぞ。
そんなに弟が欲しかったのか。

「蒼姉ちゃん……」

がしっっ!
変な家族愛がここに出来上がった。
わけあり姉弟か。

「にぎやかな家になったねぇ……。
 で、波音私とがんばらないの?」

「がんばらねーからやめろって馬鹿」

     ・
     ・
     ・

ピンポーン♪
とある町のとある家。
といっても大塔高校がある市と変わる事はないぞ。
そこのチャイムがなった。

「はいー?」

ぱたぱたと手を拭きながらドアを開けるぱっと見て三十代ちょい過ぎの女性。

「美鶴!?」

「お義母さぁん、助けてくれしゃくぅ……」

「まぁまぁ、こんなに痩せて……。
 ロクなもの食べてないんでしょう!? 
 とにかく上がりなさい!」

「しゃくぅ……」

えっ、なんだこの展開は。

     ・
     ・
     ・

「じゃぐじゃぐじゃぐじゃぐ(ガツガツガツ)
 おぉいしぃしゃくっ!!
 こんなにおいしい物生まれてはじめて食べた気がするしゃくぅ♪」

もりもりと次から次へと料理を平らげていく美鶴。
涙も止まらない。
嬉しくて嬉しくて止まらないのだろう。

「美鶴……」

「しゃく?」

「お母さんね、思ったの。
 ただ厳しくしてちゃ駄目なんだって。
 昔の私はお前にそのコンプレックスの顔に負けないぐらい偉い人になって……。
 みんなに尊敬されるような人になって……。
 お前に幸せになって欲しかったの。
 だからあんなに勉強とかにしつこくこだわってた……。
 でもそれはお前を傷つけるだけで、結局は家出させてしまった……。
 こんなこと私もお前も望んでいなかった……。
 そうでしょう?」

「しゃくぅ……」

重い……。
俺の……実況が入る隙がない……。
重いというか深い……。

「お義母さん……」

「美鶴……」

「しゃくぅぅぅっ!!!」

ガッシ!!

「お前と私は知はつながっていないけど……。
 それでもお前は私の息子だからね……」

家族愛っていいもんだなぁ、おいおい。
泣けてきやがったぜ、(*´∀`)。





               つづくよっ!多分

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しゃくでば! シエラとでェとしゃくっ☆ 

しゃくでば! (短編)

シエラ下校中。

「さって、帰ったら何しようかな」

シエラは今回一人で帰っている。
授業を抜け出してきたのだ。
だがそのシエラの後ろについて歩くやつがいる。
当然美鶴である。
最初は偶然かと思っていたが……。

「(げっ、こっちみてる――……)」

どうやら目的はシエラにあるようだ。

「……な、なんだよ……。
 せっかく抜け出してきたのに……」

ため息とともに教科書で殴り倒す準備。

「一緒に帰って欲しいしゃ ばこーん

一瞬で殴り倒した。
ひどい。
別に良いけど。

「はぁ?
 波音と一緒に帰れば良いでしょ……」

散らばった教科書を拾いながらシエラが冷たく突き放す。
拒絶されているというのに食い下がる美鶴!

「それが、波音用事があるとかでシエラと帰れって言われたんしゃくぅ……。
 それにちょうどいいしゃくっ!!
 お義母さんに見せる彼女のふりをしてもらうしゃくっ!!!」

「はぁ!?×2
 いつ決まったんだよ!?」

「今朝に決まってるしゃく」

話がナレーターの俺でも付いていけんぞ。
なんだ?
美鶴アホなのか?

「な・に・が決まってるだよ……?
 そんなに死にたいわけ……?」

「ひぃっしゃくぅっ!! 
 ごめんしゃくっ!!ごめんしゃくっ!!
 そしてお願いしゃくっ、一生の!」

こんなところでつかうのか、最終奥義一生のお願い。
説明するまでもないが小学生などがよく使うおねだりのしかた。
一生のお願いとかいいながら何度も使う。

「はぁ……ま、後でなんとかするか……」

「ホントしゃく!?
 わーい、しゃくっ!!わーいしゃくっ!!」

「……(殴りてぇ)
 あ、ごめん、拳が勝手にッ!!」

ぐしゃっ。

「じゃぐぅっ!!」

     ・
     ・
     ・

「あー喉渇いたな」

夏だからな。
シエラは胸元をバタバタとさせた。
熱気が溜まるのだろうか。

「奇遇しゃくねぇ、僕もしゃく♪」

「お前と気が合うなんて今日は仏滅かな。
 好きなもん変わりに買ってやるから金出せ」

「おっ、今日のシエラはやさしいしゃくねぇー☆」

えっと……?
やさしいか……?
ん、俺の日本語能力がおかしいだけなんか?

「僕はMAXコーシーがいいしゃくっ!
 はい、百二十円しゃくっ!」

「はいよ」

シエラは美鶴にもらった銀色と銅色の高価を自動販売機の中に放り込んだ。
そしてすかさず押す、アクエリウス。
皆大好きスポーツドリンクだ。

「あ、あのー……僕アクエリウスじゃなくてMAXコーシーしゃく……」

それを無視してシエラはアクエリウスの缶の蓋をねじ取る。

「プッハー!
 ん、あぁ、MAXコーシーとか言ってたな。
 ほらよ」

そう言うと思いっきり拳を自動販売機に叩き込んだ。
何やってんだバカーっ!!
……と思ったらなんと見本のMAXコーシーを
見本のMAXコーシーを透明のプラスチックを割って取ったではないか。

「ほらよ」

それをにっこり微笑んで渡すシエラ。

「しゃくぅ……これMAXコーシーじゃ……」

ブーブー文句をたれる美鶴(当然といっちゃ当然だが)だが
シエラは歯牙にもかけないといった様子で

「なんだよ、ちゃんとMAXコーシーって書いてあるだろ?
 文句あるのか?」

一喝。

「しゃくぅ……」

今回ばかりは美鶴が少し可哀想である。

     ・
     ・
     ・

「あ、お義母さんしゃく!!」

そんなことしているうちにシエラは美鶴の家までたどり着いてしまった。

「やば……もうここまで来てたのか……。
 この顎の彼女にされるってのはもっぱらごめんだ……。
 おっ、あれ使えるかも」

そしてとある店頭へと最終兵器のスピードで駆け寄るシエラ。
衝撃波とか細かいことは気にしてはいけない。

     ・
     ・
     ・

「紹介するしゃくっ!
 これが彼女の……しゃく?」

「あら、誰もいないじゃない?」

「あんれぇしゃくぅ?
 あっ、あんな電柱の影に隠れてるしゃくぅ!
 もうっ!
 シエラったら以外に恥ずかしがりやなんしゃくねっ!」

幸せに満ち溢れている美鶴の顔がうざい。
なぐりたい。

「まぁかわいらしい娘ね。
 電柱の後ろに隠れるなんて……」

「改めて紹介するしゃくっ!!」

美鶴はダッシュで電柱裏に隠れるシエラの腕を掴んだ。
そのまま引きずりお義母さんの所へと引っ張っていく。

「これが僕の彼女のシエラしゃくっ!!!」

「み、美鶴……」

お義母さんの顔が悲しみに歪んだ。

「しゃく?
 あまりの可愛さに感激したしゃく?
 しゃっしゃっしゃっ、確かにシエラは可愛い灼!
 これでも僕の彼女なんしゃくからねぇ?」

「美鶴……。
 あなたがそれでいいならお母さん止めはしないわ……。
 でも……でも……うぅっ!!」

「お、お義母さん!!どうしたしゃく!?
 お義母さん!!
 ………しゃく?」

なんと美鶴の隣にはシエラではなく
アニメショップの萌えキャラ等身大看板があっただけだった。

しゃぁああぁあああああああ……。

「あーヘヴィな一日だな。
 家帰ったらお風呂はいろ」





              つづかないー


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いやぁん……すごぉい……えっちなしゃくでば! 

しゃくでば! (短編)

「ついにこのコーナーも二回目しゃくー♪」

あ、コーナーだったんだ、コレ。
ってか

「エロくないよね……」

「ショボボンしゃくぅ……」

「う……キモイ。
 まぁ俺にとっちゃどーでもいいことだけどな」

実際どうでもいいしな。

「よくないしゃくっ!!
 お前、それでも○○○付いてるしゃくかぁ!?
 あっ、言っちゃったしゃくぅ♪
 いや?んしゃくぅ☆」

ハァ……。
あー頭痛い。

「と!! 
 ドサクサにまぎれてしゃくっ!!」

美鶴はしゃしゃしゃと走り出したかと思うと
シエラへとダイブした。
そうシエラへと。

「わーーーー(棒)」

「やったしゃくっ!
 シエラを押し倒したしゃくっ(ガッツポーズ)
 ついでにボインタッチもしたしゃくよぉっ☆
 このままいただきますしゃくっ♪」

と言って宙へ舞う。
そのまま高く高くへジャンプしたかと思うと一気に服を脱ぐ。
まるでルパンみたいにすごいことになる美鶴だった。
だがしかし……。

「しゃブオッ!?」

美鶴の着地地点には誰もいなかったのだ。

「バカめ、それは残像だ!」

得意げなシエラ。
お前それがしたかっただけだろ。

     ・
     ・
     ・

「というわけで波音には退場願って今回は
 無理やりおにゃのこにエッチな言葉を言ってもらうことにしたしゃくっ!!
 言うまで今夜は帰さないしゃくよぉん!」

退場させられたがナレーターとしては存在させてもらうぞ。
出ないと細かい描写がうんぬん。

「今もうお昼ですけど……」

蒼は迷惑そうな顔をして美鶴にため息を一つ。

「もうおにゃのこ言うの辞めろよ、時代遅れめ」

シエラもため息をひとつついて美鶴をにらんだ。

「っていうかこのコーナー無理にしなくてもいいんじゃ……」

メイナもメイナでもううんざりといった顔だ。
俺もうんざりなぐらいだから
それに無理やり付き合わされるこいつらはスーパーうんざり。
かわいそうに。

「うるさいしゃくっ!!
 とにかくさっさと言うしゃくっ!!
 まずはシエラしゃくっ!!
 恥じらいながら……
 『ご、ご主人様ぁ、僕もういっt(強制終了)』

おうふ。
それはいきなりハードルとして高くないか?

「エロイッエッサイム。
 エロイッエッサイム」

「何しゃくっ、その呪文はっ!
 エロ入ってればなんでも良いと思うなしゃくっ!!」

お前が言うか。

「もういいしゃくっ!!
 次はメイナしゃくっ!!」

なりふりかまわねぇのか。
もう。
限界なのか、美鶴。

「んー……と。
 コンビにで成人向け雑誌と一般雑誌が分けられてるけど
 コミックコーナーでは分けられてないから結構困るんだよねぇ……」

顎に指を当て考え考え吐き出すメイナ。
それに対して美鶴は

「んんっもうぅっ!!
 違うしゃく違うしゃくっ!!
 僕が求めているのはこうじゃないんしゃくぅっ!!」

何映画監督みたいなこといってんだろうこいつ。

「もう、蒼!
 すべてはお前に託したしゃくっ!!」

シエラとメイナに見切りをつけ美鶴はずびっと蒼を指差した。
超空要塞戦艦の核さんは欠伸を一つ。

「……眠いです。
 それにしても不思議とプレッシャーを感じませんねぇ……」

意外とこの顎すげぇんじゃないか?
プレッシャー感じないとかなかなかの才能……。
やだ、何ほめてるんだろう、俺。

「えーじゃぁ……。
 カマキリって確か雌が雄を食べるんですよ?」

「しゃぁああああああああああああああああっ!!」

「あ、あとカタツムリには雄雌が無いって知ってました?」

「あぁあああああああああああああ……」

美鶴の全身から何かよく分からない液体が噴出し始めた。
黒っぽい……?
ん……?
臭い……?

「それにハムスターは………。
 ?
 何ですか、シエラ姉様」

「その辺にしときな」

「え……?
 あっ……なんですか、これ?」

なんか色々たまっていたのが出たっぽいな。
色々な。
色々。

「じゃ……じゃばば……ごふっ……」

「とりあえず帰ろうか」

「はいっ、シエラ姉様!」

「今夜は焼肉は無理だねぇ……」

「メイナ姉様に料理は無理……痛いですっ!」

頭に一撃をくらって涙目の蒼。
それは言っちゃいけないだろ。

「あっ……!」

「あ、蒼?」

何かを思いついたように蒼はゴ美鶴(ごみつる)のところへと
ととと……と戻る。
どうしたんだろうか。

「オマケにカエルは……」

「――――――――ッ!!!!」

あっ、噴水が。
美鶴が破裂した……。





               MITSURU DIED

しゃくでば! ゲームで成功した人っているの? 

しゃくでば! (短編)

前回までのあらすじ。
名前の横に大きな丸という点数をとってしまった灼場山美鶴。
彼は成績を上げるためにシエラもんに相談を持ちかけ
彼女の助言どおりにしたが、失敗に終わった。
だが……。

「まだしゃく!!
 まだ終わってないしゃくっ!!」

     ・
     ・
     ・

「というわけで、メイナもん!
 なんとかしてしゃく!!」

メイナもん……。
そのうちハノンもんとかいわれるのだろうか、俺は。

「じゃあ成績がアップした気になれる料理を……」

美鶴の顔が変わった。
顔というか顔色が。

「もうあんな危険物……二度と作らないで欲しいしゃく!!
 爆死はまぬがれたけど変な子供まで生まれてしまったしゃくっ!!」

その言葉を聞いたメイナの目から一筋の……涙が……。(感動番組風)

「私の料理は……。
 私の料理は……」

「しゃく?」

「みんなを死に至らしめる危険物だったんだね――っ!!」

泣きながら走りさるメイナ。
美鶴は一人その場に残された。
一瞬の静寂の後に始まるひそひそ話。

「ちょっと、何アイツ。
 女の子泣かしたよ?」

「しかもアイツこの前の変態じゃね? 
 サイッテー」

「うほっ、良い修羅場」

「女の子を泣かしてその上変態だなんて……。
 あれ聞いてる価値あんの?
 ってか人間?」

すごい言われようだが今回は完璧に美鶴が悪い。
だから俺は止めない。

「……僕は……僕は……。
 しゃぁぁぁぁくっ!!!」

美鶴も駆け出す。

「おい、お前のせいだぞシエラ。
 お前のせいでクラス中がなんか美鶴攻め体制に入ってるぞ」

「えー?
 別におもしろいからよくない?」

「お前……」

     ・
     ・
     ・

「あー、結局何も成績アップの方法がつかめなかったしゃく……」

なんで俺のところに来たんだよ。
俺はバカだから力にはなれんぞ。

「誰かお前のまわりで頭いいやついないわけ?」

美鶴は長い間顎に手を当てて考え始めた。
いないのか…。

「……そうしゃく!」

お、思い付いたのか?
頭いい友達いたのか?
美鶴はすっとアンテナ付き携帯を取りだしボタンを連打した。
そのまま耳にあてる。
電話してやがる!

「……しゃく………」

『はい、こちらベルカ第一…』

「蒼を呼んでくれしゃぁぁぁくっ!!!!」

大声だすな!
耳痛いがな!
だがチョイスはグッドだ。
確かに蒼さんならいいかもしれんな。
いい迷惑だろうけど。

『はっ……?
えーと蒼中将…お電話です』

『はい、お電話かわりまし――』

「蒼ー!!お願いしゃく!!成績アップのコツを教えて欲しいしゃぁぁぁくっ!!!」

『…………』

ブツッ。
つーつーつー…。
うるっせぇ!
なにこいついきなり大声あげてんだバカ美鶴。

「お前いきなり大声はアウトだろ…」

やさしく諭す。

「へ?
だってこうしないときこえないんじゃしゃく?」

「はぁ…あのなー……普通に話しかければいいんだよ?もういっぺんかけてみ!」

「わかったしゃく!」

プルルル…。

『はい、こちら…』

「しゃぁぁぁくっ!!!」

「分かってねーじゃねーか!」

『…………』

ブツッ。
つー…つー…。

「切れたしゃく…」

あのな…。
だからな…。

「いいか、美鶴。もう一回言うからな?(略)」

「わかったしゃく!」

本当かよ…。
プルルル…。

『はい、こちら…』

「しゃくっ!」

『……はぁ…。なんでこの周波数知ってるとかキミの携帯どうなってんのとかはこの際問いません』

「ありがとうしゃく。というわけで成績アップのコツを教えて欲しいしゃく」

『……脳トレでもしたらどうです?』

「僕DS持ってないしゃく……」

『じゃあソフトだけあげますよ。うまく受け取って下さいね』

「しゃく?」

ん?
なんだあの空から降ってくる……っ!
箱!?

「美鶴!上!」

「しゃ――」

がぎんとソフトが入っている箱が美鶴の顔に直撃!

「みつるぅうぅう!」





その後美鶴は義母に買ってもらったDSで脳トレをはじめたのであった。


『あなたの脳年齢は…
 0歳です      』

しゃぁぁぁぁぁ…!

「いいのか、悪いのか…」

ってかまた0かよ…。

しゃくでば! 美鶴が時々クヌギの木の上で寝ているよ! 

しゃくでば! (短編)

ミ?ンミンミン……。

「あー今日も暑いなぁ……」

詩乃が突き抜けるような夏の空を仰いだ。

「じゃ!
 遊びにいってきまーす!」

「はい、いってらっしゃい……。
 はぁ……みつるは暑くても元気だなぁ。
 それに引き換え……」

詩乃はちらりと扇風機の前で正座をしている蒼を見た。

「あぁぁつぅぅいぃぃでぇぇすぅぅ」

扇風機に向かって声を発する蒼。
我々は宇宙人までもう少しだ。

「クーラーガンガンの中で一日中そうやって扇風機の前でごろごろと
 筆者の弟みたいなのはどうかと思うんだけどね?」

詩乃の言葉は正確に蒼の頭を叩いた。
ギクッと身を固まらせる少女に詩乃の止めの一言。

「生活習慣病は怖いからなぁ……。
 肥満につながったり病気になったり――。
 その歳でそうなるのはどうかと……」

『肥満』
『病気』
それらは蒼の頭を思いっきり大きく叩いたのだ。

「み、みつるくーん!
 私も一緒に行くっ!!」

     ・
     ・
     ・

「とゆーわけでっ!
 今日は裏山へカブトムシ取りに行くぞッ!」

みつるのお友達。
たーくんはこの暑さだというのに元気百倍。
若いって良いなぁ。

「えっ、話流れがまったく読めないんですが……」

その話に唯一付いていけない存在。
それが彼女なのだ。

「何言ってんだ。
 男なら分かるだろう?
 カブトムシと大艦巨砲主義とドリルは男のロマンだっ!」

たーくん力説。
わかってるじゃねぇか、坊主!
その通りだ!

「私女ですけど……」

乗り気でない蒼をなんとかやる気にさせようと
みつるが一生懸命に取れるらしい虫を羅列する。

「他にもちょーちょとか蝉とか……」

「でもカブトムシなんてとってどうするんですか?」

「大事に大事に育てるのさ」
「でも夏休みが終わる頃にはみんな……」

「コラーっ!
 夢のないことを言うんじゃないっ!!」

     ・
     ・
     ・

「あ、暑い……」

森の奥のほうだからか湿気も混じって来て暑さが倍増されている気がする。
蒸し暑い。
サウナかって!

「さぁ、ついたぞ!
 確かここらへんにいるはずなんだけど……」

たーくんは虫網を持ったまま木をじっくりと見回す。

「あっ、あれじゃないですか?」

蒼が一本の木を指差した。

「『クヌギの木』!
 蹴ってみればカブトムシが落ちてきますよ、きっと!」

「いや、でも蒼ねーちゃん。
 こんなでっかい木を蹴ってもビクとも……」

「はぁっ!」

蒼はみつるのとめる言葉を聴かずに軍で鍛えたケリを
クヌギの木にお見舞いした。
枯れ葉が舞い落ち、幹が揺れる。

「こんなもんですかね……」

「す、すげぇ……」

驚くたーくんの前にぼとっと小さな影が落ちてきた。
足を上にして角のある生き物が地面の上でもがいている。

「おっ、さっそく一匹目の――」

「カブトム「しゃくっ!?」

ぐしゃ。
変な声とともに大きな影が降ってきた。
聞いたことのある口癖だなぁ。
……ん?
ぐしゃ?

「いったぁ?い、しゃくぅっ!
 もう誰しゃくぅ?
 急に木を蹴っ飛ばしたのはしゃく?
 あぁん、もう服がよごれちゃったしゃくぅ?……。
 ん?
 蒼しゃく?
 そんなところで何してるしゃく?」

美鶴に問いかけられた蒼は心なしか震えているような気がした。
少し青ざめた顔で美鶴に頼む蒼。

「あ、あ、あの……。
 その……立ってみて下さい……」

「しゃく?
 ホラ、立ったしゃくよ?」

美鶴のどいた後をみつるがカブトムシを探すが
あの黒い勇姿はどこにもない。

「うへー汁とゴミが大量についているしゃくぅ……。
 ばっちぃ……」

美鶴は立つと同時に自分の服を見渡した。
そのままお尻に付いたゴミを払い落とす。
地面に落ちたゴミ。
あの――カブトムシ。

「いやぁああああああああああああっ!!!」

蒼のいろんな感情が混じった叫びが森に響いた。

「ん?
 なんか、空が暗くなってる……?」

みつるとたーくんが上を見上げた。
それにつられて俺も上を見る。
赤と青の幾何学模様の浮かんだ艦底。
巨大な主翼と巨大な砲を備えた戦艦。
何千もの銃口と何百の砲門が美鶴に照準を合わせる。

「撃ち方はじめぇぇえっ!!!」

蒼の号令と同時に陽天楼の武装が火を吹いた。
数々の色のレーザーが美鶴を、地面をえぐる。

ズガガガガッガガガッ!!
ドドッドドッドドッドドドドド!!!
ズキュグッガァアアン!!!

「じゃじゃじゃじゃじゃじじぃやばばばばばばばっ!!
 あぅぅぅん……しゃく……」

美鶴のいた後は約百メートルほどの深い穴に変わり果てていた。

「はぁ……はぁ……。
 この顎めが……」

「か、かっけぇ!!
 あの艦っ!!」

「あ、あれ蒼ねーちゃんの『ねめしえる』だ」

     ・
     ・
     ・

「あ、おかえり。
 どうだった?」

「うぅぅ、詩乃姉様ぁ……」

蒼が詩乃に抱きついた。

「ど、どうしたのさ蒼。
 よしよし……」

「うぅ……」





おまけ





「あ、よく考えれば砂糖水という手がありました!」



「ふんふんふ?ん♪」

↓(翌日)

「さーてどうなったかな?」



「甘くておいしいしゃくぅ?っ☆」

「…………こんのクソ顎がぁ……」

ズガガガガガッ!!!

しゃくでば! 暗闇へようこそ 

しゃくでば! (短編)

キーンコーン…

あー朝はねみい。
学校に来たはいいんだがあくびが止まらんよ。

「よっ、しゃく、波音!」

そんなだらけた俺の背中に思いっきりバチィィィンと美鶴が。

「いっってぇ!
て、てめぇ今思いっきり背中叩いただろ…」

ひりひりしやがる。
美鶴はというとふぅと両腕を広げやれやれのポーズ。

「しゃくぅ?こんなの只のあいさつしゃくよ。まったく波音はムーバーしゃくねぇ…」

ため息までつきやがった。

「それを言うならオーバーだ!てかお前にんなこた言われたくねぇよ!」

「しゃーしゃーしゃくしゃく♪」

聞いちゃいねぇ。

「なんかさ、お前レベルあっぷしたよな」

「それはどーもしゃくっ☆」

きらっとすんな。

「うざさが」

あー言ってやった。

「はぁ?しゃくぅ?僕なんにもうざくないしゃく。ただ僕はフルライフな生活を送ってるだけしゃくよぉ?」

もう俺疲れた。
だれか美鶴いりませんか?





「う゛?眠い……」

ガラガラとドアを開け目を擦りながらシエラが入ってきた。
と、美鶴がシエラに猛ダッシュ!

「よっ!!しゃくシエラ!!おはようのボインタッチしゃくっ☆」

「お前にだけは嫌」

ジュクスゴォ。
おぉ、モロに入りやがった。

「フッ……いいパンチしゃくね……まぁいいしゃく。今回はこいつで我慢してやるしゃく!!」

そう言うと(宣言すると)美鶴は近くのか弱い別のおなごの胸を……。

「い、いやっ!や……やめてくださいっ……!!」

おいおいマズイぞ、マズイぞ。
調子に乗りすぎにも程があるぞ。

「調子に乗りすぎだね。仕方ない、蒼、行くよ!」

あ、蒼?
蒼さんですか?
と、天井が崩れた。
空が暗い。
奇妙な模様の戦艦が浮いている。

「いいですよ、シエラ姉様!」

「よし、行くよ!」

「な、何するんしゃく!?やめるしゃくっ!」

シエラが手を伸ばし、その先にネメシエルから光が一本。
紫の異空間みたいなのが現れる。

「しゃ、しゃ!?」

すると美鶴がぴったり異空間に吸い込まれていった。





「こ、ここはどこしゃくか……」

辺りは血のようなもので染まり、黒い血管のようなものが壁中に張り付いたひとつの空間に美鶴はいた。
奥からギチギチと音がする。

「しゃぁっ!しゃっ!しゃっ!しゃっ!(走ってるんだよ一応)」

嫌な予感に美鶴はとりあえず走った。
ひたすら続く異空間みたいなのの中を。
だがその美鶴の足を一本の触手が掴んだ。

「しゃくぅ!?」

たちまち手足共々縛られていく。

「しゃくぅっ!!
 僕を食べても美味しくないしゃくよぉっ!!
 いや、犯しても美味しくないしゃくっ!
 犯る相手が 違うしゃくっ!!
 犯るならやっぱきゃわいいおにゃのこしゃくっ!
 やめてしゃくっ!」

そんな下品な美鶴の声が聞こえてたかどうかは知らないが触手の先が

シャキーン(`・ω・´)

とナイフ状に変化した。

「しゃくぅ!?
 犯るじゃなくて殺るしゃくかぁ!?
 わぁぁシエラごめんしゃくごめんしゃく!
 ごめんしゃ―――」

しゃぁぁぁぁぁぁ!!


もちろん続かない。

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しゃくでば! みんなもエコしよっ! 

しゃくでば! (短編)

時はやはり夏。
深い意味はない。
蝉が鳴いている。
その中をワンピースに身を包んだ少女が
ビニールの中に大量の食品を入れてさまよっていた。

「あ、あつい……。
 詩乃姉様、分かってて私をお使いにいかせましたね……」

もうお分かりいただけただろう。
超空要塞戦艦ネメシエルの核。
空月・N・蒼さんだ。

(BGM はじめてのおつかい)

?♪
??♪

「…………うるさいっ!!」

空からどこからとも無くビームが飛んできておいてあるラジカセに命中する。
でっかい穴が開きました。

「嗚呼、重い。
 重いし、暑い、暑すぎます。
 あの公園でちょっと休憩……しましょうか……」

汗が地面に点々と水滴を残す。
夏だから暑いのは仕方ないな。

      ・
      ・
      ・

「よう」

俺颯爽登場。
とはいってもYシャツをだらしなくズボンから出して
団扇で顔を仰ぎながらだが。

「なんという意外な組み合わせ……。
 何でここに?」

意外言うな。
確かに意外な組み合わせだけど。
俺と蒼さんはなんだかんだであまり面識がないからなぁ。
それよりも俺はついさっき悟った出来事を皆さんにお伝えしたい。

「実はな。
 この『しゃくでば!』は俺がいないと成り立たないことに
 ついさっきアイス食ってるときに気がついたんだ。 
 それでいやいやながらもここに来たと。
 案の定蒼さんいるし」

「……へ?」

「もっと正確に言おう。
 このお話をとあるウェブ上に書く人が困るということなんだ」

蒼はあぁ……というように頷いた。

「つまり、波音さんの近くには必ず
 あのクソ顎が登場するというわけですね?」

ぐさっと来た。
分かっていても厳しいものがあるのだ。

「……そうだ」

「コ●ン君体質なんですね?」

ぐぬぬ。
認めたくねぇ……。

「…………そ、そうだ……(泣)」

「帰ります……」

蒼はぱんぱんとお尻に付いた汚れを払い
ビニール袋を両手で持った。

「待って!
 きつい、精神的にも話の流れ的にもきつい!!」

      ・ 
      ・
      ・

夏風に身を任せる。
そろそろ涼しくなってきてもおかしくない午後四時。
公園で二十分ほどのんびりとしているわけだ。

「……クソ顎来ませんねぇ……」

蒼がぼそりと呟く。
いいんだよ、来なくて。
ってか来ることを望むんじゃねぇ!

「あぁ、ハトとガキしかいないなぁ……」

きゃっきゃと公園の噴水の水の中で
べたべたにぬれながらはしゃぐ子供達。
ハトもでぼっぼーでぼっぼーとよちよち歩いている。

「ふと思ったんですが……」

蒼さんが俺をキラキラした目で見た。
何か良いことでも思いついたのだろうか。

「ハトにBB弾食べさせたらどうなるんでしょうか?」

何この子怖い。
クルッポークルッポー。
ハトは平和の象徴とか言われてるけど
糞とかで町を結構汚すよな。
クルッポークルッポー。
クルッポーシャクルッポー。
ん?
違和感を感じた。

「おい、今何か聞えなかったか?」

蒼に話しかけた。

「へ?」

俺の団扇で顔に風を当てて涼んでいた蒼は
何を言っているんですか?と言いたげに聞き返してくる。

「いやだからさ……」

シャクルッポーシャクルッポーシャクルッポー。

「………………」

なんてこった……。
目の前にハトのコスプレをした一隅突出型顔人間が存在していたのだ。
目を合わせたくない。
ってかむしろ頼むから消えてくれ。
ディサペヤーしてくれ。

「シャクルッポー!(お豆をくれしゃくー!!)」

いやそうは聞こえねェんだけど
物語の進行上しかたねぇんだよな。
俺の耳がおかしいとかそういうわけじゃねぇんだよ。

「ママー変なのがいるー」

六歳ぐらいの男の子がとたとたと母親の元にかけていった。
俺でも怖いんだから男の子には刺激が強すぎたに違いない。

「お、お家に帰りましょケンちゃん!
 ほら早くいらっしゃい!」

「シャクルッ!シャクルップー!!
 (待って!待ってくれしゃくぅ?!!)」

いらっ。
俺は立ち上がると美鶴のケツに思いっきりけりを入れた。

「シャクルPOOO!!!」

悶絶するハト顎人間。

「おいアホ何やってんだ」

「シャクルクルシャクポッポー!!」

「日本語でおk」

      ・
      ・
      ・

美鶴はハトの衣装を脱ぐといつもの衣装に着替えた。
そしてぽつりぽつりと話始める。

「今日ママがお仕事で北海道に……うぅっ……。
 出張に行っちゃったんしゃくぅぅぅ……ずずっ」

んなことでいちいち泣くなよ。
ガキか。

「ママって……」

蒼、そういうところは突っ込み始めると止まらないぞ。

「それでッ……食べるものがなくてっ……しゃくぅ……」

普通はお金と一緒に何かメモがついてて
何かこれで食べてねはーとみたいな感じで置いてあるだろ。

「チンして食べてね☆みたいなのなかったんですか?」

やれやれと呆れ顔で蒼がたずねた。

「それがしゃくぅ……」

美鶴はごそごそとポケットから一枚のメモのようなものを取り出した。
書置きだろうか?
なんだ、あるじゃん。

『大変おいしくいただきました。
 byゴキブリ(ジミー・トミー・サミー)
  ネズミ(トム・マンティ・コジロウ)』

oh……。
なんとそれは居候からのお手紙だったのだ。
全て……言いたくないんだがフンでかかれている。
当然臭い。
思わず足の先でメモを蹴り上げてしまった。

「しゃぐぶっ!!」

あ……。
書置きが美鶴の顔に命中。
そんなことより

「うわ――きたね――」

裏側を蹴ったとしてももし水分みたいな成分が
滲み出していないとは限らないからな。
靴の先を念入りに洗う。

「は、早く代わってくれしゃくぅ?!
 前が見えないんしゃくぅっ!!」

ふらふらすんな!
お、おい。
そっちには蒼さんが……。

「ひぃっ!!
 こっちに来ないでくださいっ!!」

大量のレーザーが美鶴を木っ端微塵にした。

しゃぁぁぁあぁぁぁ………。

      ・
      ・
      ・

「というわけで何か食い物をくれしゃく!!
 もうお腹がすいて死にそうしゃくぅ?波音?」

俺の名前を呼ぶな。

「自らの顔を食料として提供してくれる心優しいお方が
 現れることを祈っているぜ!」

ぐっと親指を立てて美鶴を突き放した。
かかわりたくない。

「しゃくぅ……蒼ぉぉぉ!!!!」

「一枚のじゅうたんからたくさんの食べ物が出てくる
 夢のような道具を出してくれるような方に出会えたらいいですねっ☆」

蒼もにっこり笑って美鶴を突き放した。
おそらく深いところでは俺と同じくかかわりたくないという
心情が働いているに違いない。
それにショックを受けたのか静かになる美鶴。
珍しい。

「……しゃくぅ? 
 蒼ぉぉ……あの袋はなんしゃぁぁくぅぅ?(ニタァァァァ)」

顔怖っ!
蒼の顔から血の気が引いた。
見つかっちまったな。

「た、ただのエコバックですよ!!」

必死の弁解も美鶴には通じない。
見てしまったのだ。
中に入っている花園を。

「食い物くれしゃくっ!!!!(くわっ!!)」

唾を飛ばすな顔でかくするな近づくな。
それに対して蒼は

「そ、そんな言い方だと警察呼びますよっ!?
 というか呼びたい、呼びますっ!!」

蒼は手を電話の形にすると耳に当てた。
おそらくネメシエル経由で警察に電話しているのだろう。

「お願いしましゃぁぁあぁぁぁぁくっ!!!
 蒼さまぁぁあああああああああああっ!!!!」

美鶴は秘技『スライディング土下座』を覚えた!

      ・
      ・
      ・

「えーと、豆豆……」

蒼はやれやれとビニール袋まで歩いていくと
中をごそごそしはじめた。
豆?

「な、なぁんで豆なんしゃくぅ!?」

「さっき『お豆をくれしゃくー!』って言ってたじゃないですか」

通じてたのかよ。
俺だけじゃなかった、マジでよかった。
画面の前の諸君。
もし通じていたら結構やばいかもしれないぞ。

「あ、ありました!」

蒼は袋から一つのプラスチックケースを取り出した。
山椒と文字が書いてある。
読める方は多いと思うけど一応読み方を言っておこう。
さんしょうだ。

「さんs……じゃなくて、黒豆です!」

嘘つきやがった。
何をたくらんでやがる。

「わーいしゃくぅっ♪」

お前もお前で気がつけよって話しですよ。
えぇ。

「蒼、お前……」

俺の苦しい突っ込みも虚しく空に消える。

「さぁたんとお食べくださいっ☆」

美鶴は両手一杯に山椒――もとい黒豆をとると
くんくんと臭いをかいだ。

「かわった臭いしゃくねぇ……」

気づかれたんじゃね?

「はい!
 それはディンギス・マルグーレンというところで取れた特別な
 とっても貴重な黒豆なんですよ♪(当然嘘)」

美鶴はそれを聞いてぱぁぁっと顔全体を輝かせた。
どんだけ単純な男なんだ。

「何はともあれようやくご飯にありつけるしゃくぅぅっ!!
 いただきまーすしゃくっ!!」

両手一杯の黒豆(仮)を頬張る美鶴。
そして

「じゃァァァァァァぁあああああああああああああああぁぁ!!!!!」

山椒の実は小粒でもぴりりと辛いのだ。

      ・
      ・
      ・

「るんたったーりぁーうぃーあぁーざわぁーるど!
 うぃあーざちるどれぇぇん……」

シエラがチャリに乗って町を駆け巡っていた。

「うぃあーざ……?
 ん、何だ?」

何か不吉なシュルエットがピクピク痙攣しながら
公園の入り口でうつぶせになっている。
美鶴だ。

「な、何やってんの、お前……」

チャリのブレーキをかけ美鶴の頭付近で止まるシエラ。

「しゃ……しゃ……ヒューヒュー」

美鶴が顔を上げた。
それを見たシエラの不快指数が少し上昇する。
醜い……っていうか唇がすごくはれている。

「げっ……すごい腫れてる……。
 てか何でお前そんなに黒こげなんだ?
 それになんでいつもよりさらに痩せてるんだ?
 骨見えてるぞ?」

「しゃふぅ……」

「それにしても今日は暑いな。
 まさかと思うが辛いものでも食べたんじゃるまいな?」

「み……み……」

腫れた唇の隙間からかすかに言葉が発せられる。

「?
 何?」

「み、水を……くれしゃく……」

「水?
 あー、飲みかけのしかないや。
 ま、これで勘弁してくれ!」

シエラはペットボトルのキャップを捻って空けると
それを美鶴の上から降りかけた。

「よし、これで少しはマシだろう?
 じゃ?な?はっはっは……」

お前も相当な悪魔だと俺は思うよ。

「しゃ……く……」ガクリ

(翌日)

がらっと教室のドアを開けて美鶴が入ってきた。
あいさつをしようとそっちを振り向いた俺の目に
なんとも奇怪な様子が飛び込んできた。

「何、お前その頭wwwww」

思わずwをつけてしまうほどの現象。
そう、美鶴の頭から双葉が大量に生えていたのだ。
山椒の種だろうか。

「う、うるさいしゃくっ!!!」





               END  つづくかも



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しゃくでば! お誕生日 

しゃくでば! (短編)

「三月二十六日は何の日かわかるしゃく?」

のんびりしたお昼休み。
美鶴が教壇の上でクラス全員に呼び掛けた。
クラス中が静まる。

「帝国憲法記念日?」

シエラがメロンパンの空き袋ゴミ箱に
丸め捨てながら答えた。

「違うしゃくっ!」

「じゃああれ?
 あれでしょ、あれ」

「そうそう。
 よく考えるしゃく」

三月二十六日って明日だよな?
何の日?

「海の日?」

「そんだけ考えてそれしゃくかぁ!?
 三月って言ってるしゃく!」

え、海の日違うのか。
じゃあわかんね。

「だぁぁれもわからないしゃくかぁ!?」

ふんぬと鼻の穴を広げつつ美鶴はクラスを見下ろした。
知らんもんは知らんもん。

「仕方ない、答えしゃく……。
 三月二十六日。
 326。
 美鶴しゃく」

はぁ。

「で?」

シエラはどーでもいいと言ったように
野菜ジュースをすすった。
俺はお茶でご飯を流し込んだ。

「つまり明日は僕の誕生日なんしゃくよ!」

はぁ。

「……で?」

俺は美鶴に次を言うように促した。
どうぞ。
次、どうぞ。

「だから僕の家でお誕生日おめでとうパーティーを開くしゃくっ!
 是非来てほしいしゃくっ!
 特に波音は絶対に」

持ってたアリル特性お弁当を落としそうになった。
な、なんだってー!
クラス全員のドンマイという目哀れみの目が痛い。
名指しかよ。

「パーティーに参加するのは自由しゃく!
 ただし条件があるしゃく!」

条件?
どーせろくでもないんだろ。
パンツ見せろとか。
美鶴がまともな条件を提示するわけがない。

「プレゼントを持って来てほしいしゃく!
 波音はいいしゃくよ?」
 いつもお世話になってるからしゃくっ!」

はぁそりゃありがとうね。
それに思った以上に当然の条件だった。
ほう。
いつに無く本気だというアピールか。

「明日は土曜日で学校は休み。
 絶好のパーティー日和しゃく!
 パーティーは夕方四時から始めるしゃくからそれまでに集まってほしいしゃくっ!
 以上しゃくっ!」

     ・
     ・
     ・

「マジかよ……」

とぼとぼと坂道を歩いて帰る。

「ドンマイだねぇ」

詩乃が笑いながら俺の背中を叩いた。

「なぁ詩乃。
 お前、行く?」

「面白そうだし行くこうかな」

詩乃はやんわり髪をいじりながら答えた。

「シエラとメイナは?」

俺と詩乃の後ろを歩く最終兵器姉妹に尋ねた。こいつらが行くわけない。
わけない。
わけないよ。

「私達は行くことにするわ」

メイナが頷きながら答えた。

「え?」

なんだ聞き間違いか。
うん、きっとそうだ。

「シエラ行くの?」

「行く」

シエラがこくんとメイナと同じように頷いた。
なんやねんもー!
いくんかい。

「わかった。
 俺も覚悟決めた。
 行くわ」

ため息のネタがまたひとつ増えた。

「なら私の家で会議だね」

詩乃が夕日に目を細目ながら言う。
何か企んでやがるなこいつ。

     ・
     ・
     ・

「蒼、ただいま?」

詩乃が玄関で靴を脱ぎ捨てる。

「詩乃姉様!
 おかえりなさいっ!」

白いワンピースに身を包んだ蒼が詩乃に飛び付いた。
ワンコみたいで可愛い。

「ただいま、ただいま」

詩乃は蒼の頭を撫でながら俺達に

「入って入って」

そう言った。

「遠慮なく。
 邪魔するぜー」

綺麗に靴を脱いで居間まで歩く。
ドアを開けるとなんともまぁ広い居間があった。

「皆さんお揃いでどうしたんですか?」

蒼が頭に?を浮かべながら聞いてくる。
とりあえず頭をなでなでしてこたつに入った。

「うぅー、やっぱりこれだねぇ」

メイナはこたつで丸くなる。
猫かって。
ぱたぱたとキッチンから人数分の紅茶とお菓子を持って来た蒼になんで来たのか説明する。

「なるほど。
 つまり明日はクソ顎の誕生日なんですね」

「そそ」

少量の砂糖を入れ紅茶を啜る。
おいし。

「で、美鶴のプレゼントを考えるために集まったわけ」

シエラは紅茶の中にどばどば砂糖を突っ込みながら付け足した。
入れすぎだおまえ色変わってんじゃんほらもー。

「さって会議といきますか!」

詩乃はどこからかホワイトボードを引っ張り出してくるとマジックででかでかと

『美鶴をなんとしてでも喜ばしたろ企画』

とでっかく書いた。

「スペースなくね?」

「うん、私も今書いてから思った。
 とにかく誕生日ぐらいはあの美鶴といえど祝ったらなきゃ可哀想。
 いつものスカート捲りとかの悪事は許して真剣にプレゼントを考えようと思う次第。
 議長であり最終決定者、そして最高権力者は私鬼灯詩乃が承ります」

色々と総舐めすんな。
まぁとりあえず俺はプレゼントいいらしいから
お前らでがんばって考えてくれたまえ。
俺は机に突っ伏した。
眠い。
ほっぺたを肘に乗せてだらけた姿勢で会議を眺める。

「喜ばす……ねぇ。
 私あんまりいい思い出ないんだよねぇ……」

メイナが頭に手を押さえながらぼやく。
俺もない。

「で――――」

お、議長にして最高権力者の意見か。

「――何から話す?」

ちょ、おま。
考えとけ。

「シエラ何か意見ない?」

「ぼ、僕!?
 えーと……ない」

「メイナは?」

「ないわ」

「あ、蒼……」

「私……えーと……。
 ごめんなさい姉様」

「…………」

難航してますな。

「は、波音!
 あんたはないわけ!?」

「何で俺に降るんだよそこで。
 えー?
 プレゼントだろ?
 喜ばすには美鶴の好きな物あげればいいんじゃねぇの?
 心を込めたもの渡せば美鶴も喜んでくれるだろ。
 別に美鶴が好きなものじゃないとしても」

「ということだ。
 各自行動開始!」

会議短っ!!

「美鶴の好きな物……。
 エロ本?」

シエラ落ち着け、落ち着くんだ。
そっち方向に広げるのはまずい。

「私何にしようかなっ♪」

メイナは案外余裕なんだな。
期待だ。

「カップヌードルとかでいいか」

ひでぇ。
詩乃さんそれはひでぇっす。

「ミサイル?」

蒼……。
お前もう……。
なんていえばいいんだよ……。
この後俺達は詩乃の家に泊まりこみ
明日のプレゼントを考えたのであった。
ついでに愚痴らしてもらう。
俺寝るとき廊下だった。
寒い中毛布一枚しか貰えずいくら床暖房だからってひどすぎる。

「何か危なくない?」

メイナめぇ……。

「あー確かに。
 昔からの付き合いから考えると
 こいつこんな顔して案外すけべえだからね」

詩乃も詩乃だ。
ひどい。

「蒼もいることだし。
 波音ごめんね☆
 今日は廊下で寝てね☆」

うぅうう……。
これも美鶴のせいだっ!

      ・
      ・
      ・

(翌日午後四時)

「今日は集まってくれてありがとうしゃくっっ!!」

マイクを握り小指を立てながら美鶴がはしゃぐ。
頭には変なキラキラした帽子を被ってるし
『俺が主役』と書いてあるたすきをかけている。
のりのりじゃな。
美鶴のお義母さんが

「皆プレゼントを持ってきてくれるし……。
 本当にごめんなさいね、みなさん。
 美鶴がわがまま言ったみたいで……」

俺達に頭を下げた。

「いえいえ。
 美鶴君の誕生日なので。
 だいじょうぶですよ、おばさん」

「じゃあ私は引っ込みます。
 美鶴をどうかよろしくお願いするわね」

「はい」

美鶴のお義母さんは目にきらりと嬉し涙を光らせながら部屋から出て行った。

「今日は……
 波音とシエラとメイナと詩乃と蒼と出刃先輩があつまってくれたしゃくね!?
 本当に本当にありがとうしゃくっ!!
 早速プレゼントを開けようと思うしゃくっ!!」

美鶴は目の前に積まれた俺達のプレゼントに手を伸ばした。
俺達って言ったけど俺のは入ってないぞ。

「この赤色の箱は誰しゃく?」

「あ、それ僕だ」

「シエラしゃくか!!
 うわぁありがとうしゃくっ!!」

美鶴は本当に満面の笑みでシエラのプレゼントのリボンを解いた。

「案外軽いしゃくねぇ……。
 おーぷんざせさみーしゃくっ!!」

赤い箱が美鶴の手により開けられる。
中にはきらっと輝く……百円玉が……。

「な、なぁんしゃくかこれ……」

「ん?
 百円。
 ジュースでも買って」

美鶴の笑み率ががくんと下がった。

「百円って……。
 だ、だいじょうぶしゃく!
 まだたくさんプレゼントは残っているしゃくからね!
 シエラありがとうしゃくっ!
 次行くしゃくっ!!」

「別にいい、お礼なんて」

確かにお礼に値することなんてお前してないもんな、シエラさんや。
ちなみに俺が寝ている間に詩乃達はプレゼントを包んだみたいで
中身は一切知らないんだ。
だから俺も少しわくわくしてたりする。
美鶴はシエラからのプレゼントを横に奥と
白い長方形の箱に手を伸ばした。

「あ、それ私のだ」

メイナだ。
結構でかいな。

「おっ、重たいしゃくっ!
 これは期待できそうしゃくっ!!
 ではおーぷんざせさみーしゃくっ!!」

包み紙をビリビリと破り中をのぞく。
おぉ、ロールケーキか。

「うわぁっ、おいしそうしゃくっ!!
 メイナありがとうしゃくっ!!」

「メイナさん特製のスーパーあまあまロールケーキだよ。
 賞味期限近いから早く食べてね」

おい今何つった。
メイナさん『特製』って言わなかったか?

「め、メイナが作ったんしゃくか?」

「そうだよ?
 がんばったんだからちゃんと食べてね☆」

満面の笑み。

「そ、そうしゃく……か。
 あ、ありがとうしゃく……」

美鶴死亡のお知らせ。
メイナ、お前はそろそろ自分の料理が
殺人兵器だということを自覚したほうが良いかもしれない。

「つ、次は……」

「あ、私のだ」

紫の箱。
そこに綺麗な色のリボンが付いている。

「詩乃しゃくか!
 よかったしゃくっ!!」

「なにそれ、どういう意味?」

シエラが食いつく。

「い、いや深い意味は……。
 とにかくおぷせさしゃくっ!!」

美鶴はわくわくした顔でリボンを解く。
そして箱の蓋を開けた。

「な……」

そして箱を見て絶句してしまった。
何何?
何が入ってたんだ?
俺は横から覗き見した。

「ぶふっ!」

草ってお前、石ってお前。
そして落ち込みまくる美鶴。
気の毒すぎてかける言葉が見つからない。

「美鶴が喜ぶかなーって。
 悪意はないよ♪」

いや嘘付け!
お前悪意の塊じゃねーかよこれ!!

「まぁ美鶴落ち込むなでっぱ。
 俺のプレゼントを開けてみるでっぱ」

出刃先輩ちーす。
久しぶりの出番おめでとうございます。

「せ、先輩っ――!
 おーぷんざせさ――おぉぉぉおおおしゃく!!!!!」

「最高峰のものでっぱ。
 喜んでもらえると嬉しいでっぱ」

美鶴が神々しい光とともにケバイピンクの箱から取り出したもの。
十八歳にならないと買えない薄くて高い本だ。

『堕ちた巨乳美人教師』

oh……。

「先輩……」

「美鶴……」

きらきらきらきらきら。
薔薇ぶわわっ。

「本当にありがとうしゃくっ……」

キラキラシャボン追加。

「全然いいでっぱ……。
 喜んでくれてうれしいでっぱ……」

あははうふふモード突入。

「蒼、見ちゃ駄目だからね」

目をつぶった詩乃が蒼の目を後ろから押さえる。
シエラとメイナも目と耳を塞いでいる。
俺も目をつぶりたいけど物語のナレーション的立ち居地だから
見なきゃいけない。
誰か代われごるぁ。

「先輩ーーー!!
 大好きしゃくぅぅぅぅぅっ!!!」

うっぷ、はきそう。
美鶴抱きつくし、先輩に。
先輩は先輩で美鶴受け入れるし。
もうやだこいつら二人。
もうプレゼントは全部か……ん?

「おい、美鶴後一個残ってるぞ」

あはうふモードの美鶴を蹴っ飛ばして現実に引き戻す。

「本当しゃくね?
 青色だし蒼からのプレゼントしゃくね」

腰を抑えながら美鶴は蒼のプレゼントに手をかけた。

「さ、開けるしゃくよ。
 蒼ありがとうしゃく!」

「けっこう作るの大変でした。
 大事にしてくださいね?」

詩乃に目を塞がれながら蒼が美鶴に言った。

「オイお前らもういいぞ」

「あ、終わった?」

「おう」

「いっくしゃくよーっ!!
 おぷせさっしゃくっ!!!」

…………?
どしたの、美鶴。
固まって。

「あ、蒼何しゃくかコレ」

「何って……。
 見て分かりませんか?」

どら。
横から覗く。

「ほーいいじゃん、美鶴。
 よかったじゃん」

「ずぇえんずぇんよくないしゃくっ!!
 なんしゃくかこれぇぇっ!!!」

美鶴は箱から蒼のプレゼントを引っ張り出すと
高々と掲げた。

「何って百万円程度たまる貯金箱ですよ。
 ダンボールから作った」

「ちょ、貯金……。
 しゃ…………」





しゃぁあああああああああああああああ………。





「さいころよりもこっちの方が良いと思ったんですが……」

蒼、お前……。
でも手作りじゃん。
よかったな、美鶴。

「僕はもっと……もっと……」





しゃぁああんしゃぁああああ!!!





とりあえずお誕生日おめでと美鶴。





               つづくかも?

しゃくでば! まぁどこかの部分に使わせてもらいますよ。 

しゃくでば! (短編)

「波音、波音!!
 一緒に帰るしゃくよ!!
 校門でまってるしゃくからね!!」

タッタッタッ……と駆け出して行ってしまった。

「は?
 え、おい、ちょ!?
 あ、あぁ……えぇ……?」

そう、このとき俺は思わなかった。
まさかあんなことが……。
そしてこの去っていく美鶴が俺が見た
最後の美鶴になるなんて……。
約二十秒後の姿がコレだ。

「しゃ……しゃ……」ピクピク

こんな短時間でリンチに数回あって
もう目も当てられないんだよ。

      ・
      ・
      ・

君は考えたことがあるだろうか?
どうして、うちのクラスは美鶴をいじめないのかと。
それはこのクラスがおりこうさんだからだ。
まぁ一部の女子は恐れているんだが。
しかし、他のクラス、または世間様はそう甘くはない。

「ったく、わけわかめなんだけどアイツ。
 何で一緒に帰ることになってんだよ、ハゲ」

しぶしぶ教室から出て校門に行く。
まぁ仕方ない。
コレも美鶴が主人公である限り俺の宿命なのだ。

「もうやだ。
 泣きたいわ、俺。
 そもそも俺の立ち居地に何で他のヤツが
 つかなかったんだっていう。
 シエラとかでもよかった気がしてならねぇんだが」

まぁこんなこと言っても代わる訳ないので。
玄関で靴を履いて校門にたどり着いた。

「げ、マジでいる。
 しかもあの鞄を両手でもってうつむく姿勢。
 昔の恋愛ゲームとかでよくあるシュチュというか
 持ち方?
 待ちかたじゃねーかオイ」

裏から帰ろうかな。
正直関りたくないんだよ。
と、肉を打つ音が。
バキッと。

「ん?
 何の音?」

「じゃぐぅっ!!
 ぼ、僕は何もしてないしゃくよぉっ!
 やめてしゃくぅっ!
 お願いしゃくっ!!」

美鶴が他のクラスの奴らにリンチにされていた。

「っせぇ!!
 てめぇの顔見るとむかつくんだよ!!」

うわ、あの顎ついにいじめられてるよ。
しかも小学生みたいな理由で。

「やめてほしけりゃ金だしな、金」

あ、そこは中学生っぽい。

「しゃくぅ……」

「あぁ?
 たった千円?
 ちょっとジャンプしてみろよ」

「こう……しゃく?」

チャリンチャリン。
あ、こいつおばかだ。

「まだ持ってるやないけー!!」

綺麗なあっぱーが美鶴にヒット!

「僕は人を待っているだけだったしゃくっ!!
 な、なんで攻撃してくるんしゃくかぁ!?」

「だから、てめぇの顔がむかつくんだよ!」

そして再開される攻撃。
人を待つ……か。
俺のことだよな。

「痛いしゃくぅっ!!
 やめてくれしゃくぅっ!!!」

「ははははは!!!
 おいマジでこいつ無抵抗だぜ!!!」

……っ!

「波音っ!
 早く来てくれしゃくぅぅっ!!」

その悲痛な叫び。
俺は耐え切れなかった。

「おいてめぇら」

俺は不良三人にガンをつけてしまったのである。
うわぁやっちまった。

「あぁ?
 なんだてめぇ?
 まさか波音とかやらはてめぇか?」

「いかにも」

だせぇ。
俺だせぇ。
いかにもってなに。
侍?
武士?

「しゃくっ!! 
 波音!!」

「すまんな、美鶴。
 なんか悪いことしちまったみたいで」

あぁ顎すりむけて……。
あぁ顎……。
顎……。

「てめぇもこいつの仲間なんだろ?
 許して欲しかったらほらジャンプしろよ」

「するか、モヒカンハゲ。
 ほらいいからかかって来い」

俺は鞄を投げ捨て戦闘態勢に入った。
敵は三人。
たいしたことはない。

「おらぁっ!!」

まず一人目。
相手が殴りかかってきた瞬間に体をかがめ避ける。
そしてすかさず下からの追撃。

「砕け散れクズ」

クリーンヒット!
一人目は大きくぶっ飛んで地面に大の字になって倒れた。

「てめぇっ!!」

二人目と三人目は同時に来るようだ。
ふふん、その程度で……。
ってうぉっ!?
棒持ってる!

「痛っ……!」

腕で右をガードしたものの左からの攻撃が
俺の頭に傷をつけていった。
ぬるりとした液体が目まで垂れ下がる。
――血かよ。

「ふん、ざまぁ見ろ」

俺はその言葉にイラっときた。
腕でガードした右側の不良にすかさず蹴りをぶち込む。
当然避けられるのは想定内。
すかさず油断した左側の鳩尾に一発叩き込んでやった。

「うぐっ……」

倒れた左側の頭を蹴り、脳震盪ざまぁ。
泡をふいた左側の棒を奪い取り右側を挑発する。

「来いよ」

「くそがぁっ!!」

叩き込まれた棒を左腕で弾く。
棘が刺さったがそんなものはどうでもいい。
開いた隙を狙い右腕の棒を思いっきり振り下ろした。
棒が相手の頭に当たり折れるほどの衝撃で。

「ぅ……ぁ……」

コレで全員か。
たいしたことなかったな。

「は、波音……」

「美鶴、ほら帰るぞ」

「で、でも波音……血が……」

「アロンアルファぬっときゃ治るだろ。
 ほら、帰るぞ。
 立てるか?」

俺は美鶴の肩を持ちながら校門から出た。

「すまんな、美鶴。
 助けるのが遅れちまった」

「だいじょうぶしゃくよ。
 それより波音の方が……」

「いいって。
 別に」

「……しゃふっ♪」

なんだよ笑うなよバカ美鶴。

「んだよ気持ち悪いな」

「これからも波音、友達でいてくれしゃくっ!」

「…………。
 ………………。
 ――――嫌」

「え……?
 しゃ…………」





しゃぁあああああああああああああああああああああッ!!





               つづくかも?

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